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セールをする理由ってなんだろう

どうも、さっき東京に着きましたとよたです。
意外に寒くてびっくりしてます。
Tシャツしか持ってきてないよ・・・
東京に夏は来るんですかね・・・

ということで、とぼとぼ歩きながらタリーズを見つけて
久しぶりにノートパソコンを開く時間を作れたので
自分と約束していた一週間1note、書いていきます。

今日は「セール」について書いていきます。

セールはアパレルをはじめ、いろんな業界で行われていますよね。

一般的には「在庫処分」や「シーズン性の強い商品の入れ替え」などを目的に、価格を抑えて行うことが多いです。

ブランドによってはセールで大きな売り上げが立つところも多いよう。
棚出しや在庫管理で臨時のバイトを雇って大々的にやるアパレルもあるみたいですね(大手ファッションブランドで働く友人曰く)

消費者目線から見ても、いつもより大幅に値引きされた価格で商品が買えるので、ちょっとした「お祭り」のように楽しんでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回のnoteでは「セール」について、僕なりの主張を書いていきますが
「セール」自体を批判するものではありませんし(価格を抑えることが出来るのは企業努力もあるだろうし、セールを楽しみにしているお客様もいる)
僕らの業界があまり季節に売上を左右されずらい業界であることも考え方に少し影響しているかもしれません。

では、本題へ。

まず、僕は「セール」について、あまり良い印象は持っていません。

それには大きく2つの要因があって、

ひとつに「企業のミスである可能性があること」

ふたつに「定価で購入したお客さんに失礼であること」

のふたつです。

順を追って確認していきましょう。

企業のミスの可能性がある問題

これはもう本当に、シーズン性のある商材を扱ってる方に「業種による特性だよ」と言われると一理あるかもしれないんですが、
基本的にセールに乗る商品って何か理由があるんですよね。
(企業側の意図する・しないに関わらず)

大体のセール品というのは、企業が想定したほど需要がなく、または需要はあったけど何らかの理由で売れ残った商品です。
(バンバン売れる商品だったら値下げしなくていいもんね)

これって、完全に企業側のミスじゃないですか?

大量生産の悪いところって、単純にモノづくりで楽をすることが悪いんじゃなくて、その生産性の高さやコストの低さから必要のない分まで過剰にモノを作りすぎてしまうというところです。

ちなみに、大量生産ってそんなに簡単なことではなくて色んな企業が色んな努力をして頑張って成り立っています。
企業努力。素敵です。

企業がまず作る前にやらないといけないのは
「どれくらいの人が買ってくれるのかな?」という需要予測です。

いくら生産のコストが低いからって需要を無視してパワープレイで大量生産を使うのは違うんじゃないですか?

色んな偉い方々が言っている

「現代はモノが溢れすぎている」

という言葉の本質はこういうことなんじゃないかな、と思います。
バンバン作ってダメならセールやー!みたいなのはちょっと時代遅れな気が。

日本人の「もったいない」という精神をもう一度思い出してみましょうよ。

「オーガニックコットンで作られているから地球に優しいよ!!」みたいなTシャツがセールに乗せられて、有り余っている様子を見ると悲しい気持ちになります。

「そもそもの目的とやってること違うくない??」

とも思っちゃいます。

さて、言葉がトゲトゲしくなってしまいましたが二つめに入ります。

定価で買ってくれたお客さんに失礼なのではないか問題

これは、僕がラルーチェをはじめたときからずっと言ってる

「うちはセールを絶対しません」

という方針の一番の理由です。

モノを売っているからには「定価」という概念があるのですが
うちはセールをしないと唄っているため販売員も気に入って頂けたものに関しては、自信を持ってその場で購入することをお勧めします。
お客さんもビビっと来た時に買って頂ければ問題ありません。

では、セールが行われている現場を想像してみましょう。
できればあなたが大好きなショップやブランドの店頭にいると思って考えてみてくださいね。

あなたは以前、すごくかわいいと思って、あるいはこれは買いだ!と思って服を購入したとします。
このブランドは好きだな~、素敵だな~と思いながら。
とても素敵な時間です。

でも、どうでしょう。
しばらくして、その服が30%オフとかになって、店頭で寂しそうに並んでいたら。

「ま、しゃあないよね!」
と思える人ってどれくらいいるのでしょうか。
僕だったら少なからず悲しい気持ちになります。

もちろん企業側から見れば大きな売り上げを上げたり、不要な在庫をババーンと処分できる良い機会かもしれません。

でもお客さんの目線に立ってみたらどう思います?

お客さんを大切にする。
お客さんが今買おう!と決めてくれた購入という選択に対して僕はちょっと申し訳ない気がしてなりません。
僕の考えすぎで、こんな気持ちになる人が全然いないんだったらそれはそれでいいんじゃないかなと思います。

プロモーションにしても、施策にしてもいつも
お客さんがどう思うかな?
というのはラルーチェの大きな行動指針です。

もちろん新規のお客さんも大事にしなくちゃいけないけど
一番大切にしないといけないのは、いつも応援して買ってくれる
「常連さん」のお客さんな気がしてなりません。

まとめ的なもの

これまで散々書いてきましたが結局はお客さんが判断することです。
最初のほうに書きましたが「大量生産」自体は悪ではないし、企業やプロダクトに関わる人たちの努力の結晶です。

でも、その手段をどう使うかは企画する人・販売する人、大まかに言えば企業側に委ねられているのです。

以前、オールユアーズの木村さんもおっしゃっていましたが
「大量生産を嫌うあまり、ハンドメイドを前面に押し出した粗悪品が大量に流通している」という問題もあります。

これからは「セール」という見方によってはプラスの面もマイナスの面も持ったツールとどう付き合っていくかは大切かもしれません。

また、経営者だけでなく販売員として売り場に立つスタッフさんも「どうしてセールをするのか?」くらいは頭の隅っこに置いておくといいかもしれませんね。

久しぶりの投稿で長くなっちゃったんですが、最後まで読んで頂きありがとうございます。
なにかお役に立てたら嬉しいです。

laluce とよた しょう

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