"Z世代の本音" ano 好きな曲6選
Photograph by "First Take"
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小生は50歳を過ぎたあたりから
ジェネレーション・ギャップと云うものに
考えさせられることが多くあります。
現代のZ世代と呼ばれる若者たち__
(概ね25歳以下のカテゴリーを指す)
彼らは生まれて物心ついた時から
インターネット、スマートフォン、SNSなどがある環境で育っています。
若者の情報へのリテラシーの高さには
しばしば圧倒されることがあります。
小生のような__
いわゆるバブル世代の人間は
三現主義(現地・現物・現象)から
物事を推察することを
極めて重要視していましたが
現在ではあらゆる情報を
ネット空間から検索し
その数多ある桁違いのインプット情報を
取捨選択して行かなければなりません。
心のアンテナを巡らせ
感性を鋭利に研ぎ澄ませて
共感力や多様性を認めつゝ
恐ろしい程の情報スピードの中に紛れ込む
心無い悪質な誹謗中傷などから
身を守ることまでこなさなければなりません。
そんな情報スピードに人生の時間を奪われ苦しめられているのも事実です。
真のデジタル・ネイティブ世代から
絶大な支持を受けているアーティスト
"あのちゃん(ano)"にフォーカスして
紹介記事を書いていきます。
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1.ちゅ、多様性。
チェンソーマンのED曲
ベイビーフェイスに抜群のスタイル
甘ったるい歌声と可愛いダンス
対照的に破天荒な歌詞(ゲロチュー)と
エッジの効いたギターのカッティングサウンド
何よりも「FIRST TAKE」で魅せる彼女の可愛いさは
事件と言っても過言ではないくらいの
大きなインパクトがありました。
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2.普変
インターネット社会が生み出す
"常識"だとか"普通"とは?
悩めるZ世代に大きな反響を呼ぶ
anoの代表曲です。
いつの時代も"若者の怒り"は
大切に光輝く感性
そのサウンドは
真夜中のハイウェイを疾走する
そのスピードの中で闇を切り裂く
光を求めているようで__ 。
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3.AIDA
天と地の間
人と人の間
この取り巻く世界の中で
愛だ 愛が必要なのさ
パンク・バンドのヴォーカル・ギターを
演じる一面を持つano
この曲では
奇をてらった感じはなく
雄大な空間に慈しみの愛を
溢れさせているように思えます。
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4.絶対小悪魔コーデ
ここからはインディーズ・レーベル時代の楽曲
小生は冒頭申しましたように
物凄いジェネレーション・ギャップの洗礼を
この曲の歌詞の内容から受けました。
メロディは
どことなく大正〜昭和初期の香りが
して
思わず口遊むようなキャッチーさが魅力的な一曲です。
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5.F wonderful world
インディーズ・レーベル時代の楽曲は
キレキレの歌詞はano自身が手掛けアーティストとして
より尖った感性が心に突き刺さります。
軽快なラップに乗せる可愛い声とは裏腹に
F××k'nワード連発って. . .
彼女の持つ強烈な純生のエネルギーが
ヤバいくらい、かなり中毒性が高いです。
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6.デリート
アーティストano
インディーズ・レーベルでのデビュー
デビュー曲には
アーティストの持つ本質が最も投影される。
と聴いたことがあります。
つまり、本曲には
Z世代の本音が赤裸々に
この歌詞には散りばめられています。
デリート《delete》とは
「消去する。」と言う意味で
「この世から自分を消してしまいたい。」
そのような痛切な叫びを内包した
現代社会の生き辛さや心の闇を
この曲の中で掬い上げています。
彼女自身も
学校などで上手く周囲に溶け込むことが
出来なかった心の傷を負っていました。
そのような想いもあって
心に刺さる歌詞が共感を呼んだのです。
小生の世代で例えると
1990年初頭のグランジの代表格
Nirvana《ニルヴァーナ 》を聴いた時の衝撃と
同じものを感じました。
そして曲後半にかけて
絶望感だけでない希望を見い出そうとする
キミへの想い__
曲中の主人公であるボクの
"生きる"につながっていきます。
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小生にも子供が居りますが
小生自身が生まれ育った世代とは違い
インターネットとアダルト・チルドレンの間で
Z世代の切なさと諦念があるのです。
右肩上がりの経験、いわゆる成長することを
経験することが出来ない時代の中で育った
Z世代の若者たちは
その精神を削られ続けてきたのです。
そんな未来の見えない絶望感の中で
アーティストanoは優しく問いかける。
あのユルユルな雰囲気の裏に
何をみてとれるのか?
我先にと競争に明け暮れた
バブルの幻影に冒された世代とは違う
Z世代の若者の感性を形成させているのは
他者へ共感することの出来る優しさと
多様性を認める懐の深さにあります。
めぐるましい情報の中で心無い言動と絶望感に
押しつぶされないようにと__
心に殻を作ってまでも秘めている
"大切なモノ"があるのです。
小生は50歳の時を経て
形而下の虚構やしがらみに囚われていたのか?
猛省させられましたのでありました。
(気付いてあげられなくてごめんなさい。
そして__
気付かせてくれてありがとう。)
長文お読み頂きありがとうございました。
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