選挙にネットを使うことについて考える
2023年は統一地方選挙です。
地方自治会の選挙だけではなく、衆参の補欠選挙もあります。
また衆議院の解散も実しやかに噂されるなど、なんとも落ち着かない政治の世界ですね。
立憲民主党を支持する協力党員兼立憲パートナーズの私は、毎年のように行われる選挙のたびにそわそわするわけですが、今回は地方選挙とインターネットについてちょっと思うところがありまして、考えてみました。
地方選挙にネットは無意味なのか
じつは私が一番信頼している政治家、枝野幸男氏は地方選挙に空中戦はあまり意味を持たないと言っていた。
空中戦とは、いわゆるネットを使った戦術のことだ。
ブログ、Twitter、Instagram、Facebook、YouTube、TikTokなどを駆使して、候補者のことを拡散するのが選挙における空中戦だ。
枝野さん曰く、市議会、区議会、県議会などの地方選挙は、とにかく候補者が一人での多くの有権者と直接対話する機会を作ることが何より有効だと言っていたのだ。
朝夕、駅前に立ってマイクを使って演説をするだけではなく、戸別訪問をコツコツすることが基本だと。
それに加えて、ポスティングや集会、ネットを使った拡散だと。
なるほど…と思う反面、生意気にも私が思ったのは、市議会や区議会選挙のように候補者が乱立するような地域ではネットを使わない候補者と使う候補者でほんの数十票でも差が出れば、それが当落を分けてしまうのではないかと。
無意味ではなく、ネットを使わないのはもったいないのでやらないよりもやった方が良いのではないかというのがど素人の私が思った感想です。
統一地方選挙前半戦を見て
今回、統一地方選挙の前半戦では、ほんの少しだけ千葉県議会選挙に柏市選挙区から当選した山下洋輔さんの選挙を垣間見ました。
見事にトップ当選された山下さんは、選挙後にこのような文章をHPにアップしています。
ここには、まさに私が感じていたことが書かれていて少しビックリしました。
一人一人との直接対話が一番大事なのは、それはもう揺るぎないことですが、候補者は一人しかいません。
限られた時間の中で、一人でも多くの有権者と対話しようと努力をしても限界はあります。
候補者側だけの問題ではありません。
有権者のほうにも事情があるでしょう。
演説会場に足を運べない人、仕事で家を空けている人、病気で入院している人など。
様々な事情を抱えている有権者のもとへ声を届けるためには、デジタルというツールを使うことは決して手を抜くことではないと思います。
ただ、デジタルが苦手な人はそういう活動を嫌う傾向があるのも事実ですね。
それは苦手意識から生まれる嫌悪感だと思います。
教えてくれる人がいない、頑張ってトライしてもわからなくなって挫折してしまう・・。
そこに手を差し伸べることも、誰も置いてけぼりにしない政治なのではないでしょうか。
藤田みきさんの取り組み
前述のように、スマホやパソコンなどを使いこなせない人たちに手を差し伸べることの重要性を考えたとき、そういう取り組みを行政がしてくれたらいいのにな・・と思います。
全国の市町村でデジタル講座などは行っているとは思いますが、やはり手厚さや細やかさに欠けるという声も聞こえます。
最初の一歩にはなるけれど、その後のフォローはなくて、トラブルに直面するとそこで止まってしまうのです。
じつは私が応援している立憲民主党の藤田みきさんは、富里市議として市民に寄り添う4年間を過ごす間に初心者向けのスマホ講座を行っているのですよ。
免許証を返納した後には、人とのつながりが途絶えてしまい、孤立するシニア層も多くいます。
千葉県富里市は、公共交通の整備があまりなされておらず、車がないと非常に不便なところでもあるため、ネットで買い物できるだけでずいぶんと生活が変わると思うのです。
こちらで開催しているスマホ講座の主催は、富里市のひよし地区ささえ合い協議体という市民の活動によるものです。
藤田みきさんは、市議というよりも市民の仲間たちと一緒に様々な活動をしているようで、スマホ講座もその活動のひとつです。
シニアだから苦手、難しいから嫌い、わからなくなった時に誰も助けてくれないなど、デジタルから遠ざかる理由をひとつずつ解決できるのなら、このような取り組みは政治と遠ざかる人たちとの距離を縮める結果にもつながるのかも知れませんね。
また、加入しているスマホの契約内容をチェックして、見直しのアドバイスもしています。
藤田みきさんは、統一地方選挙後半戦で富里市会議員二期目に挑戦します。
このような市民のために細やかに活動してきた人は、富里市には必要な人だと思うのです。
市民にウケの良いキレイごとの政策目標ばかりを並べるよりも、コツコツと一人一人に向き合って活動してきた藤田みきさん、応援しています。
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