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ファンタジー小説/サンダーコレクター2

世の中、副業が可能になったり、ネットの発達でいろんな働き方が存在することになった。

ゲームをして、お金を得てるってこともあるし。

その中で今、話題のアプリがあるthunder collector(サンダーコレクター)だ。

これでかなり稼いでいる人もいるらしい。

私の名前は、ルナ。登録名ね。
年齢は非公開。性別も非公表。

政府推進のアプリっていうことで、ダウンロードしてプロフィールを作成した。

続きは、アプリを発動させて、スマホを水溜まりの場所で動かせとある。

水溜まりね。
ちょうど、1時間後に大雨になるという警報が出てるから、外に出た時にやってみよう。

ゴロゴロと雷の音が鳴りだしてきて、途端に大雨が降ってきた。

ザァーーー。

こんな中出るのは嫌だったけれど、家を出る。
ビニール傘を雨粒が弾いていく。
レインブーツを履いてるので、足元は濡れないが心地よくは感じない。

もうすでに水溜まりができていた。

そこにスマホをさっきの画面にして、動かした。
どうせ、ARが発動するのだろう。 
そう思っていたら、水溜まりからなにか飛び出てきた。

ビックリして、思わず手からスマホを落としてしまった!
 
「危ないなぁー!」

そういったのは、私じゃなく、飛び出てきた物体が言う。
そしてスマホを掴んでいる。

唖然として何も言えない私に、その物体は話しかけてくる。

「ニャーベリックだよ。ルナさんだね。よろしくね。」

よく見てみると、口は無い。目のようなものはある。手足もあるけど。
どこから声出てるの?
あ、スマホから声が出てるのか!と思っていると

「はい、このスマホ返すね。もうログインしたからもうそのスマホいらないよ。ありがとうね」

と渡してきた。
あ、この物体が話してるんだとおもった。

呆気に取られてると、

「あ、ニャックって呼んでもいいからね!長いし。あと手の甲を上にして、手を出して。」

私は手を出した。

「爪にチップ入れるね」

そういうと左指の爪に可愛いストーンみたいなのが付いた。

「見えないようにすることもできるけど、これでいい??」

雨粒のような可愛いストーンだったので、このままにすることにした。

「これはね、ハンターの証拠のバッジだよ。登録は誰でも出来るから、ちゃんと活動してるかこれで確認するんだ。1ヶ月で効力消えるから、更新制ね」

「一気に話すと、分からなくなるから。随時説明するね。習うより慣れろ、ってね!今日このあと時間大丈夫よね?少し時間かかるよ。」

時間は大丈夫なことを伝えた。
なんか出来る社会人みたいだな、これと思った。

そういうと、ニャックは水溜まりの方にいった。
そうするとふわりと水溜まりの上に立った

「今からサンダーコレクターたちを召喚するよー!」

ニャックが呪文のような言葉を話し出した。




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