推しの話をするとしよう:イシュタル編
唐突だが、SNヒロインの中では遠坂がぶっちぎりで好きなのである(でもストーリーはHFが好き)
なので、いざイシュタルをカルデアに迎えた日は喜びを通り越して安堵したものだった。
ああ、これで人理修復にどんな障害が来ても乗り越えられるぞ、と。(まあこれは当時擬似サーヴァントについてよくわかっていなかった+当時サンプルが表面上の依代100%であるエルメロイ二世しかいなかったからこその感想である。その後イシュタルは遠坂凛と完全にイコールではないことが判明したが、それはそれ。イシュタル神と遠坂凛がいい感じに混じった今の状態はめっちゃ好き)
我ながらややキモいが、とにかくろくに戦力も整っていない、実装サーヴァントの数自体も少ない時期に引いた知った顔のサーヴァントなので感慨もひとしおだったのだ。
強み
宝具以外の火力は高い
あらかじめ言っておくと、今回は専らこの項目を擦る記事である。
弱み
特効が無いので、宝具の最大火力では劣る
比較の項目参照のこと。
火力を突き詰めようとすると運が絡む
宝石魔術はCT3でATKバフ50%/1Tを積む強力なスキルだが、効果を得られるのが使用の翌ターン。
考えなしに使用すると効果が得られない可能性すらある。
ギミック対策に運が絡む
無敵と無敵貫通を持つが、確率成功のため頼りきることはできない。
強化成功率アップを持つサーヴァントも増えてきたが、セイバーに対して攻撃有利な範囲だとテスラとジェーンしかおらず(クロエはイリヤ専用)、ダメージ効率を考えればアヴェンジャーのニトクリス・オルタがギリギリだろう。あまり成功確率を上げてどうこうとは考えないほうがいいかもしれない。
スキルがNP50%チャージとセットであることもあり、もう礼装や他のサーヴァントで対策自体を外付けする方が丸い気はする。
競合サーヴァントとの比較
宝具の色と範囲が同じアーチャーを競合として見ると、ギルガメッシュを始めとしてほぼ全員特効宝具持ち。ばーか!!
当然、各競合候補が得意とする範囲内でのダメージ最大値は劣るが、逆にダメージを支えるのがゴソッと乗ったATKバフなので対セイバーならエネミーの種類や使うカードを問わず安定した火力が出せる汎用性の高さが強みとなる。特にクリティカルにおいては他の競合候補の追従を許さない。
先日強化が入った水着武蔵に対しても同様で、基本的にイシュタルは宝具の最大火力を強みとするサーヴァントではないため、対セイバーの戦略も異なる物であると言えるため、致命的な競合とまではなり得ないと考える。
想定される動き
イシュタルは星5の脳筋ゴリラアタッカーなので、当然彼女をメインに据えることで、ダメージレースが有利になるように牽引させる役割ーーすなわちバフを盛り、カードを切って高ダメージを叩き出すことーーをこそ期待したい。
が、イシュタルの火力バフ量はS3「宝石魔術」のATKバフの比重が高いため、これの効果タイミング(×使用タイミング)次第で火力が上下するという運要素がある。
一見完全な運ゲーに見えるがコマンドカードに関する仕様を抑えることである程度制御可能になるため、上手く使いたい。
宝石魔術についての考察
まず、FGOのコマンドカードバトルには以下の仕様があることを念頭に置きたい。
フロントメンバー3体が持つ合計15枚のコマンドカードを毎ターン5枚ずつ抽選する。
一度選ばれたコマンドカードは2度と使用されない。
3回抽選後に状態をリセットし、その次のターンでは再び15枚から5枚を抽選する。
このため、経過ターンと使用枚数の2つを記憶しておくことで、次に回ってくるカードの予想をざっくり立てることができる。
宝石魔術の運要素は「効果がスキルを使用した次のターンに現れるため、そのときのコマンドカード枚数でダメージがブレる」ということである。
つまりプレイヤーとしては「宝石魔術を使用した次のターンにイシュタルのコマンドカードが多く来ることに期待できる状態」でこれを使用したい。
なので、宝石魔術を使用する際には、次のターンにイシュタルのカードが何枚回ってくるかを予想し、期待値の高いシーンで使うべきである。
で、実際どれくらいの確率になるかを計算した表が以下。
まとめると以下。
3n+1ターン(1、4、7、10~)の場合
次のターン開始時にNP100%以上にできて、イシュタルのカードが残り3枚以上あるなら使うべき。
3n+2ターン(2、5、8、11~)の場合
NP関係なく、イシュタルのカードが残り2枚以上あるなら使うべき。
3n+3ターン(3の倍数ターン)の場合
次のターン(3n+1ターン)はハズレ確率が高くなるので、宝具があっても使用するのは微妙。
閑話休題
もう一つ、イシュタルを語るに欠かせない要素が宝具である。
これにはOC対応のBバフがある。継続1Tなので、宝具の後にBを切れることが望ましい。
これと宝石魔術を絡めることができれば、そのターンの火力は他の競合サーヴァントに勝るとも劣らない。
また、宝具強化により宝具使用時に20個の星を生むようになった。
仮にイシュタルの宝具以外に有効な打点が出るカードがない場合でも、例えば『そのターンは宝具とマイティチェインを絡めて星出しに徹し、次のターンにクリティカルを確実に出す』…と言った使い方が出来るようになった。
換言すれば、味方を含めて火力を小分けにできるようになったと言ってもいい。
現環境のFGOは、ことボス戦に関して言えばただ単に1発のダメージを上げれば良いというものではない。ブレイクゲージの存在により表示されているボスHPを上回るダメージは無駄になるからだ。
つまり、同じ100万ダメージを与えるのでも、100万ダメージを1Tに出すよりも、50万ダメージを2Tとか、33万ダメージを3Tとかある程度小分けに出せるほうが有用なケースもある。
その意味で、自分の宝具でダメージを稼ぎつつも自分やパーティメンバーで二の矢を用意していける動きもできると知っておき、それを意識した動きが出来ることは、活躍させるシーンを増やせることに繋がるだろう。
カスタマイズ
礼装
自前でNP50%を持つので、サポート役のサーヴァントと組んでのボス戦であると考えた場合、NP50%礼装を積む必要はそこまで高くない。
防御無視や無敵貫通と言った火力を押し付けるのに不都合なギミックを安定処理したり、それらさえも外付けにして黒聖杯や月の湯治で火力を突き詰めるといった幅広い選択肢が取れる。
コマンドカード
この項目クリティカル威力上げろとしか言ってねえな。
宝具後とか宝石魔術乗せたカードが強いって言って話なんでそれを強化するのは理にかなってますよね(真顔
とりあえずセイバーをカードでぶん殴るのが仕事なので、星断ちの邪聖剣や宇宙の天秤なんかも丸い。もちろん情報を見て特効を載せ替えるのは大いにあり。ただやっぱり特効コマンドカードは数が少ないので結局クリティカル上げていくのが安定するよねって(ry
アペンドスキル
宝石魔術のATKバフを活かすためにブレイブチェインも積極的に組みたいので、追撃適正の優先度は高い。
自前でNP50%を持つこと+Bバフ持ちでNPを小出しに出来るのがオベロンのみの都合、NP50%型のイベント礼装を考えると魔力充填を入れることでその分が無駄になりやすい場合もあるのはネック。
無難にキャストリアあたりと組んで希望のカリスマから宝具に行けるのは取り回しがいいのだが・・・。おそらく好みの差の範疇。
問題のS3はルーラーに対してATK+30%(らしい)ので、範囲は悪くないが如何せんそもそも防御相性が半減なのでおそらく誤差。魔除け程度にはなるんじゃないかな・・・。
相性の良いサーヴァント
光のコヤンスカヤ
星5全体B宝具のアーチャーでNP50%チャージ持ちはイシュタルとテスラだけなので、周回において強みを活かすという意味で価値が高い。
また、S1のCT減-2により、2waveと3waveの両方で宝石魔術の効果を得られるようになるため、途中のwaveに強い雑魚が出るような場合でも安心して殴れる。
雑賀孫一
これはイシュタルに、というよりもアーチャーでマイティチェインを組むための相性と言える。
何故ならイシュタルのようなQAABBのサーヴァントを軸にマイティチェインを安定させる編成を組む場合、QQQABとQAABBを入れる編成か、QQABBとQQAABを入れる編成のどちらかを組むしかないためである。
そしてQQQAB型のアーチャーはいないため、QQABBとQQAAB型のアーチャーを入れるしかない。
このカード構成に該当するサーヴァントは四騎(アシュヴァッターマン、織田信勝、高杉晋作、孫一)で、全員入手方法にクセがある(スト限、限定フレポ、限定星5、イベント報酬)が、比較的最近イベントに出てきて入手プレイヤーもそれなりにいるであろうということで、孫一に白羽の矢を立てたというわけである。
スター発生とクリティカル威力バフでイシュタルの火力に貢献できる他、単体宝具などを回避で捌けるので、手触りは悪くならないとは思っている。
この理由だと九紋龍エリザとゴッホもだいたい該当するな…。今度試してみよう。
ゼノビア
QQAAB型。
カリスマと無辜、直感を持っているのでクリティカル率の補強に役立つ上、カードのバランスがイシュタルと異なるのでマイティ安定に貢献できる。そして入手が恒常で比較的手に入れやすい。
懸念は防御手段がクリティカル耐性程度しかないことと、スター集中持ちのため自分がスターを吸ってしまうこと。
トリスタン
妖精騎士じゃない方。QQAAB型。
NP50%獲得、回避付与、弱体解除、強化解除、Qバフ持ちなのでQ主体で振ってもダメージがそこまで下がらない。
懸念は横バフがないこと。
妖精騎士の方。QQAAB型。
弱体解除、強化解除の代わりにスキル封印と宝具封印、チャー減を得る。また無敵と回避が同時にかかるので必中には勝てる。
上と比べると高難易度向けか。
懸念はやっぱり横バフがないこと。
こいつら二人を使用する場合はスターを補強してクリティカルを安定させたい。
高杉晋作
QQABB型の星5
同じカード構成でもアシュヴァッターマンに比べて横バフがあるため、イシュタルの火力を伸ばしやすい。
イシュタルもカリスマとクリティカルバフを持つので、互いにバフを融通し合いながら宝具でさらにバフ加速させて殴るんじゃねえかなという見込みは立つ。スキルチャージをイシュタルに渡せるのも嬉しい。
信勝は低レアなので比較するのはあまりにもあまり。
ただ、防御面とスターの補助をほぼ3人目に背負わせるのがネックになりそう。
なお、高杉晋作のの項目は完全に机上論である。持ってないので。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?