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保健師時代を振り返る⑥

大切な皆さま、こんにちは。

前回、
沢山の方に支えられながらお仕事する中で
「自分の存在意義」を
考える時間でもあったのだなぁと
振り返っておりました。
相手のことも自分のことも一生懸命。
そんな自分に「頑張ったね」と言ってあげます。

ではでは、今回もよろしくお願いいたします。

前回の記事はコチラ

続き…


11.地域包括支援センター

周りを見て、自分を見て、色んな場面を見て
また更に色んなことを考えながら
お仕事をする中で月日は経ち、
働き始めて6年目だったでしょうか、
今まで保健事業を担っていた場所から、
地域包括支援センター
に異動となりました。

「地域包括支援センター」
という言葉を初めて聞く方もいるかもしれません。

地域包括支援エンターとは?

地域包括支援センターは、市町村が設置主体となり、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等を 配置して、住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、地域の住民を包括的に支援することを目的とする施設。

(介護保険法第115条の46第1項)

また法律です(笑)

「介護保険法」に定められていることから
わかるように、
主たる対象者は高齢者となります。

厳密に言えば高齢者に限らないのですが、
大きく関わるのはその年代になります。

どんなことをしているの?

地域包括支援センターには、4つの役割があります。
「総合相談」
・「権利擁護」
・「介護予防ケアマネジメント」
・「包括的・継続的ケアマネジメント」
です。

???

ってなりませんか?
私はなりました(笑)

日本語で書いてあるのに、なんだか難しく感じる。
この感覚って何なんでしょうね。

一つ一つ大まかに説明してみますが、
とてつもなくギュッとまとめると
高齢者に関することで相談に乗ったり、
必要な情報を提供したり、繋いだり、
住み慣れた場所で生活していくために
どうすれば良いかを考えたり、
といった感じです。

ご興味ありましたら、
下記説明もお読みいただけたらと思います。

* … * … * … * …* … * …* … * … * … * …* … * …

〇総合相談
高齢者の方の生活上の困りごとに対して、
必要なサービスや制度、
社会資源の紹介などを行ないます。
介護保険に関わることだけでなく、
高齢者の方の全般的な相談を受けていますので、
お気軽にご相談いただけたらと思います。
お話を聴く中で、介護認定を受けるのではなく、
地域の社会資源を使うことで解決出来たり、
「話す」だけで安心できることもあります。

〇権利擁護
高齢者の方が安心して生活できるように、
その方が持つ様々な権利を守れるように
サポートや必要な支援に繋げられるように
お手伝いします。
高齢者虐待の対応や金銭管理が出来なくなった
高齢者の方を守る一つの方法として
成年後見制度の活用のサポートなどを行ないます。

〇介護予防ケアマネジメント
要介護状態とならないように
要支援と認定された人や、
支援や介護が必要となる可能性が高い人を対象に、
身体状況の悪化を防ぎ、
自立した生活が継続できるように
介護予防を目的とした支援を行います。

〇包括的・継続的マネジメント
暮らしやすい地域にするための
ネットワークづくりや
地域ケア会議の開催や
ケアマネ支援などです。
地域包括支援センターは、
高齢者に目を向けることが多いですが、
様々な場所が連携し、情報を共有し、
お互いが出来ることを行ない協力し合うことで
いくつになっても誰にとっても
暮らしやすい地域を創っていけるのだと思います。

* … * … * … * …* … * …* … * … * … * …* … * …

この説明の中でも「?」となる単語が沢山あると思います。

成年後見制度?
ケアマネ?
要介護認定?
要介護?
要支援?
地域ケア会議?
そもそも介護保険て何?
などなど。

一つ一つをより詳しく説明すると、
いったい何日必要になるのかわかりません(笑)

ですが、
全部を知っている必要はありません。

人それぞれ必要なモノ、必要な資源は様々です。

それらを調整したり、一緒に考えたり、
ご本人や介護をされるご家族の不安を
少しでも軽減できるようにサポートする役割を
地域包括支援センターも担っています。

実際、
介護に関わる立場にならないと
困りごとが何なのか、
何を準備すれば良いのか、
本当に人によって違うため、
全てを完璧に準備しておく。
ということは出来ません。

そんな中で出来ることが、
高齢者のこと、介護のことで困ったら
地域包括支援センター」という場所を
知っている」。
ということです。

もし、何かで入院していて、
退院後自宅に帰るにあたり、
心配事がある。
という際には、病院の中に
「地域連携室」、「退院支援センター」など
相談に乗ってくれる場所もあります。
看護師さんに相談してみると良いですよ。

心配事をそのままにせず、
まずは、声を発してみてください。

ちなみにこの地域包括支援センターは、
地域によっては「高齢者あんしんセンター」など
名前を変えていたり、
大きな市、特別区となると、
市町村直営の地域包括支援センターだけでなく、
市町村から委託を受けて業務を
担っているところもあるので、
自分のいる場所ではどこにあるのかしら?
と調べてみるのも良いと思います。

役所に電話するにしても、
何課に電話するのかしら?
ということを知っておくだけでも違います。

私が伝えたいのは、
一人で抱え込まないでほしい
ということです。


続く…

なんとビックリ、
地域包括支援センターの説明だけで
とても長くなってしまいました。

読んで下さった方々、ありがとうございます。

言葉で見ると難しい文字が並んでいますが、
高齢者の方のご相談を受けられる
一つの場所となっていますので
名前だけでも憶えていただけたら嬉しいです。

それではまた、次回。

いつもありがとうございます。



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