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超大型クルーズで地中海を巡る ワールドエウローパ乗船記③(2日目 シチリア島パレルモ)

航路


 こちらの記事は、乗船記の続きとなります。ワールドエウローパの地中海クルーズでは、7日間1周で同じ航路を回っているため、どの寄港地から乗船しても、ルートに含まれる寄港地を巡ることが可能です。また、各都市からMSC社がエクスカーションを数種類出しており、前日の船内新聞で宣伝されます。今回は乗船前にマルタとマルセイユでエクスカーションを申し込みました。

航路(IMCサイトより引用)

 なお、今回はイタリアのチベタベッキオ港(ローマ)から乗船し、上記の順番で寄港地を巡っています。

2日目 パレルモ(シチリア島)

 チベタベッキオを出発した翌朝9時、シチリア島のパレルモに入港しました。パレルモ港から市街地までは徒歩15分程度でいけるため、歩いて市街地を目指します。港を出てすぐのところには、タクシーや観光馬車の客引きが詰めかけていました。

パレルモ港には海上プラットフォームが鎮座していた。

 映画『ゴッドファーザー』のロケ地としても有名なマッシモ劇場へ向かいます。マッシモ劇場は現在もオペラ公演などで使用されている世界最大級の規模の歌劇場です。日中は内部の見学ツアーを開催しており、一人12ユーロで参加可能です。ちょうどオフシーズンということもあり、事前予約はなくとも参加することができました。

かの有名な階段では、装飾作業が行われていた。

 見学ツアーでは、劇場内やロイヤルボックス、待合室などを見学でき、説明は英語とイタリア語で行われます。外の荘厳さはもちろんのこと、内部も豪華絢爛な金箔の壁やフラスコ画、装飾に溢れており必見です。見学中、劇場内では公演準備が進められており、時折発声練習の声が聞こえてきました。

劇場の広さに圧倒される。

 ツアーが終了するとちょうどお昼時だったため、地元の「Trattoria Il Vecchio Mafone」というお店でランチを食べました。お店には我々のほかお客がおらず少し不安でしたが、とても美味しいパスタで安心しました。

海の幸がごろごろと入ったパスタ。

 昼食後は歩いてパレルモ大聖堂まで向かいます。大聖堂の内部は宝物庫部分に入るのは有料ですがそれ以外は無料で見学できます。大聖堂ではさまざまな人が祀られており、マフィアとの戦いの中で殺害された人の霊堂もありました。
また、おみやげ物屋も大聖堂周辺に多く存在しており、立ち寄った陶器屋ではJCBカードが使えるようでした。店主曰く、夏の時期は日本人が多く訪れるそうです。

パレルモ大聖堂

 大聖堂見学後、雨が降ってきたこともあり船まで散歩しつつ帰路につきました。道中のスーパーマーケットで船内で飲む飲料水や、以前デイリーポータルZの記事で取り上げられていて気になっていた、イタリアの冬の定番菓子であるポケットチョコレートを見つけたので仕入れます。(ポケットチョコレートはイタリア全土で見かけましたが、パレルモのスーパーマーケットが一番安く売られていました)この日は寄港地観光初日だったこともあり、余裕をもって乗船締切2時間ほど前に船に戻りました。


マフィアについての歴史保存館が街角にあった。

今までの記事まとめ⇒MSCワールドエウローパ乗船記|たびざらし|note



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