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"謹製 幻のアルバム" The Beatles in 1971

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日々の暮らしの中での音楽との関わり合いは
今ではすっかりとスマホからの取り込みに
慣れ親しんでいます。

小生はApple Musicに月額支払っておりますが
最新の音楽情報が得られることと
かつての名盤が最新の音質で聴ける!
音楽好きにはメリットありますね。

Apple Musicでのビートルズは
何度もリマスターを繰り返されて
今もなお、進化を遂げています。
音楽好きには必須のコンテンツだと思います。

最近、Youtubeの配信で
「もしビートルズの解散が一年延びたなら。」
と云う企画がありました。

今のApple Musicなら造作なく
プレイリストに編集出来るのでは?
思い立ったら吉日__
小生なりにプレイリストを作成し
ライナーノーツ風に書いてみました。

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Side. A


1.Power to the People

ジョン・レノンが力強くシャウトする
天性のメッセージ力とカリスマ性
彼のヴォーカルはまさに時代の雄叫びです。
ロック音楽の持つ躍動感がみなぎって
幻のアルバムの冒頭を飾るに相応しいです。

2.Photograph

作詞作曲"R.Starkey/G.Harrison"
ビートルズのオリジナル・アルバムで
彼らのコンビネーションがあったでしょうか?
ジョンとポールのソング・ライティングと
また違う趣きの秀逸なポップさがありますね。
リンゴのヴォーカルが心地良く感じます。

3.Dear Boy

ロック史上でのメロディーメイカーと言えば
彼の右に出る者は居ないと言っても
過言ではありません。
ソロ二作目にしてポール節が本領発揮です。
彼の楽曲は五線譜上を伸びやかに
メロディアスに彩ります。

4.Jealous guy

一瞬、不協和音のようなコード進行を織り交ぜ
触れたら壊れそうなほど繊細で
それでいて儚く美しい旋律

嫉妬に苛まれるひとりの男として
その素顔をさらけ出すジョンの魂は
優しく温かいのでした。

5.What is Life

ジョン・レノンとポール・マッカートニー
ふたりの偉大なソングライターを凌駕するほど
ビートルズ時代の実質最後の録音アルバム
"アビイロード"から
ソロ一作目の3枚組アルバム
"オール・シングス・マスト・パス"にかけて
ジョージも類い稀なる才能を発揮します。

ソロ転向後はまるでビートルズの呪縛から
解き放たれたように思えます。

解散後に元メンバーは
それぞれ違う道を歩むわけですが
最も成功したのはジョンでもポールでもなく
才能を開花させたジョージなのでした。


6.Heart of the Country

世界最高のロックバンドの屋台骨を支え続けた
ビートルズ時代のポール
その類い稀なるエンターテイメント能力を
デビュー当初からの1年が4年分くらい凝縮し
努力を惜しみなく積み重ね
その才能を磨き上げてきました。

彼もまたビートルズの呪縛から解き放たれて
愛妻リンダと紡ぐメロディーは
軽やかで楽しさに満ち溢れています。

7.Imagine

1980年12月8日
ジョンは
ニューヨークのダコタ・ハウス前で射殺され
40歳と言うあまりに短過ぎる生涯を閉じます。

しかしながら、人々が平和を求める限り
この曲の持つメッセージは永遠不滅であり
人々に希望を与えるロック・アンセムとして
語り継がれていくことでしょう。



Side.B

8.Wah-Wah

9.Plug Me in

1971年に幻のアルバムが出来たなら__
レコードB面の冒頭を飾るのは
ジョージ作曲のラウドなギター・サウンドで
オーヴァー・ドライヴ音が唸りを上げるのを
存分に楽しみたいと思って選曲しました。


10.Love

ビートルズの"1971"
アルバムのバランスを考えてみると
ここではアコースティック的な音楽性にも
振り幅を広げてみたいと思いました。

愛を弾き語るジョン__
その子守唄にも似た安らぎと言い知れぬ不安
物哀しい調べに
ずっと耳を傾けていたいと思います。

11.Junk

ビートルズ・アンソロジー3に収録

ポールは解散直後に
今で言うところの"宅録"で
ファースト・アルバム"Mccartney"
を発表します。
ビートルズと言うあまりにも大きな失くし物

傷ついた心を癒すように弾き語っています。

12.My Sweet Load

ジョンとポールの弾き語りから一転
霧が晴れたかのようなジョージ渾身の名曲

マイ・スウィート・ロードは間違いなく
"1971"からファースト・シングル・カット
ナンバー1のイチオシの楽曲です。


13.Happy Christmas(War is Over)

「世界は全て狂人によって動かされている。
気違いじみた目的を達成するために。
僕はこのことに10歳か12歳の頃、
ずっと幼い時に気付いたんだ。」
ジョンは生前のインタビューでの発言です。

当時、ベトナム戦争が泥沼化し
"正義"を見失ったアメリカ国内で
世界平和を高らかにメッセージを送り続ける
ジョンの魂が込められた楽曲です。


14.The Long and Winding Road

形ある物は壊れてゆく__
ビートルズ解散は必然だったのでしょう。

ラストを飾る曲は
アルバム"Let it be ... Naked"に収録
ポールが真に求めたサウンドです。

人生の長く険しい道のりの果て
あなたの受け取る愛は
あなたの与えた愛に等しい

           《了》

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こうして並べてみると
素晴らしい楽曲が勢揃いの名盤ですね。

このアルバムを4人で作っていたなら
どれほど素敵なことなのでしょう。

秋の夜長に聴く幻のアルバム
"The Beatles in 1971"
ヘビロテして聴いていこうと思います。

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