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お遍路ウォーキング日記(130:札所四十一番龍光寺へ ⑥)

【2024年5月14日(火曜日) Day 130】

 今日は多少先に進み現在地は旧津島町嵐。数日前に本当の遍路道が愛南町柏から海沿いではなくて山越えをするとこの日記で書いたその遍路道が合流する場所だ。

 この文化庁の遍路道マップではこの先津島町の下畑地しもはたじにある遍路小屋あたりから東に向かい、山一つ越えて県道46号線に入りしばらくこの県道を進み再び国道56号線に合流するがそれはずっと先のことだ。

 現在地は国道56号線のルート上にある。海沿いの嵐という集落を通り、嵐坂隧道を越えるとすぐの所に嵐坂ポケットパーク風園ふうえんという施設がある。

 ここは一番最初に巡礼をしたときに眠たくてたまらず半分眠った状態だったときに立ち寄って30分だけ仮眠をとった思い出の場所だ。真夏の暑さの中東屋でぐっすり寝た。それだけ疲れ果てていた思い出が残る。

 その日の晩はたしか大洲から伊予方面に行き伊予中山駅の隣にある日曜市会場で野宿をした。なんて所まで思い出せる。

 前日は中村の四万十川河川敷で野宿をし、早朝に足摺岬を目指して朝一番で札所三十八番金剛福寺を打ち、札所四十三番明石寺まで打ったあと野宿に適した場所をさがしているうちに松山の手前まで来てしまったのだった。

 しかも街道沿いだったのでトラックがひっきりなしに通り過ぎていき一睡もできずに早朝県道をつないで久万高原町にある札所四十四番大寶寺に向かった。

 こんな風に一周目、二周目あたりは札所を打つ事ばかり考えていた。一周目はそれこそ地図を見ていても本当に道が正しいのかいつでも不安だった。その不安からだいぶ解放されたのが二周目。三周目は逆打ちでコレまでの知識や記憶があまり当てにならないことを知らされた。

 とにかくバイクで巡礼をしていたときは八十八ヵ所を一気に打ったのでこのあたり、観自在寺を打ち終えてから四十四番大寶寺に至るくらいまでがかなりキツかったのを覚えている。

 なので宇和島を手前にしたあたりにある嵐坂トンネルに差しかかるあたりは休める場所があると思い出すだけでも気が楽になった。

 次回はこのすぐ先にある嵐坂トンネルを通過した先、冒頭に登場した下畑地方面に行く■

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