名CM考 第六回 1993~1996年 東芝企業CM
みなさんは企業CMってちゃんとご覧になったことがありますか?最近は1社提供CMって激減してますよね。1社提供の最強のメリットは企業イメージを損なわないNHK並みの良質な番組が作れるという部分にあります。そう、このCMは「東芝日曜劇場」で流れたCMなのです。
1993年版
1996年版
椅子が1つぽつんとあってそれが2つになりますよね。椅子がだんだん増えますよね。
そう、家族を意味します。荒波に耐えますよね。家族愛ってのはちょっとやそっとじゃ壊れないし壊れてはならないって意味です。なんせ東芝日曜劇場というのは賞を総なめするくらいの家族ドラマを提供する枠ですから。
椅子がそっぽ向いてるのもあります。家族は全員が仲良くなるとは限らない。
よく出来てませんか、このCM。
ナレーションは一切流れません。CMの解釈は視聴者にお任せしますよという構図にもなってます。でも実は歌で、歌詞でCMの意味はちゃんと伝えているんですね。
たぶん馬鹿ばっかりの視聴者となった令和の今ではこのCMは放映が不可能でしょうね。逆に不可解なCMに映るでしょうね。私が説明して「ああ!」ってなるようじゃ『東芝日曜劇場』は見るなって意味のCMにもなるんですがね。
ですので『東芝日曜劇場』のOPは「早く子供は寝なさい」って意味にもなります。
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