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奥日光中禅寺湖の歴史ある釣り文化や先人たちの想いを受け継ぎ、“人と自然と魚”の関係性と…

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奥日光中禅寺湖の歴史ある釣り文化や先人たちの想いを受け継ぎ、“人と自然と魚”の関係性と向き合うことで、トラウトフィッシングの本質的価値を追求し、湖のより良い未来をデザインしていきます。

最近の記事

episode:4 2100年も鱒が棲める湖へ

Lakeside Storiesの横塚です。 今年の中禅寺湖は、水位がかなり低く、華厳滝が枯れるなど、釣りや観光業などへの影響が心配されているところです。 そこで、今回は湖の水位について、現状と僕の考えを整理しましたので、共有させてください🖐️ 1 標高が高くて深い湖中禅寺湖は、標高が高く、深くて、水量の多い山岳湖沼です。 流出部にダムが設置されていますが、一般的なダムとは異なり、表層2mの水位をゲートで調整しています(オーバーフローの量を調整)。 2 水位は流入と

    • episode:3 グラバーの根掛かりを外せ 

      Lakeside Storiesの横塚です。 中禅寺湖解禁まで、あと1週間。 2024年はどんなシーズンになるか楽しみですね! さて、突然ですが、みなさんは、根掛かりでルアーをロストした時、どんな気持ちになりますか? 僕は、少し前までは ・最悪。お気に入りのルアーが。 ・高かったのに。。 ・リーダー結び直すの面倒くせぇなぁ。。。 とか思っていました。 でも、ある日をきっかけに、考え方が変わりました。 今日は、中禅寺湖と根掛かりについて、向き合ってみます。 1 中

      • episode:2 たった1億円じゃダメですか

        Lakeside Storiesの横塚です。 中禅寺湖2024シーズン解禁まであと50日を切りました! 今年は様々な変化があるシーズンになりそうです。 ところで、中禅寺湖アングラーのみなさんは、1日の釣行でいくらお金を使っていますか? 釣り券代をはじめ、地域のお店での飲食や貸船の利用などなど。 今回は、釣りによる経済効果の視点から、地域と釣り人の関係性について考えてみます。 1 経済効果から漁協を応援したい2012年、中禅寺湖は原発事故の影響で「禁漁」か「キャッチ&リ

        • episode:1 ヒメマスは何処へいった

          Lakeside Storiesの横塚です。 中禅寺湖の鱒の中で、地元から最も愛されている魚“ヒメマス”。 近年、そのヒメマスが記録的な不漁に陥っていることをご存知でしょうか。 今回はヒメマスを取り巻く状況とアクションをご紹介します。 1 中禅寺湖とヒメマス中禅寺湖のヒメマス移植歴を整理しました。 明治から昭和にかけて、頻繁に移植が繰り返され、現在まで漁協による稚魚放流と自然再生産によって資源が維持されてきました。 2 ヒメマスの価値ヒメマス移植の歴史から、“ヒメ

        episode:4 2100年も鱒が棲める湖へ

          episode:0 湖は悪くない

          はじめまして。 Lakeside Stories の横塚哲也と申します。 中禅寺湖好きが転じて、鱒釣りの歴史や文化、先人たちの想いを受け継ぐとともに、湖のより良い未来をデザインし、次世代に繋げていくため、Lakeside Storiesという任意組織を立ち上げました。 今回は設立に至ったエピソードをご紹介します。 最初なので、経緯も含めて長めの記事です🙇 1 自己紹介まずは私の自己紹介をさせてください。 釣り好きが転じて、栃木の水産業を盛り上げるため県庁に入庁し、

          episode:0 湖は悪くない