推しの話をするとしよう:呂布奉先編
我がカルデアにおいて、呂布はまだ戦力も足りなかったソロモンの魔神柱伐採レイドのときから活躍しており、その後も並み居る強敵をばっさばっさと千切っては投げ千切っては投げ、そして初めてLv.120や絆15に到達した特別思い入れのあるサーヴァントなのだけど、正直記事化はためらうところがあった。
というのも現環境においては、ひいき目に見ても無条件で呂布を採用するようなメリットが薄い(以下、弱み 参考のこと)と考えるからである。
とはいえ、誰に勧めるでなくてもここでは推しの話をすべきだし、その流れの中で強みや弱み、運用を自分の考えとして言語化・整頓しておくことは有用だろうと思ったので、結局筆を執ったのである。
うちの飛将軍がゴリゴリに強化された例外やんけってツッコミは無しで
強みと弱み
強み
コストのわりに宝具火力が出る
端的に言えば呂布(宝具5)で狂金時(宝具1強化済み)くらいの宝具威力が出せる。金時の強化前は宝具2に匹敵していたので、それに比べると差が詰まったものの、今でもその火力対コストのパフォーマンスは高い。
FGOは星5サーヴァントと星5礼装でパーティを埋めることが不可能なデザインなので、どこかでコストを下げねばならない。そのため、低コストで高いパフォーマンスを出せるサーヴァントというのは編成の自由度を上げるうえで重要だと考える。
レアリティが低いので入手が容易で強化コストも安い
恒常の星3サーヴァントでなんならフレポガチャから出るので「持ってないやつおりゅ?」って書いても煽りにならないくらいに入手が容易。
同時に強化コストが安く特に初心者の懐事情に優しい。
引き合いに出しっぱなしで悪いが狂金時のいずれかのスキルをLv.10まで上げるQPで、呂布の火力に関係するスキル2つがスキルマできる。
弱み
同じ役割を持つ高レアリティの壁が厚い
様々な強化やテコ入れにより、星4以上のバーサーカーの火力が底上げされ、呂布の強みが相対的に薄まった。
(ただし、高レア=強い はカードゲーム的には健全である)
何より、巡霊の祝祭キャンペーンにおいて水着ジャンヌ・オルタが恒常的に入手できるようになったことで、今まであった宝具レベルの上げやすさによる大火力の確保という優位性も削られた。
スキルにデメリットがあるため運用が硬直化しがち
S2の「攻撃強化成功率ダウン」は原則としてスキルのリキャスト周期が異なるこのゲームにおいて安定した外掛け支援を難しくし、S3の「自分以外の味方の防御力ダウン」が味方の生存力を下げるためそれに拍車をかける。
また、レベルを120まで上げて金フォウマまでしても星5サーヴァント程度のHPしかもたないバーサーカーなので、基本的に長期戦に向かない。
これらを踏まえると、呂布を戦闘させる場合はどうしても短期決着を目指さざるを得ない。
アペンド強化がしんどい
サーヴァント自体の入手は容易だが、高レアや限定のサーヴァントに比べるとサーヴァントコインの獲得量が少ないため、サーヴァントコインを使う強化を考えるとコインが不足しがち。
競合サーヴァントとの比較
普段この項目では同レアリティで同じ宝具範囲のサーヴァントとの比較を記載しているが、現在、星3の単体宝具バーサーカーは森くんしかおらず、運用法が異なる(身を削るクリティカルでダメージを稼ぎ、最後にスターを残して去る)のは明らかなので省略したい。
想定される動き
周回を除けば基本的には殿においてボスキラーとして扱うのがベスト。・・・というか、落ちやすさ、火力の発揮にサポートが必要なこと、上記スキルのデメリットの存在からスタメン配置は推奨できない。
陳宮の宝具や概念礼装「ぐだぐだ看板娘」「アウトレイジ」を利用してサポーターサーヴァントを潰しながら宝具連打するような編成・運用ならスタメンでも・・・といったレベル。
理想的な動きは下記。
スタメン+4体目でゲージを全部へし折る。
敵宝具を受けるなどして5体目(サポート役)+呂布だけを場に出す。
軍神五兵BBEXにクリティカルを乗せて残りHPを全部もぎ取る。
WIN
ヘラクレスや剣ネロのようにガッツで耐えながら戦うのではなく、出てきたターンに宝具をぶっ放してバトルを終わらせるのが役目になる。
そのため、他の殿向けサーヴァント以上に敵のHP残量に気を配ったり、呂布出現時の盤面に気を使う必要がある。
敵にターンを渡すとうっかり呂布が死ぬので・・・。
なので、多くのプレイヤーが内心制限をかけているであろう令呪使用も、精神的な枷は極力緩めておきたい。
そのNP100%で勝てるバトルがある。
呂布でこの運用をするメリットとしてはやはり呂布自身のコストの低さと期待できるターン中ダメージの高さがある。
呂布で編成コストを下げるので、スタメン側にコストを盛って戦闘序盤を安定させやすくなる。また、そのコストに比較して宝具を含めた火力は高いので、ボスクラスでもHPの最終ゲージをへし折ることが可能なのである。
カスタマイズ
礼装
NP獲得できることが前提。
オベロンがいれば黒聖杯(要:魔力装填Lv.10)、不在または不採用ならカレスコが最も丸い選択肢になる。
初期NPを確保しつつ火力を高めるなら「クランクイン」「エアリアル・ドライブ」「サマー・アニバーサリー」など候補は複数あるので、状況に応じて使い分けるといいだろう。
ただし、配布系のNP50%礼装だと外から30~50%の追加NPが必要なので、装備する概念礼装に応じてマスター礼装からNPを追加したり、サポート役のサーヴァントを用意して迅速にNPを確保したい。
コマンドコード
コマンドコードを使う必要がある、または有効活用できるのはボスキラー運用なので、それを前提にする。
S3にスター集中効果を持っているが、呂布自身はクリティカル威力アップを持たないので、それを補強するのがいいだろう。
敵の情報を得てから調整するなら特効系のコードもあり。
アペンドスキル
追撃技巧適正
ボスキラー運用の場合、単騎になりやすい殿ならEXアタックまで発生させやすく、また短期決戦にしなければいけない都合から最大火力の期待値が伸ばせるAS1は優先度高めと言える。
魔力装填
想定パーティやメインの用途によって優先度がやや変化する認識。
先述のボスキラー運用の場合、そもそも呂布はNP獲得スキルを持たないので20%上がったところで単独で宝具を撃つのに必要なラインは凸カレスコが無凸でよくなる程度。
90+以上のイベント周回においては宝具連発に必要なNP供給量(ひいては必要なスキルの数)が変わるので必要になる場合がある。
対ライダークリティカル耐性
クリティカルを防ぐことによる事故死の危険性低下というのは確かに有効なのだが、そもそも耐久がそこまで高くないので優先度は低い。
クラス限定じゃなければ・・・妖精眼ですねそうですね・・・。
相性のいいサーヴァント
陳宮
呂布に足りないBバフとクリティカルバフを補えるのは当然のこととして、ターゲット集中や防御バフ、最大HPバフなど呂布に足りないものを補えるまさに超軍師。でも反骨の相のデメリットで弾かれる。
ボス前に雑魚戦waveがある場合や、複数のブレイクゲージ持ちが出るバトルの場合、陳宮の掎角一陣でスキルを使い切ったバッファーを生贄に取り巻きや前哨戦を薙ぎ払い、本命のボスにバフもりもりの軍神五兵をぶちかます、文字通り「我が方の最も強いものと、敵方の最も強いものをぶつける」作戦を取れる。
ただし、この作戦は他のバーサーカーでもできてしまうので、あえて呂布でやる汎用的な理由がコスト圧縮以外にないのが悲しいところ。
また、配れるNP量が10%しかないので、現環境では呂布+陳宮でNP100%に到達させられないのは注意したい。
マーリン/光のコヤンスカヤ/オベロン
Bアップ出来てNPもらえるサーヴァントはだいたい友だち。
マーリンは無敵があり、ほぼ確実に2T目を約束するがNP供給量が少ない。また、呂布自身が持久戦と噛み合わない。
光のコヤンスカヤはクリティカル回りへのバフやBでのNP獲得など比較的様々なバフが得られるが、防御周りのフォローができない。
オベロンは別格でNP獲得が魔力装填しかない呂布の欠点を補い、夢の終わりの永久睡眠デバフのデメリットを気にしなくていいという利点がある (ボスキラー運用の場合、軍神五兵BBEXで敵が倒せなければ負けなので)が、クリティカル関連のバフを持たないので宝具威力に特化させて考える必要がある。
割と三者三様なので、概念礼装やボスそのものとの兼ね合いで選ぶのが良いだろう。
マシュ[オルテナウス]
合計2Tのタゲ集中で呂布を守りつつ、2部7章以降なら大量のスターを渡してクリティカルの確実性を向上させることができる。
宝具で防御アップを貼ることができ、呂布のS2と合わせれば数値上半減できるので場合によっては有効だが、そもそも超短期決戦に持ち込みたい呂布との噛み合いがあまりよくないので効果を期待するならATKバフの方だろう。
またシナリオの要所では大概メンバー入りが求められるので、その(人によっては)足かせを逆手に取る編成にできる。
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