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「私」と「俺」はサブパーソナリティ

人間生きていく中で、ありとあらゆる場面に遭遇する。

場面に出くわす最中、我々には多くの感情や思考、思想が駆け巡る。それらを「自我」として纏めるのではなく、個別化することを「サブパーソナリティ」という。

これは、筆者の中でより強く顕在しているサブパーソナリティの独白である。

それらは以下「私」と「俺」と記す。

「私」は「かっこよくて、頭の良い、強い王子様」になりたかった。

「俺」は「優しくて、綺麗で、可愛いお姫様」になりたかった。

「私」は王子様になって、色んなトラブルを解決して、頼りになる凛々しさを欲した。

「俺」はお姫様になって、流行のファッションにもメイクにも臆せずチャレンジして、他の女の子たちと笑い会える華やかさを欲した。

でも「私」は「私」だから、王子様になれなかった。

でも「俺」は「俺」だから、お姫様にはなれなかった。

どちらにもなれない、そしてどちらにもなりたくない。

本当は「私」が「俺」で、

「俺」が「私」なら良かった。

でも共通点もある

勝ち気な「私」も華やぎたい「俺」も逞しく、人情深く、凛々しく、美しくありたいと思っている。

真の信念は勝ち、愛は何よりも強いと信じている。

いつかは、「私」と「俺」の垣根を超えて、手を結べる日が来ることを願う。

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