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ファンタジー小説/サンダーコレクター5

井戸というか竜巻のようになっている。

キラーコメントが様々に輝やいている。
落ち込んで来た雷がキラーコメントの内部で、反発を繰り返している。

「キラーコメントに雷の電力エネルギーを取り込んでるのよ。ランクによって、取り込める雷のエネルギー量と吸収率変わるのよ」

違う水たまりにニャックが立つと、文字などが浮き出てきた。

「これが今日の活動実績のメーターね。」

数字が浮かんでいて、分かりやすいようにグラフにもなっている。

試験管みたいなのに目盛りがついている。
マイナス、プラマイゼロ、プラス1,2

「このメーターでランク測るの。」

そう言うと、その試験管みたいなものを持って、ニャックが竜巻の中に入っていった。

そうするとプラス2の目盛りまでの水を入れて戻ってきた。

「これさ、最初の水溜まりあるじゃない?あそこに俺入り込んで測るから、嫌いなのよ。ただ水溜まりの水すくうだけじゃなくてさ、所定のやり方あるのよ、これがまた。それが嫌でさー。るなてゃん変わってくれない?あはは(*ΦωΦ*)」

知らんがな。ダルいがな。でもヨイショしとこうと思って、

「流石、ニャック!雷の中に飛び込んでいって、すごいね!ロックでかっこいいじゃん!」

なんか満更でもない顔をしだした。

「今日はプラス2とれたら、ランクD3になるよん!
連続で活動して、このメーターで昇進試験受けてるって感じだね!もちろん降格もあるから、気をつけてねー、べいべー(´>ω∂`)☆」

あーうぜぇ。

「ランクによって報酬も上がるよ。ちなみに、るなてゃん、エリア入れたよね?それ良くってさ、このエリア好きとか好みあるのよー!エリアによって、音もまた違うからね。」

え、早く言ってよ。そうなの??と思わず顔に出たらしい。

「夜中に計算するからね。確認はこの爪のバッジでも出来るよ」

「報酬はお金に変えることもできるし、他のハンターの応援に使うこともできるよ。コレクターさんたちはいろんな景色を見るのが好きって言ったじゃん?だから、そういう景色を発生させることが出来る魔法みたいなものを発動できるの。そのときにでも。協力していって、採集するのもいいよ。呪文書みたいなのも出てくるから、カッコよくできるよ!」

一気に言われてちょっと理解ができなかったけれど、1人でやるんじゃなくて誰かとも一緒に出来ることは理解できた。

活動の資金にしたいと考えています。応援お願いできませんか?