ぐるぐる春の沖縄時間
世の中的にはGW後半真っただ中だと思いますが、一足お先に本州で皆が桜を愛でている4月上旬、沖縄へ行ってきました。
何度目かの沖縄旅、観光というより、とにかくご当地の風を感じたい。
ひとたび訪れると、じゃあ次はあのエリアだね、ということになり
終わりなき沖縄旅はこうして今年も・・・。
なんだろう、訪れるたび人工物ではないありのままのローカリティに
深く深ーく魅せられる。
天・地・水!みたいな地球上のシンプルな営み。循環。
正直なところ、20代の頃はとにかく南国=ビーチ、yay!
みたいな公式でしかなく、そういう場所を訪れるってなんか
軽薄な感じと思っていたものです。
(↑我ながら何様!!な目線すぎて若かりし自分に恥じ入るばかり、、、)
が、ずいぶん昔に石垣島へ仕事で行って、その時かな、改めて沖縄の歴史を知ろうと何冊か本を読み漁り、今後は別の視点&プライベートでゆっくり見て回りたい、と思って以来、何かしらテーマを持って訪れています。
というわけでー今回はずっと行ってみたかった場所、南部の斎場御嶽(せーふぁーうたき)へ。
(「斎場」=本州でいうところの葬儀場ではなく、「御嶽」=南西諸島での聖地の総称とのこと、琉球王国最高の聖地と呼ばれる世界文化遺産です。)
神様の浄化の雨とともに濃い緑の森の中を分け入るように進むと6つのイビ(神域)が広がります。
聖なる場所という意味がそこに身を置いてはじめて体感できる特別な祈りの場。地場のチカラと清らかな空気と匂いと風。
沖縄、といってもエリアでまったく違う様相が漂って、那覇の国際通りや北谷(ちゃたん)のアメリカンな雰囲気とは真逆。
こういう磁場の違いを現地で肌感覚をもって体感したいので、1回の滞在ではカバーしきれず、再訪しては深掘りしたくなるのでした。
滞在中は曇天か雨予報だったけれど、晴れ間も現れ、夕焼けも堪能。
移動に困るような雨には遭遇せずに、気候も暑すぎず快適♪春なのに
ホテルの屋外プールで泳げるくらい!(カナヅチなので実際は水遊び。笑)
ドライブ中、いくらgoogleマップが”この道が最速”とお知らせしてくれても選択するのは合理的なルートではなく美しい海岸線沿いを選びます。
が、リュックを背負った徒歩移動の外国人旅行者の皆さんの上級者風旅スタイルにはかなわないのだけれど...
2泊3日の駆け足滞在で、離島には行けなかったけど、いい意味で土着感がまだまだしっかり根を下ろしている空気感を再確認できてやっぱり心地いいとこです。沖縄。
今のところ、暮らす場所も出かける先もー利便性や時代性が優先されている環境よりどちらかというと五感をくすぐってくれる自然の営みにフォーカスできる場所に惹かれがちなワタクシ、、、
たぶん、それが結局自分にとっての“ちょうどよさ”なのかもしれなくて。
もともと海と山に囲まれた野生児育ちなので、こればかりは抗えない感覚なのでしょう。笑
沖縄それ自体は大人気のデスティネーションだし、洗練されたお店や施設も増えているのだけれど、わたし的には商業的価値では測れない本来の土地の持つバイブスだったり身体感覚が研ぎ澄まされるような感じーいや、取り戻されるような感じーそんな目に見えない価値にあふれた場所であり続けてほしいなあと思ってしまいますがーこれはよそ者の戯言でしかないのかな。。
とにもかくにも。
これから旅にゆかれる方も(お気をつけて!)、お仕事の方も(お疲れさまです!!)、いつもの週末の方(“いつも”が大事)もみなさまにとって健やかな日々となりますように♪
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