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横串の通し方を学ぼう

縦割りと横割り組織

縦割り組織とは、
事業部ごとに営業や生産、研究開発といった機能を備える自己完結型の組織です。トップダウン型の組織で、ヒエラルキー構造があり、責任と権限が明確で、業務を効率的に遂行することができます。
目標の達成、成果、プロセス、効率化などが重視されます。

横割り組織(横串、横断的組織)とは、
部署と部署を横で連携する組織です。業務の流れの効率化や、部門間のコミュニケーションの向上、人材育成などが行われます。専門性が欠ける面はありますが、組織全体の連帯が生まれる可能性があります。
情報の共有、連携、仕組み、システムなどが重要となります。

組織も人も、
 ①成果を達成するために業務を遂行すること
 ②他部署や人と連携し仲良く進めること
時に相反することではありますが、両方を実施しなければいけません。

縦割り組織のサイロ化

縦割り組織で重要となるのは、ヒエラルキー、プロセスです。トップダウンの命令に従い、ヒエラルキーを通じて、情報の伝達を行い、プロセスに従って業務を遂行します。
問題があったら、原因を特定し、プロセスを見直す業務改善をPDCAサイクルを行い効率化を実施します。

縦割りの組織では、他の部門から区切られた場所で、孤立して業務を行っているうちに、それぞれの部署や部門で独自の業務プロセスや用語が生まれ、組織のサイロ化が加速していきます。

担当している事業や、業務が増えていることを前提に、縦割り組織はうまく機能しますが、現代社会では、低成長社会となっており、縦のポストは埋め尽くされ、成長機会が失われます。この状態になると、組織は硬直してしまいます。

デジタル技術で横串

近年、日本企業では、縦割り組織のサイロ化が問題となっており、クロスファンクショナル組織(CFT)や、横断的組織への取り組みが実施されています。横割り組織に重要なのは、情報の共有、連携、仕組み、システムです。

組織が硬直している状況では、部署間の情報が共有されていないため、「仕組み」や「システム」を導入し、これを促すことが重要となります。

ここでキーになるのが「デジタル技術」です。デジタル技術はスケールメリットとシナジー効果があるため、社内SNSやオンラインイベントなどで、社内の人の同士交流することで、横の情報共有や連携を促すことができます。

現代の企業では、縦割りで硬直した組織に、「仕組み」や「システム」を導入し、横串で情報共有を行い、全体を成長させていこうとしています。

具体的には、社内SNSや、分報、バーチャルオフィス、オンラインイベント、ポスティングシステム、ピアボーナスなどのさまざまな「デジタル技術」を積極的に利用することで横串の通し方が分かります。
新しい取り組みを楽しみながら、組織の横串の通し方を学びましょう!!

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