メコン川が僕に教えてくれたこと
「メコン川が俺を語らせる」ラオス・チャンパサック。そこは何1つ無駄な色のない町だった。赤々と照り輝く太陽、広大な緑、透き通るような青みを帯びた空、ポップコーンのように白く膨らんだ雲。そして、そんな自然由来の必要性最低限なものでできた景色のなかで常に中心にいたのはメコン川だった。青く澄んだメコン川に映る自分自身と向き合い、多くのことを考えたラオスでの10日間。その10日間でメコン川が僕に教えてくれたことを文章に残したいと思う。
「僕たちはちっぽけな存在だ」「僕たちは1人では何