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コリネ菌対策で認知を上げる

コリネ菌を内服薬でブチ殺す作業を始めたのですが、どうにも匂う。

鼻や耳からは何も匂わなくなりました。口もそうです。それなのに首筋や髪の毛からはプンプン匂う。なんだこれは。

以前から発作の前には鼻や耳から独特の匂いがしていたんです。


私は昔から鼻がきくタイプで、ほかの人が気づかないような細かなにおいまで気づいてしまうほうなんです。例えば妊婦さんはすぐに匂いでわかります。生理の人もわかるしカンジダ膣炎の人もわかるし、癌には癌の匂いがある。水虫には水虫のワキガにはワキガの匂いがあるように胃がんの人と肝臓がんの人は違う匂いがします。人が嘘をつくときは汗臭い甘い香りがするというのを子供の頃言ったら、祖父は「お前は犬か!」と言っていましたが知り合いの元軍医さんを父に持つ男性は「親父も同じことを言っていた。妊婦には妊婦独特の匂いがあるって」と言ってくれる人もいました。

匂いと言うのは「これはこれの匂い」と名前を付けてやらなければなんの匂いだかよくわからないまま、嗅いでしまう人間は迷い続けます。

今まではずっと「発作の前にプンプン匂う臭いにおい」だと思っていたあの匂いのヌシがコリネバクテリウムだとわかって以来、私はなんだか心がスッキリしました。「何の匂いかわからないけど匂う」から「コリネ菌の野郎だ」となっただけでもずいぶん清々しい。人は迷うということが一番ストレスになるからね。

コリネ菌は常在菌です。呼吸器にも潜伏しますが主に皮膚にいます。特に獣につく菌なので当然毛があるところに多くいます。体内のものは薬を飲めばよいですが表皮のものはそれ以外の除菌を行わなければ変化がない。

そこで役に立ったのがスプレー式のエタノールです。


これを髪の毛と皮膚全体に塗ってしまいます。場所によっては染みるので子供は盛大に嫌がります。髪の毛は痛みますが仕方がない。本当だったら坊主にしたいくらいです。シュッシュと髪の毛に振りかけて3日でにおいは半減しました。

様子を見ながら完全にあの臭いにおいがしなくなるまで続けてみます。
当然髪の毛だけではなく皮膚にもいるので、これを吹きかけて拭いてやります。あんまり量が多いと中毒になってしまうから少しずつ。

昔から気になっていた二の腕のブツブツがこれですっかり消えました。

玉川温泉に行くと湯ただれができます。二の腕に湯ただれができる人はみんな脳疾患だと現地では有名でした。二の腕にできた湯ただれをかいているとかさぶたが取れてきれいになるころには麻痺などの症状が治まっているというのです。玉川温泉でできた湯ただれはずっと残り小さなブツブツになったままでした。それがエタノールで除菌したところつるりときれいになりました。あのブツブツの中には一体何がいたのか?!

ただ玉川温泉はpH1.2の強酸性湯です。大抵の菌は除菌できます。低用量放射線が良いのだとか古細菌が良いのだとかいろいろ言うけれども、そもそも除菌できていたから効果があったのだとしたら…。

そして変なにおいがしなくなってからは夜中にも発作を起こしていません。大きなてんかん様発作も起こさなければ、小さな妙なイビキもなく無呼吸になることも、歯ぎしりも反り返りもありません。

寝ている様子を見ていると、「コポコポコポコポ」というまるで水槽からするような水の中から空気が浮き出てくるときのような音を喉の奥の方からすることがあります。これは小さな発作の前兆で、この音がした時にブドウ糖水溶液を飲ませてやるとその後の寝姿はよく発作も起こしません。この音がするときにクンクンと匂いを嗅ぐと、ものすごく臭いにおいがします。そこでコポコポが聞こえたときには体をエタノールで拭いてやるんです。するとその後嘘のようにスッと大人しく寝てくれる。放置しておくと体をのけぞらせて苦しみます。コポコポいう時に照明をつけて顔を見ると青白くなっています。鼻の下などは紫色です。あの音がするとき、酸素がいっていないのだと思いました。これに今まで気づかなかっただなんて…。人に任せずずっと自分で見ていれば気づいたはずなのに。今まで私は何をしていたんだろう。


除菌薬を飲むだけではなく、エタノールで髪の毛を除菌したら発作が収まって子供の認知が上がった。

こんなことを言うと、ほとんどの人は「この人頭おかしい」と思うかもしれません。誰でも思うと思います。私も実は少し不思議な気分なんです。

シッターさんが倒れて、私は仕事もできなくなって本当は困っているはずなのに。なのにその分子供を真剣につきっきりで見ているとこんなことに気づいてしまいました。

以前は「皮膚の除菌をすることで脳性麻痺のてんかん様発作を予防する」という概念が私の中にありませんでした。コリネ菌という名前も先月やっと知ったくらいです。

認知症の根本原因が脳の中にいる微生物であるという論文を読んだのは今から2年前ですが、私はその頃てっきりそれは古細菌の一部であると思っていました。でも今はアーキアとバクテリアが複数でチームを作って働いているのだと思います。

そしてコリネ菌は別名物忘れの菌です。認知症に関わる微生物にはコリネ菌は外せない。そしてある種のたんぱく質を沈着させる菌も一緒にいるというのならコル古細菌群も外せない。そしてこの2つを結び付ける他の菌も必ず存在する。

私は最初「どうして筋肉が発達しない病気があるのだろうか」と考えました。そして「ブドウ糖を夜間に補給したら脳性麻痺の子供の筋肉が発達して歩けるようになり、認知が上がるのだ」と発見しましたが、1時間ごとにブドウ糖を飲ませる作業は苦しかったです。それに耐えられず「なぜ脳にダメージがある人間は夜中に糖質をこんなにも必要とするのだろうか」と悩みました。そして発作のメカニズムが「脱髄」にあることを知り、「グルタミン酸とGABA」のバランスに問題があるとわかりました。夜間GABAを補給すればブドウ糖の補給が少なくても済みます。ですが除菌をすれば、GABAも少なくて済みます。

ということは脳内でのGABAの量を変動させている微生物がいる。コリネ菌なのか別の菌なのか。

私はさらに考えなければなりません。


困ることが起きるとき、そこには必ずヒントがある。

今回も大変だったけど良い気づきを得られてよかった。

次に進める。


一昨日あたりから、子供が自発的にiPadのアプリで文字の練習を始めました。私が気づいたときは全くできていなかったのだけど、できていないにも関わらずぶっ続けで2時間ほどやっていました。昨日も学校から帰ってくるとすぐにやっていて、今朝も6時半には起きてアプリを延々とやっていました。少しずつできるようになりできたときは満面の笑みを浮かべ、失敗すれば腹の底から怒っていました。怒りはするもののうちの子は当たり散らすようなことをするタイプではないのでひたすらその怒りを次の問題に向けます。でもこういったことに関する記憶に難があるのでなかなか覚えられません。歌の歌詞やダンスなら一目見聞きしただけでなんでも覚えられるのに。

うちの子には猛烈な集中力と強いメンタル、簡単には諦めない根性があるので、今後除菌が上手くいけばなんとかいろんなことができるようになるのではないかと思います。

ブドウ糖の補給を始めたときに「こんなにあっけなくありふれたもので良くなるだなんて」と思いました。そして今エタノールのスプレーをシュッシュと吹きかけながら「こんなにありふれたもので…」と思っています。そしてそれを始めてから効果が出るまでがとても早いのにも驚きます。

すぐに効果が出るのは子供の脳が本当に発達している証拠です。IGFを誘導するための食事や薬がちゃんと効いているということ。

テストステロン軟膏を塗った2日後に寝たきりの子供が立って歩いて驚きましたが、同じくらいの度合いで驚いています。

だって髪の毛を除菌しただけなのに、賢くなってきてる。言葉がちゃんと出てきて複雑なこともしゃべれるようになってきている。

また一つステップアップできたという実感があります。

よかった。

本当に良かった。


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