勉強方法まとめ

筆者は直近AWSのSAAという資格試験を受けた。
その際に目標設定など計画的に行い合格までもっていくことができたので忘れないよう本Noteに勉強方法メモしておく




目標とKPIの設定

AWS SSAの合格(正解率70%以上)

マイクロKPI

問題のうち50%を確実に正解し、残り50%を2択に絞れる
=>75%の正解

マイクロKPIの設定理由
4択などの選択式の問題の場合、ちゃんと理解していなくても偶然正解率が高くなるということがある。ただしそれでは本番に本当に同じ点数がとれるのか再現性がなくなってしまう。

同じ正解率70%でもどの程度理解したうえで回答できたのかを測るためにマイクロKPIを設定した。マイクロKPIについては正確性は重視しておらず、模擬テストなどでも感覚値で測っていた。


全体的に意識したこと

SSA試験の値上がりがする前に試験に受かると期限を決めていたため
とにかく模擬問題集を解きPDCAを高速で回すことを意識した。

また一気に本番と同じように65問を解くのではなく初めは10問づつ解く、単語帳を覚えるなど1回1回の勉強の時間を短時間でできるようにした。勉強をするハードルを下げ、隙間時間を活用することができた。



問題集解きなおし方法(具体例)

模擬試験で間違った原因を以下3要因に分類してそれぞれどの原因で間違ったのか、どう解けばよかったのか解きなおしを行った。


  • 時間が足りない

  • 知識が足りない

  • 考え方が間違っていた、知らなかった


例題)Ping t「問題ID : 35552」

ある会社は自社の基幹システムを複数のEC2インスタンスに移行した。会社は、EC2インスタンスのシステムログを監査のために5年間保存する必要がある。直近3か月分のログはコンプライアンス対応のために定期的にアクセスされるが、それより古いログは基本的にアクセスされない。ログは1か月に5TB以上になる。よりコストパフォーマンスの高い方法でログを保存するには、どうすればよいか。

【選択肢】
● EC2インスタンスにアタッチされたAmazon EBSにログを保存する。ライフサイクルポリシーを使用して 、保存後3か月経過したログをS3 Glacier Deep Archiveストレージクラスに移動する
● Amazon CloudWatch Logsにログを保存する。AWS Backupを使用して、保存後3か月経過したログをS3 Glacier Deep Archiveストレージクラスに移動する
● Amazon S3にログを保存する。ライフサイクルポリシーを使用して、保存後3か月経過したログをS3 Glacier Deep Archiveストレージクラスに移動する
● EC2インスタンスにアタッチされたAmazon EBSにログを保存する。保存後3か月経過したログをスナップショットとして保存する

ping-t


解きなおし例


知識面

EC2インスタンスのシステムログを監査のために5年間保存する必要がある


=>監査ログをどのサービスでどんな機能を使って保存するのかが聞かれる
  └Cloudwatch log、AWS CloudTrailによるログの取得方法
  └S3のデータライフサイクルの設定


直近3か月分のログはコンプライアンス対応のために定期的にアクセスされるが、
それより古いログは基本的にアクセスされない


S3のストレージクラスには種類があり、障害耐性、アクセス頻度などからどれを選ぶかを絞り込める。今回は3か月後以降は「データにアクセスされない」とのことなので「S3 Glacier Deep Archive」が回答に入る


6つのS3ストレージクラスの選択に迷った時みるチャートをつくってみた



ログは1か月に5TB以上になる

ストレージサービスの上限などから選択肢の絞り込みに使えるかもしれない。しかしそこまで細かい情報は筆者は暗記しなかった。
それ以外の情報からでも大半の問題は回答できた。


考え方

ログの保存方法聞かれていることから本門では「S3のデータライフサイクルの設定」が聞かれているということがわかる。
この時点で「S3」「ライフサイクルポリシー」というワードが入っている選択肢3が正解っぽいとあたりがつく。(実際に正解は選択肢3)

このようにストレージクラスや〇TBなど全く考慮せず、どうしたら最短で回答を絞り込めるか考えることを「考え方」としている。


勉強方法

各不正解要因に対する対策を記載する


時間が足りない

問題文を読み直しせずに理解できるようにする

単語帳を作り専門用語を一瞬で説明できるようにする(細かすぎる知識はここでは覚えない)

単語帳の作成にはスマホアプリの「Wordholic」を利用。

PCで解きなおしをしてスクショのようにスプレッドシートに記載するとcsvからアプリがデータを読み込んで単語帳を作ってくれる


知識が足りない

過去問を解き知識不足や苦手分野の傾向をつかむ
参考書や動画を使って学びなおし、より具体的に理解を深める

○○と○○のサービスの違いは?○○というサービスはこういう時使わないの?具体的にどんな時に使うの?というような質問はChat-GPTで聞くのがおすすめ。(BingのCopilotがGPT4を無料で使える)

参考書や動画ではピンポイントでその情報を見つけるのが難しいがBingのCopilotであれば参考サイトへのリンクを含めて教えてくれるためかなり勉強時間を短縮できる。

長期間暗記していくためには利用イメージを具体化しておくのがおすすめ。わかりやすいサイト(図表)、動画など見つけたらNotionに図表やリンクをまとめておくと見返しやすい。

筆者のNotionまとめ


考え方が間違っていた、知らなかった

過去問を解きなおし時、選択肢をどうやって絞るかを考える。
なぜその選択肢を選んだのか、ほかの選択肢を選ばないのか説明できない限り解きなおしが完了したとは言えない。

やっていくうちに
「ストリーム」=>「Keines, EMR」、
「低遅延で世界中に配信」=>「Cloudfront」
など百人一首の1字決まりのようなパターンが見えてくる

問題集を2週目、3週目しているときも答えを記憶していても、その答えに絞り込めない場合は間違いとして再度調べなおす。


メンタルケア

SSAの試験では精神、体調面でもベストコンディションで挑むことができた。高校や大学受験の経験が生きることが多かった。

ポジティブシンキング

試験直前の模擬テストが悪くても知らなかった知識をInputできて合格率が上がったと前向きに考える。
不安に思う時間があればテスト問題を解いておく。
それでも不安がぬぐえない場合は深呼吸や瞑想、ヨガなど精神の切り替え術を身に着けておく。


イメトレをする

家を出てから試験が終わるまでのイメージを明確に持つ。
・試験の感想ブログなどを読む
・持ち物、試験会場の道のりなどをチェックしておく
・同じ時間に模擬試験を行う

当日想定外の事象が起きる可能性を減らすことで焦らないようにする。


生活リズムを崩さない

試験前日だけ早く寝るなどいい方向にリズムを崩そうとしても想定外が起こる可能性がある。早く寝るのであれば1週間前から生活リズムを変えておくこと。

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