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拝啓「未来の私(あなた)へ」


「あなたさえいれば、何もいらない」


ドラマか映画でしか聞いたことがないような、浮ついたセリフ。

現実であったとしても、次の瞬間には「壺」か「掛け軸」がでてきそう。
もしくは不思議なパワーが込められた「水」かもしれない。

それならそれでいい。
どうして「売り出そうと思ったのか」が気になってしまう私は、いろいろと質問攻めにするだろう。

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で有名なワンシーン。
「私にこのペンを10ドルで売ってください」にちょっと似ている。

需要と供給を理解すること。
本当に必要としている人にオススメをすること。
そうしてはじめて、誰かの心に深く突き刺さるペンが完成する。

「あなたさえいれば、何もいらない」

私は、生涯で一度だけ、この言葉をかけられたことがある。
ロマンチックでもなんでもない、何気ない日常の一幕。

友達関係だった人から、ふいに飛んできた言葉。


今日はその時のエピソードについて、つらつらと語る。

今だに自分の中に燻る苦悩。
そしてもし今後、同じ言葉がかけられたならば、私はどうするだろうか。
そんな心情とともに綴っていきたい。

すごく申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、これは秘密の日記だ。
私の人生観に直結しているエピソードだし、ある程度自己開示も必要。

なので有料ゾーンを設けることを許してほしい。


「大切にしたい誰かがいるのに、大切にできなかった」

そんな体験をなさった読者さまがいらしたら、ぜひその苦悩の一助になれればと、願いを込めて。

~有料ゾーン~
■お品書き

・まえがき『エッセイとは何か』1000文字程度
・本文『Tさんとの出会いと別れ』5000文字程度
・おわりに。『未来のあなたへ』1000文字程度

■こんな方へ
・読み応えのある文章体験がしたい
・出会いと別れの物語を渇望される人
・フィクションでないみずみずしい体験談を切望される人
・主人公が一回挫折する系の話が好きな人
・しんみりしたnoteはお好き?

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