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大雪のクリスマスの思い出

15年前くらいだろうか。いまの妻、当時はもちろん彼女と付き合ってはじめてのクリスマス。

お互いになにかを贈り合うより、どこかでふだんとは違う場所で過ごそうと選んだのが高山の合掌造りの温泉宿。当時大学1回生、我ながら渋い提案だったと思う。

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その日は、稀に見る大雪でまさかこんなに雪が降るとは思ってなかった。

途中、電車は何度も止まり、高山の市街地でさえ、道の両脇に渦高く雪が積み上げられていた。

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当時、なにをしたかは覚えてない。とにかく、こんな大雪の日に、さらに山の麓までバスに乗ってまで泊まりにくる客なんていなかった。宿は、古い建物ながら、手入れは行き届いて温泉は最高に気持ちがいい。ほとんど一棟貸し切りのとても静かなぜいたくな夜だった。

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街のてきとうなお店で買ったケーキを、その日の当番の宿屋の人に分けて、食べた。つららを折って遊んで、ふわふわの雪の道をずぼずぼと歩いてはしゃいで。

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あんなにたくさんの雪を見たのは初めてだった。同じ岐阜県出身でも山と平地では全然違う。平地でも学校が休みになるほど雪は積もっていたけれど、せいぜい子どもの膝上くらいまで。

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雪にまつわる思い出はいろいろあるけれど、なかでも印象の強いのは、このクリスマスの大雪だ。

今週はよく冷えていて、よく降っている地方ではこれくらい積もっているのだろうか。車の立ち往生のニュースを心配しながら、このときのことを思い出した。

今住んでいる地域は、全然雪が降らなくてちょっと驚いている。それでも、冬の寒さはとても堪えるのだけれど。

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15年前の古いデジカメにて。

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