糖鎖のリングが「A-1でありD-3」の体質の女性の解説
今年1回目の湯治を玉川温泉で終えてきました。家に帰ってきた途端にPM2.5の洗礼を受け鼻水が止まりません。黄砂の独特な甘い匂いが凄いですね。東北に移住したい気持ちが強くなります。
本当に移住してしまいたい。
今回は初めて会う人が多くて勉強になりました。
お風呂で一緒になった女性が興味深いことを教えてくれました。
「私の娘は韓国に住んでるんだけどコロナにかかって入院しちゃったのよ。もう心配でいられなくなって私は看病しにいったの。後遺症が酷くて1年くらいいたわ。そしたら骨折してね。病院に行ったの。そしたら手術で治さないといけないと言われて、心配した娘がもっと大きな病院に行ったほうがいいっていうからそうしたの。そしたらね、これはただの骨折ではなくて癌による骨折ですと言われて大学病院に行ったの。そしたらリンパの癌だって言うことがわかって、余命4か月って言われたんだけど抗がん剤なんかの治療をしても2か月くらいしか伸びないのよ。それってどうかと思って、当時は娘が暮らす韓国にいたんだけど、夫の居る日本に戻ってきたらちゃんと病院に行けと言われて行ったんだけど同じような検査をして同じようなことを言われて同じような薬を勧められてね。まったく無意味だったわ。2回も同じことを繰り返して疲れちゃった。それで私怒ったのよ、なんなのそれはと。病院に行く限り半年以内に死ぬって言われるのは変わらないし誰も治る話をしないのよ。どうやったら痛くなく楽に死ぬかと言う話しかしないのに、その方法は全部痛そうなのよ。やってられないわよ!ということで、この温泉に来たのが去年の春でね?まだ生きてるわ、私」
その奥さんは
・最初にリンパの癌になった
・骨折をした
・胸腺に転移して腫れた
・甲状腺と食道に小さな癌がある
というのです。
最初にリンパの癌ということなので糖鎖のリングで言うとDの症状であるということがわかります。
骨がもろいということはDよりはAの体質に近いということですよね。ですからA寄りのDではないかと思い「甲状腺はどうですか?」と質問したところ「甲状腺と食道に凄く小さな癌があるけど小さいから病院では放置されている」と言われました。
私は今までこのように考えていたので彼女はD-3のタイプだと思いました。
実際に彼女の体の湯ただれの位置を見ると
・腰
・太ももの横
に多く出ていたのでCDタイプの人に多い部位です。
普段気にして食べているものを聞いても典型的な菜食主義で体に良いとされている野菜などを食べていました。漢方にも詳しくて甘草やナツメなどのお茶も飲んでいるそうです。チャガも飲んでいました。キムチが好きで香辛料の使用量も多いですがどれについても「健康に良いと昔から言われていたから食べていた」と言っていました。
もし完全にDの体質であれば骨は強く、折れるのではなくむしろモリモリと盛るはずです。そして彼女の顔つきを見ると目玉の感じやあごの骨の様子から「A女性にありがちな皮膚感や骨格をしている」と感じました。
だからDタイプとAタイプの間の人なのだなと結論づけました。
彼女は「A-1でありD-3」の体質で、症状はCDタイプの症状が出るけれど食べても良いものはAタイプの食べ物です。だってこの体質は本来Aタイプなんだもの。
このことについて彼女に言うと「うれしい!私おかゆが大好きなのにダメだと言われて我慢していたの!これで食べられる!」と喜んでいました。
でも同時に「チャガ茶を沢山毎日飲むとアロマターゼの影響で視力が低下したり物忘れをしたりするから、毎日飲むのではなく間を開けることが大事。車を運転しているときに事故を起こしやすくなるから注意しないと。良性でも悪性でも腫瘍の中央にはアロマターゼという酵素が存在するからこれを減らすことは大事なことだけど、バランスを考えなければ。甘草は体の硬さや炎症を取ると言われているけど薬物代謝酵素の量や女性ホルモンの量を大きく変えてしまうから長期連用せず間を開けたほうがいいし、続けて飲んでいると手に力が入らなくなったり関節が痛くなったりする。特に手や指に力が入らなくなったりする」というと、「視力!物忘れ!関節!思い当たる!良いと言われたから飲んでいたのに!」とショックを受けていました。
チャガに関しては「この温泉に来る人みんな飲んでるから!」と言われて申し訳ない気分に。チャガは数年前に私が飲んでいたのを皆がマネしてブームになったんです。クリルオイルもそう。その後アイハーブで買い物をするおばあちゃんが増えたりあんこ水を飲むブームがきたりしていました。生体異物除去食の概念は全然流行らないのに、「これを食べると良い」という概念は流行りやすいですね。人間は皆食いしん坊だから「食べない理論」より「食べる理論」のほうが好き。
まあ、それはおいておいて。免疫力に関してはこのような図式があります。ABタイプとCDタイプであればABタイプのほうが免疫力が低いです。厳密にいうとBのほうがAよりも免疫力が低いです。
胸腺はD-3のブースに入りそうですね。
A-1でありD-3の女性はガレクチンの多い食品を食べた時に、Dの症状が強く出ます。Dタイプの女性ならばD向けの食事を取れば健康になるはずですが食べれば食べる程症状が強く出てしまいます。
A-1でありD-3の女性というのは今まで何人か見たことがあります。
たとえば膠原病の女性。抗リン脂質抗体症候群の人。全身性エリテマトーデスの人もいました。食べ物はAタイプでしたが、症状は皮膚に出たり関節や骨に出たりしてDっぽいんです。いわゆる典型的な「体に良い食養生のメニュー」を試したくても食べると苦しくなるから食べられないようでした。
元気になりたいのに食べられなくて自信を失ってしまうのもこのタイプの特徴で、脾臓の癌の女性もそうでした。
「病院の先生からはこういうものを食べなさいと言われるんだけど、食べるとぐったりしちゃって食欲はなくなっちゃうしそうなると本当に何も食べられなくなっちゃうのよ。倦怠感が凄くて何もやる気がなくなってしまうし、家族には心配をかけてしまうけどこれがいいよと言われたものが食べられないと怖くて何も食べたくなくなってしまうの。私は一体何を食べて生きていったらいいの?私の好きなものは全部否定されるし、いいと言われているものは食べると具合が悪くなるし本当に生きていたくない…。それならいっそ早くお迎えが来て欲しい」と言っていたんです。お孫さんと一緒に来られていて「本当に食事量が減っていて心配。お腹がすかないのかな?」と不思議がっていましたが「Dの症状が出るときは人は空腹感に強くなって耐えられてしまう」という特徴があります。平気なんですよ。
A-1でありD-3のタイプの女性は健康な時は「Aタイプのご飯」を食べていればいいです。そして病気になってもAタイプが食べられないものの殆どは基本的には変わりません。
免疫力がわけわからんことになるので、Bタイプのご飯のようにナマモノとかちょっと避けてみましょうか。空気の悪いところにいるのも良くないですよね。何より自分が美味しいと思うものをストレスなく食べることが本当に大切です。
その時私は「餅とおかゆはOKよ。でんぷんがα化されているものならいいのよ。団子も食べれるよ」と言ったんです。するとおばあちゃんは「お餅が好きなの!」と凄く喜んでいたらしくて、後でお孫さんから「帰宅しておかゆを作ってあげたらよく食べました」と連絡が来ました。
A-1でありD-3というタイプの人は特徴的な部分があります。
真ん中の線を挟んで上にあるC-1の影響が強くなるんです。これは心臓の部位ですよね。
心臓の部位に症状が出始めると動悸息切れのほかに直接的に胸が痛くなったりします。階段を上がるとすぐに息が切れたり、ちょっとしたことにびっくりして心臓がどきどきしたりします。これが「体の衰えが凄い」という実感になり、「辛い」という気持ちにつながりやすいのですが実際に心臓の苦しさに直面していない人には想像がつかないことだと思うんです。でもものすごく大変なんですよ。とてもとても苦しいんです。息をするのも苦しくなると「早く楽になりたい」「早く死ねたらこの苦しみから逃れられる」「何のために生きないといけないんだろうか」というようなネガティブな感情がナチュラルに生まれてくるんです。
でもこの「感情」は気のせいです。
ただ単に「心臓が苦しいだけ」です。
でもごっちゃになっちゃうんですよ。切り離して考えることが難しいほどに、心臓の痛みは本当に痛くて不安になってくるんです。不安に耐えようとすると余計に苦しくなりますよね。全部治していきましょう!
これらの症状を糖鎖のリングに当てはめて考えてみましょう。
忘れてはならないのはこれが女性だということです。女性ならAタイプかDタイプのどちらかです。Dの症状が出ていて、それ以外の違和感もD、C、Bに出ていました。キーになったのがAの骨の弱さですよね。
本来の偏りよりも左に偏っているわけです。ということは、チャガ茶を飲んでよかったのはわかります。チャガは偏りを右のほうに作る働きがあるので。
問題の糖鎖のリングの偏りを見てみましょう。
本来はA-1の部分に偏りがあるべきなのにC-3に偏りが来ているんです。
A-1でありD-3というのは「体質自体はA-1なのに、食べ物をD向けのものを食べていると隣り合わせのD-3の症状が出る」というものです。
Dでありとか言っているのでわかりにくいかもしれませんが、この体質は本質的にAタイプなんです。
それならばA-3に偏りがあればいいのかなというように見えますがそれは「目標値として目指していくと自然とA-1に戻る」という感じなのかな???
で、これを治療するにはどうするかというと。
食事をBタイプの男性向けのものにするというやり方が良いと思います。
つまり
・ナマモノを食べない
・高ガレクチン・セレクチン食材を食べない(夏野菜・牛乳)
・グルタミン酸を食う
・ビタミンB1を食う
・硫黄と塩を含む食べ物を食う(卵、玉ねぎ、豚肉)
気を付けるべきことは、C-1とB-3で症状が出た時は薬が効かないので手術をすることをためらわないことです。
そしてこの体質。
私ですね…。
肝臓の反射区に湯ただれができるし、最近毎日心臓バクバクめっちゃ痛いし、顔の骨の感じもそうだし。膠原病のおばあちゃんと並んでたら何度も血縁者だと思われるくらい体形や顔が似ていたし。
Aタイプの人は普段花粉症にはなりにくいですが、Cの偏りがある時は鼻水鼻づまり発熱倦怠感などの典型的な症状が出がちです。風邪に似ていると思って風邪薬を飲んでも治らないです。かといって花粉症の薬は効きづらいしもう打つ手なしみたいな感じになります。
AはAなので腎機能が弱かったり乳がんにも簡単になります。
心臓にだけ負荷がかからないようにしておけばまだいいですが、胸が苦しくなると大変なので温度管理だけはきちんとしておいてあついお風呂にドボンを全身浸かったりしないように…。
体勢にも気を付けて左上半身に負荷がかかるような体のねじれを作らないようにしないといけないですね。寝ているときに左側を下にして寝たりしないように。
鹿茸やナイアシンなどを飲むと血流がよくなりすぎて心臓苦しくなると思います。骨も折れやすいですが歯や爪ももろいので固いものをガリガリ食べたりしないように気を付けて。アジスロマイシンのような不整脈などを誘発する薬も飲めなくなります。気にすることが多すぎる!
そして私は先週2本の歯が砕けました…。
年末に3本抜歯したからもう口の中に歯がなくなってしまうのでは…。
もうやだ~!辛い~!頑張るのやだ~!
人生終わりにしたい~!
と、思いたくなるとみんなが言う気持ちよくわかる。心臓痛いの辛いよ~!
階段ちょっと上がるだけで死にそうだもの!
そして膝が痛くなったり肩が痛くなったりどこかの関節に強い痛みが出る人が多いです。症状が重くなればなるほど関節の痛みが出やすいです。
ニンニクなどの強いレクチンを食べたり漢方薬の当帰や枸杞子のような生薬を食べても足腰は弱くなり、関節の動きが悪くなります。この時甘草や芍薬などの生薬も逆効果です。
Aタイプの人口は全世界でたった2%。
世の中の殆どの「健康に良いこと」は当てはまりません。体に良いと言われたものでも食べたらいけないものが沢山あります。頭を切り替えなければ。
そして偏りを右側に寄せればいいといってもこれはとても難しいことです。
バランスをAに傾けるにはガレクチン含有食品を食べることですが、右側のタイプの人にとってこの調整はとても難しくあっという間にMAXのところまで降り切れてぐるっと回ってCDタイプの偏りに行ってしまいます。
・薬は少量から試して多くなりすぎないように
・長期連用を避けて投薬期と休薬期のメリハリをつける
・合わないと思ったらすぐにその薬を辞める
というようなルールを守ることは絶対です。
その奥さんは「ストレスは大敵よ!だって私ね、夫と喧嘩したときにね、ムカムカしたのよ。抗がん剤の治療をしろって旦那は言うけど何度言われても嫌なものは嫌なのよ。そう言ってもわかってくれなかったことに腹が立ってムカムカしたの。そうしたら胸が熱くなってブワッと何かおどろおどろしい悪いものがあふれて体全体に散っていくような感じがわかったのよ。あれは良くないわ。怒ったりイライラしたら本当に体に悪いのよ」と言いました。
私もそれはわかります。せっかく玉川温泉でしこりが取れていたのに帰る2日前に子供が捻挫をした足を痛いと言い出しました。右足を引きづって歩いていました。それによって体調自体も凄く悪くなったんです。あれだけ気を付けていたのにこんなことであっという間に後戻りしてしまうのかと思った瞬間に胸が熱くブワっと何かが腫瘍のあった場所からあふれていくのを感じました。
Aタイプの女性は他の体質の人に比べて感覚が格段に敏感です。他の人が感じないような差を感じることができます。
私は胸に腫瘍ができる前は子宮に石が溜まって全摘しました。この時凄く痛くて病院に行ったんですが「何もないわよ、大げさなんじゃないの?」と言われましたがその1か月後に半端なく痛くなって病院に行くと「すぐ手術の予約を取って!」と言われました。
検査でもわからないような小さなことを察知する能力が高いんです。だけどそれで病院に行くと「気にしすぎ」とか「心療内科を紹介したほうがいい?」などと医者に笑われて凄く嫌な気分になったりします。身の回りの人にも「大したことでもないのにすぐ痛い痛いと言ったりして」と言われた経験があるはずです。
・熱い寒い
・かゆい
・痛い
こういうことに敏感なんです。
この体質の人はそのような経験をしたことがある人がとても多くて、人を信じられなくなったりしますが自信を持ってほしいと思います。
「ほかの人は私の身体のことはわからない。自分が自分のことを一番わかる。私は私を信じてよかった!良くなったんだもの!」
この言葉はその奥さんが弾けるような笑顔で言った言葉です。これは凄く大切なことでAタイプの女性がもっている最大の武器です。
精度の高いセンサーが付いた体をしているわけですから、自分を信じていいんです。壊れたセンサーがついてるわけではありません。高品質の良いセンサーなんです。その結果を自分が信じてやればいいんです!
おかしいと思ったら休む。
変な味がすると思ったら食べない。
痛いなら動かさない。
これってすごく大事なことです。
人が信じてくれなくても、自分にとっては本当のことです。
この感覚が今までだってずっと自分を守り続けてきたんです。
「オカシイ」と思ったら、「違う」と思ったら、その感覚に従ったらいいです。
薬の反応が他の人よりも強く出たり結果が早く出たりするのもこの体質の特徴です。他人と違うことに戸惑ったとしても自信を失わないでください。
「病気に負けない」だなんて考えなくてもいいんです。自然に「これは治るな…」と染み渡るように自分に言い聞かせてやってください。
なんだって信じる力の強い人が成功を掴みます。
ストレスに弱い体質だけど、信じた時は強い体質でもあるんです。
本来は凄いセンサーと嫌なことを寄せ付けない強い意思を持って生まれてきたんだから活かさないと!自然治癒に結び付く機能だって人より凄いんですから。
治れぇぇぇ!!
って
他人の100倍、願おう!
糖鎖のリングって何?!わけわからん!!と思った人はこちら。
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