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「良いキャリア」は誰も用意してくれない

随分と久しぶりの更新となってしまいました。

何を思ったかとんでもタイトルにしたのですが、キャリアについて考える機会が最近多く、ここいらで文字に起こしておこうと思い、色々と書いてみます。(カバー写真は2月に行ったThe Saunaの一コマです)

毎度のごとく長く、大事なことは後半に書いてあるのでお時間のない方は「2024年2月〜」の目次まで飛ばして見てください。


前置き

私は今iCAREという会社で人事をしているのですが、今月末で入社して丸3年が経ち、来月からは4年生になります。小学生でいうとランドセルが身体にフィットしてサイズがぴったりになってきた頃でしょうか。

余談ですが、小4の時にちょうどランドセルをぶっ壊し、おかんに怒られながら兄ちゃんのお下がりのリュックサックで学校に通っていたことを思い出しました。草滑りのソリにしていたなんて今だからこそ言えるやつ!

戻りまして、これまでエンジニア→営業→なんでも屋→CS→人事というキャリアで、自分としても随分とぐちゃぐちゃと色々やってきたんだなと思います。その中でも一番長いキャリアが人事で、4年ほどやっています。

キャリアについて意識したことはあまりなく、人事になってから考える機会が多かったように思います。職業的にそうなるもんだと思いつつ、考えるといっても自分ではなく目の前の採用候補者さんや、会社のメンバーのキャリアばかりで、これまで自分のキャリアについては二の次というよりどこかへ放りさっていました。

そんな感じで割と「どうにかなるか」と思って過ごしていたのですが、昨年秋〜今年春くらいにかけて、自分のキャリアや人生について考えなければいけない機会が何度も押し寄せてきました。

その1:成果が出たあとの「どうしたらいいか」問題

昨年、下期のMVPをもらった1ヶ月後くらいから、突然身に力が入らない感覚になりました。燃え尽き症候群なのか何だったのかは分かっていないのですが、一つの大きな山を倒した後にくる焦燥感が大きく、この感覚や原因が何なのかを自分で理解するのに非常に時間がかかりました。ボスにもこの話をしたんですが、やはり最後になんとかするのは自分であるという意見は双方合致しており、手助けをしてもらいながらもやっと自分の足で抜け出せました。

その2:自分自身の体調変化による問題

今年で30歳の節目を迎えるにあたって、体調面で色々と変化が起きてきました。仕事以外のプライベートで人生を考える機会が増え、同時に体調も崩す機会も増え、自由がきいて体力的にも元気が有り余っているうちに、自分は何をしたいんだろうか?ということを考える機会が増えました。とある病気の治療を自分自身がしているのですが、不安定かつ急に決まる治療スケジュールもあり、公私共に予定が組みづらくなってしまいました。

こちらも余談ですが、4,5年前にオールナイトでクラブを梯子していた元気は正直もうなく、一晩踊り明かすのも中々厳しいと感じた時、「元気とは有限である」と痛感しました。カムバック20歳の頃の体力と気力。

そういった面からも、時間や機会は有限であるという現実に直面します。

その3:自分でコントロールできない周りの環境による問題

実は、3月の頭から4月末までの約2ヶ月、介護休職として休職をしていました。実家の祖母・母共に四肢の障がいを持っており、母が祖母の介護をしていたのですが限界がきて、「助けて」の連絡だけ唐突に届きました。この瞬間に「これはまずい」と思いすぐ向かったので何とかなりましたが、思いがけず仕事を休むこととなりました。

(介護についてはたっっっくさん伝えたいことがあるので別でまとめようと思い今回は省きます)

幸いにも割と短期間で復職ができたものの、この先もずっと付き合っていかなければいけない問題となり、かつ自分でコントロールできるものでもないため、向き合い方をどうするかを常に考えています。

小さいものを入れるとキリがないのですが、こういった機会が次々と矢継ぎ早に現れて、自分自身のキャリアと人生について考えるようになり、行き着いた答えが「チャンスがきた時に掴める準備をしておこう」です。

おや?聞き覚えがあるという人がいますよね?

そうです。以前「チャンスの賞味期限」というnoteを書きました。まさにそれです。

そして、今の自分にはそのチャンスを掴める体力が十分にないということを痛感しました。その1の「成果が出たあとの"どうしたらいいか"問題」を紐解いていった時に、

  • スキルや経験の頭打ちがきており、目標に対しての差分がとても大きい

  • 経験が得られないのではなく、自分自身の能力の無さに原因がある

ということに行きつき、あの長かった停滞感は能力不足からくるものと分かりました。

2024年2月、iCAREERが始まる。

ということは、そこに対して対策をしていけばいいのでは?と思い、自己学習を始めました。それとほぼ同時に、iCAREでは事業成長を実現する人事戦略の一環として、キャリア支援制度「iCAREER(アイキャリア)」という人事施策を始めることとなりました。

プログラムは3つあり、異動・能力開発・資格取得支援です。それぞれキャッチーなiCAREらしい名前がついているのもお気に入りです。

その中の1つである能力開発プログラム(通称キャリトレ)に、1期生として私も参加しました。バックで運営側にも噛みながらなので、講師の想いを感じながら、受講者側のキツさも体感するという中々ハイブリッドな感じ。

ちょうど受講して1ヶ月のタイミングで介護休暇となってしまい離脱となったんですが、あの1ヶ月の濃さと毎週のトレーニングの時間が来るたびに「ウッ」となっていたのは、とても良い経験となりました。基礎のキを学べたのが大きく、休職中の自己学習の際にも役立ちました。(iCAREメンバーはいつでもアクセスできるところに資料やチャンネルがあるので、是非見てみてください)

思考力の無さや「考える体力」の無さが浮き彫りとなりとても苦しかったのですが、受けてよかったです。自分が普段どんな思考の癖を持っているのかを知っている方からのFBは、外部研修などでは得られない大きな価値があると思っています。特に私は「まずい、このままじゃ成長が止まる(何ならもう止まっている)」という危機感に追われていたので、自分でやりたいと思って手を挙げたところもありました。

ダイエットと同じなんですが、人間は己で痛みを感じたり危機意識を持たないと、中々行動に移せません。行動に移すまでは腰が重いんですが、いざやるぞ!となった時に馬力を発揮します。キャリトレも同じかなと思っており、自分で自分を変えたいと思った人にとっては最適のプログラムになるでしょう。あまりの出来なさに半泣きになりますし、都度キッツいFBが返ってきますが、確実に実になります。

手前味噌ですが、やってよかったiCAREER(公文式)!

「良いキャリア」は誰も用意してくれない

思いがけずキャリアや人生について考えることが多かったのですが、逆に良いタイミングだったなと思います。自分の性格的にこの機会がなかったら、考えなかったかもしれないから。

そして、タイトルに戻りますが「良いキャリア」は誰も用意してくれません。それは、人によって価値観が異なるから。会社や人事が最適の支援をしたと思っても、メンバーにとっては違うものかもしれない。メンバーが「このキャリアを積みたいから用意して」と伝えても、会社は用意できないかもしれない。でも、自分で良いキャリアを作る可能性を広げることはできるはず。他人に自分のキャリアを預けないで、自分で自分のキャリアを作って幸せになる方が、よっぽど楽しい人生だと思うんです。

そのためにチャンスを掴むための筋トレを忘れないのもそうですが、最近の私は「やりたいと思うこと」をあまり言ってこなかったので、貪欲にもっと口に出していこうと思います。この年になってとっても大きな夢も出てきたので、それに向かって頑張るぞー!

ps.iCAREメンバーへ
キャリトレとっても面白いです!刺激も学びも沢山あるので、気になっている人や詳細が知りたい人は、是非1期生に感想を聞いてみてください。「面白そう!」と思ったら是非やりましょう!

なんだかiCAREのことが気になったそこのあなた、是非こちらからエントリーをお待ちしています!

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