見出し画像

だれかに話したくなる山本周五郎日替わりドラマ〜スタッフつれづれnote❼

こーんにーちわー!

NHK BSプレミアム「だれかに話したくなる山本周五郎日替わりドラマ」スタッフの橋立です。
このドラマは、時代小説の名手として知られる山本周五郎短編小説を、朗読を交えながら構成した1話完結の30分番組です。
朗読は、アニメ「進撃の巨人」のエレン役でも知られる声優の梶裕貴さん!

大変ご好評いただき、この度、第2弾の放送が決定しました!
今回も珠玉の短編小説8タイトルを10回に分けてお届けします。
2022年2月3日よる7時からスタートしますので、ぜひご覧ください。

さて、このつれづれnoteでは、山本周五郎作品を原作にした映画を勝手にご紹介します。

題して「みんな観たほうがいい 山本周五郎原作映画」

きっとだれかにおすすめしたくなるホロっといい映画ばかりです。
3日に一度くらいのペースで投稿していきますので、どうぞよろしくお願いします。

それでは7本目いってみましょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ひとごろし(1976年/配給:松竹/82分)

(概要)
「ひとごろし」を原作にした、大洲齋監督作品。
大洲齋さんはテレビドラマ「木枯らし紋次郎」や「子連れ狼」で活躍したディレクターで、本作が劇場映画初監督。
双子六兵衛を松田優作、仁藤昴軒を丹波哲郎が演じています。
六兵衛を助けるおようは高橋陽子、妹のかねには五十嵐淳子が配役されています。

(あらすじ)※あらすじは前回参照

(感想)

昂軒が平兵衛を討つ朝駆けのシーンは必見!
朝靄の中、無数の影が昂軒を待ち受けます。
圧倒的な威圧感をまとい、薄暗い闇から昂軒が現れて、一瞬の静寂。
昂軒が目を見開いた刹那、靄を切り裂く太刀とともに響き渡るうめき声。
朝日とともに靄が晴れ、立っているのは仁藤昴軒ただ1人…。
このシーンの凄みが物語を最後まで引っ張ってくれます。

松田優作の飄々とした六兵衛は、「時代劇とはこうあるべき」という既成概念を軽やかに突破していきます。
そんなところが山本周五郎の作風と通じていて、キャスティングの妙を感じました。

『初笑い びっくり武士道』と観くらべて、違いを楽しむのもいいかもです!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次回も「さぶ」が原作の『SABU さぶ(2002年/配給:キネマ旬報社/121分)』、珠玉の青春ブロマンスをご紹介します!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?