日々是精進 ③

どうも松下です。

3回目になりました。

前回のコラムで「データ(映像素材)を扱うって怖いなぁ」みたいな事を書きましたが、今回はそのデータを元に行う”オフライン編集”という作業を注視してみようと思います。

私は、オフライン編集というものがよく分かっておりませんでした。

データ(映像素材)を編集ソフトを使って、
ディレクターやエディターが編集する。
編集工程に段階をつけ、
初っ端の編集作業の事を“オフライン編集”と呼称しているのだろう。
ただの仮の編集作業なんだろう。                      と、その程度の漠然とした見解でわかってる風を装ってました。

がしかし、                                その作業に制作として携わったことでその認識が変わりました。

私の映像制作における立場の違いもありますが、
オフライン編集が始まると、私が関わる作業時間や作業量は減り、
編集する人の手によってバラバラだった映像素材が日を追う毎に繋がっていき、
テーマやストーリーのある作品に仕上がっていく。

編集に立ち会ったことも無く、経験や知識がほとんどなかったこともあり、
編集によって映像素材たちが魔法にかけられていくような感覚。
そのような変な感覚を受けました。
また、そんな感覚と同時に作品が完成に向けて成長している様子を直に見れた感じがして「すげーなぁ」と感動したのを覚えています。

構成を考えて、
膨大な量の映像素材の中からどのカットを使うのかを選択し、
放送・公開する時間内に納まるようテンポやスピードを決め、
音声をつなぎ合わせる。など
オフライン編集という作業は作品を作る上でとても重要な作業である事を強く感じました。

今まではフリーとして撮影現場までしか作品に関わったことがなく、クランクアップした後は完成するまで自分が関わった作品を目にすることはありませんでしたが、
作品完成までの変遷に携わってみると、このオフライン編集という行程が映像作品の根幹となる大事な役割を担っていると感じました。

どうすればその作品が良くなるのか。
どうすれば視聴者に伝えたいメッセージやテーマが伝わるのか。

そこに正解はないので、                          ディレクターやエディターのアイデアやセンス、技術力などによって出来上がる映像は様々です。
プロデューサーやクライアントの意向を取り入れる必要もあります。
そのためオフライン編集が映像作品の“良さ”を左右すると言っても過言ではないと感じました。

当事者感意識を持ち、より良い作品を作ろうと積極的に編集に参加することが自身の能力向上に必要である!

ということはわかっているのですが、                    自身に編集について思案し具体化する能力がまだ十分に備わっていないので、その辺を養わなければなぁ、、、

と今日も自問自答しています。

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