見出し画像

娘の小学校卒業

文章でも写真でも、すべてを記録しておくことはできなくて、でも、それでもよりとどめておきたいことはなるべく記録しておきたいし、記録しておかないともったいない気がしてしまう。子どもはそんなふうに思わないかもしれないけれど、大人の都合で記録しておきたい。

気がつけば、娘の小学校の卒業式。あっという間に小学校の6年、これまでの12年が過ぎていた。

とても穏やかでおとなしい性格の娘だけど、卒業式が終わって友達と楽しそうに遊んでいる姿を見て、とてもホッとしている。
親として、だんだんできることも少なくなっていく寂しさと、ここまでなんとか頑張ってやってきた、という自分へのねぎらいの気持ちと。

もちろん、まだ終わってはいないのだけど、また一つ区切りがついた、気がしている。こういう区切りを娘はこれからどんどん経験していくし、私もまた区切りを感じていくのだと思う。卒業式は分かりやすい区切りの一つだ。中学、高校になると、退屈なものになるかもしれないけれど、小学生はみんな素直に、気持ちと向き合ってくれている。大人になるとこういうわかりやすい区切りは少なくなるから、大切にしてほしい。

春休みになって、中学への準備を粛々と始めつつ、娘は長いしばしの休みを堪能している。友達どうしで遊ぶ約束をして、昼間は自分でレトルト食材を温められるようになって、特にあまり心配もせず私は仕事に出かけられる。ちょっとカラオケ行ったりとか、いい感じに羽目を外してる感じがいいな、と思う。

ずっと目をそらさずにいる段階から、少しずつ見ないふりが増えて、知らないうちになにかやってる段階ㇸ、どんどん階段を登っていってるのが寂しいけれど、下にまだ歩き始めたばかりの子が、控えている。また、あと10年。

まだまだ子育ては続くけれど、ひとまずの卒業式。

※アイキャッチ画像は、AIで作成した画像です。

読んでいただいて、ありがとうございます。お互いに気軽に「いいね」するように、サポートするのもいいなぁ、と思っています。