日々是精進 ①

初めまして。
松下と申します。

元々フリーランスの制作部として映画やドラマを中心に映像業界と関わってきましたが、2020年からランプに所属しております。
映画の制作進行見習いから始まった私の映像制作は、十年近い時間をかけて制作部としての技術と経験を少しずつ蓄えながら、そのキャリアを磨いておりました。
そんな時、とあるきっかけによりランプに所属することになった私は、プロデューサという肩書きを掲げながら映像制作に関わっていく事で、自身の経験と知識量がまだまだ足りないと痛感する日々を現在進行形で送っております。

今回この場を借りて、映像制作で気になったいくつかのポイントを個人的見解で考察をしつつ、目指す映像制作との関わり方について、その指針を明確にする事で自身の向上に役立てられたらと考えております。

若干堅い感じの前置きで始めさせていただきましたが、自分の首を絞めるだけな気がするので徐々に解いていけたらと思っています。

そもそも私は制作部としてロケ地の選定や現場予算の管理、撮影現場の環境整備などを主な業務として行っておりました。作品にもよりますが基本的には撮影の1〜2ヶ月前に参加して撮影準備を行い、撮影が終わったら業務終了。解散。といった感じです。

しかし、プロデューサーとなると作品に関わる期間や業務内容が制作部と全然違います。企画立案、予算の確保、スケジュールと予算の管理、台本の作成、スタッフィング、キャスティング、撮影準備、撮影、編集、宣伝、納品、放送、公開など。細分化するともっと沢山の業務があり、期間も1年以上かかる作品もあれば、1〜2ヶ月程度の作品もあります。とても当たり前なことではありますが、制作部とプロデューサーでは作品に関わる範囲と深度が違うのです。

こりゃ大変そうだ。そう感じました。漠然とではありますが。

とはいえそんなことは言ってられないので、私に出来ることは何なのかを考えてみることにします。

………。

全部でした。全部できるし、やらなければならない。当たり前のことでした。

ただ、その中でも自分が今まさに出来ることは企画を考え、立案することだと考えます。

フリーランスの制作部時代の自分を思い返すと、全て自分の中だけで完結してしまっていたように思います。作品について、または自分が及ぼす作品の影響について、そのことを考えたことはあっても他者に伝え、発信することほとんどありませんでした。撮影を円滑に進行させようとする一部の歯車に徹していたように思います。

発想することと発信すること。
自身の中で生まれた感情や思考を映像作品という企画で表し、外に向け発信し続けていかなければならない。そう思いました。

立てた企画の数も少なく、成立した企画もありませんが、諦めることなく継続していくことが自身の向上にとって大事なことであると信じて企画立案に取り組んでいこうと思います。

発想し発信すること。諦めず続けること。

それが大事だとするなら、
このコラムについても同じことが言えるのかもしれません。

頑張ります。

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