頭で食べる人が心で食べる人に変わっていく旅の途中
家事が苦手、できれば1日中本を読んで想いを巡らしていたい、という私が、家事でいちばんなにに頭を悩ませるかといえば、それはもう料理だよなあと、家族への料理と格闘してきたここ十数年、思い起こせば実に感慨深い心の旅であったと思っています。
家族が食べたいものは私が食べたくないもの、ということがよくあって、でも「家庭内の料理担当は即ち食堂の調理人である」と捉えているので、あくまでも家族のオーダー優先で作るわけで、故に料理は半ば苦痛だったのですが、311を機に、それは自分の方に問題が