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夜勤のおもしろさは売り場づくり。お客様を考えて商品を並べます

全国にあるローソンのオーナーさん・クルーさんに、マチの魅力とご自身との関わりをインタビューする企画「#マチのほっとステーションをつくるひと」。
  
今回は、東京都八王子市にあるローソン八王子南新町店で、夜勤クルーとして働いている大学生の竹田壮太さんにインタビューしました。


21時から6時まで、体感時間はあっという間

今年4月から大学4年生の竹田さん。ローソンで働き始めたきっかけを教えてください。

実家の一番近くにあるコンビニがローソンだったんです。ローソンのチョコレート系のスイーツが好きで、頻繁に通っていたので「ここで働けたら」と思い、働きはじめました。その後、大学に合格して上京したのですが、その時も近くにローソンがあるところに住もうと思っていました。働く側としても利用する側としても、ローソンが大好きなんです。入学してすぐ、この八王子南新町店でアルバイトを始めました。
 
最初から夜勤だったんですか。
 
いえ、当初は昼や夕方に勤務していました。夜勤を始めたのは大学3年から。夜勤のクルーさんが卒業したことと、大学の単位が十分とれて時間の余裕ができたこと、そして、深夜手当がつくことも理由のひとつです。その分、出勤日数を減らして、今は週1〜2回の勤務です。将来はさまざまな人と関わる行政職をめざしているので、公務員試験の勉強に力を入れています。
 
夢に向かって頑張っているところなんですね。夜勤の仕事内容を教えてください。
 
出勤は21時。その時点で、八王子南新町店にはすでに多くの商品が入荷しているので、まずその仕分けと品出しをします。とはいえ、21時から024時ごろまではお客様が多くいらっしゃいますので、店内の状況を見ながら、レジと品出しをもう1人とうまく分担しています。お弁当やパンなどの入荷がメインの昼勤と比べて、夜勤の入荷量は倍以上。特にドリンク類は重く時間がかかるので、相方との連携は欠かせません。すべて終わるのは1時過ぎなので、4〜5時間、ずっと売り場にいることになりますね。1時ごろからは最寄り駅の電車がなくなるのでお客様は少し減りますが、それでも住宅街という立地柄、夜通しお客様が訪店されます。その合間を縫って、商品の鮮度管理や入り口に掲げるフェアなどの垂れ幕の張り替え、休憩をはさみ、翌朝のための「まちかど厨房」の具材や米の準備などを行います。朝6時に朝勤のクルーと交代して業務終了。休憩を含め21時から6時、体感時間はあっという間です。


いつ寝ていますか。寝不足にはなりませんか。

出勤日はいつも、17時から3時間ほど仮眠を取ってから店に向かっているので、勤務中に眠くなることはありません。勤務後は帰宅してから、7時から13時まで睡眠を取っています。夜勤を始めたばかりの頃は、次の日が心配だったのですが、午後から授業の日の前日にシフトに入るようにしているので、問題ありませんでした。むしろ一日勉強をして頭が疲れているときに、仮眠を取って働くことで、いい切り替えになっています。気持ちの切り替えはもともと得意ですし、目覚ましをかければ、すぐに起きられます。自分のようなタイプは夜勤向きかもしれません。授業もローソンも遅刻したことはないですね。


わざわざこの店に来てくださるお客様も多い

夜間はどんなお客様がいらっしゃいますか。
  
お仕事帰りの方、近所に住む学生さん、ほろ酔いで上機嫌な常連の方、道路工事関係者の方やタクシー運転手さんなど、夜通し働いている方もいらっしゃいます。深夜は比較的時間にゆとりのあるお客様が多く、さまざまなお客様とコミュニケーションをとる機会があり、将来のためのいい経験をさせていただいているように思います。夜が明けてくると、おにぎりなど朝食をお求めの出勤途中の方が多くいらっしゃいます。
 
地域とのつながりを感じることはありますか。
 
付近はコンビニが比較的多いのですが、この店舗にわざわざ来てくださるお客様も多く、自分の顔も覚えてくださって、外でもたまに声をかけていただくこともあってうれしいですね。  


夜勤におもしろさを感じることはありますか。あるとすれば、どんなところでしょうか。

おもしろいのは棚づくり。入荷したての商品をどこに並べるかを考えるのは、夜勤の仕事です。新商品や販売に力を入れたい商品は、お客様の見やすい位置に置くようにしています。お客様の年齢や視線も意識しています。小さなお子様の好きそうなお菓子であれば、お子様の視線に合わせて下の棚に置き、大人の方が好みそうなスナック系は上段に。試してみて実際に売れ行きがいいと、「やってみてよかったな」とうれしくなります。
  
逆に、夜勤のつらいところはありますか。
  
月曜日は新商品の入荷が多く、力仕事が少し増えるので、特に気合を入れて勤務に臨みます(笑)。


リーダークルーとして、先輩から教わったことも伝える

竹田さんはリーダークルーでもあるんですよね。

大学2年の夏にリーダークルーとして、新人クルーさんの教育をまかされるようになりました。認めてもらえて自信になりましたし、身が引き締まる思いもしました。アルバイト自体初めての学生さんが多いので、できたところは褒めて自信を持ってもらえるようにし、注意するときは「次は頑張っていこうね」と強い口調にならないように気をつけています。先輩から教わってきたことも、しっかり伝えていきたいです。

これまでチャレンジしたこと、これからチャレンジしたいことを教えてください。

チャレンジしたことは、セールストークです。新商品や推したい商品を、一生懸命アピールしています。たとえば、ローソンのからあげクンは次々に新しい味が出ますので、その魅力を伝えてリピーターになっていただけるよう頑張っています。それが実際に売り上げにつながると、やりがいを感じます。今後チャレンジしたいことは、やはりいい売り場作りですね。もっと魅力的な売り場をめざして、どんどん考えて実践していきたいです!
 
文/安楽由紀子 撮影/篠塚ようこ
※「AERA」2024年3月4日号(2月26日発売)掲載の広告タイアップ記事を再構成したものです。

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