【東京滞在⑦】年商100億超CEOからの🧑🦲になったあの方に、気になってたことを聞いてきた
昨日はトークショーへGO!
トークショーでは前からお話ししたかった、とある坊主「龍光さん」と会うことができた。
お存じの方、おられるだろうか?
このお坊さんは、東大卒からの、若い頃から実業家として活躍し、17LIVEのCEOとして会社経営をしてたが、インド旅行中にインド仏教最高指導者の佐々井秀嶺氏との出会いがあり、突如として出家をされた、異色の経歴の持ち主。
◇
今回、そんな龍光さんに、ずっと聞いてみたかった質問をすることができた。
その質問とは、
「今の姿を人に語る時に、昔の自分を否定する様な言い方をすることってあるじゃないですか。
例えば龍光さんの場合だと、会社経営で社会的には成功したけど、精神的に参ってしまい出家した って話だと相手にも伝わりやすいし、周囲から求められてるストーリーでもある。
ただ、そんな時、それも真実なんだけど、何も過去の自分をここまで否定することないんじゃないか、過去は過去で頑張ってたじゃないか。
出家してる今を見て欲しい、って気持ちになりませんか?」
という様な内容である。
そしたら龍光さんのご回答が、
「過去を語る作業は苦しみを伴っている。今日も過去について話す時はとても苦しかった」
と言う、飄々とした雰囲気からは想像がつかないような重みを持った返事で、すごい意外だったとともに、とても親近感を持ってしまった。
◇
なぜこんな質問をしたのか説明しよう。
私も、龍光さんとは全然比較にならない規模だが、東京で約20年バリバリ仕事をして、連日飲み歩いて金を使い、肩をいからせて生きてきた。
が、今では沖縄でほぼ隠居のような生活をしている。
このようなストーリーは、皆さんとても興味を持つので、今に至る経緯をすごい聞かれる。
そんなとき私は、「忙しい東京の生活に疑問を持ち、沖縄に来た」と言うような分かりやすいストーリーをつい話してしまう。
ただ、ある意味このストーリーは本当だけど、過去があるから今の自分がいるわけで、頑張ってきたあの過去を、ネガティブなこととして語る自分に「違和感」感じる。
しかし、頑張り続けなくてはならない生活を変えたくて、逃げるように沖縄に来たのも事実なわけで…
そんな私の「違和感」を、勝手に龍光さんの姿に重ねてしまい、ずっと聞いてみたかったのだ。
◇
そして今回龍光さんと話して、わかった。
私は感じてた違和感は、龍光さんの言う「苦しみ」と同じ種類な気がする。
苦しい、過去の自分を思い出す時は苦しい、でもきっと苦しいのはそれだけ頑張ってきたからってこと。
そんなことに気づいたら、苦しみを持つ自分も少し愛おしくなった。
◇
さてさて〜〜!
そんなこんなで夜は長年の友人で、もはや家族のようなS君と末妹と、すしざんまいへ。
なんかさー、東京でいろいろオシャレな店行ったけど、結局「すしざんまい」が1番好きなんだよね〜!
久しぶりにあったS君は、めちゃくちゃイイ男になっててちゃんと稼いでて結婚もしてて、くゎ〜( ̄▽ ̄)姉さん嬉しかぁ。
S君が、
「昔、色々と悩んでたときに姉さん(私のこと)に言われた、 人それぞれ時間の流れが違う、ある人には1分に感じることが、ある人には1時間に感じる という言葉をいまでも様々な場面で思い出します」
と言ってくれて、「そうやろーそうやろー姉ちゃん、さすがやろー」と言っておいたが、正直何の話か全く覚えていない。
きっとその頃読んだ本に書いてあったセリフを、適当に言ったのだと思う。
◇
さて、今回の東京で思ったのは
「みんな、なんとか、なってる」
ってこと。
人生いろいろあるけど、荒波に揉まれても、流れに身を任せ、なんとか頑張って生きてさえいれば、落ち着くところに落ち着く。
ただどこかで流れから道が外れ、とんでもない所に流れ着きそうになった暁には、前途の龍光さんのように、「今までのことを一気に断ち切り、生まれ変わる」という場面も必要になるのかもしれないな。
そして私は「流れを断ち切ることって自分の意思でできるんだよ」ってことを娘に教えていきたいな、と思う。
◇
あーそれにしても人の人生を聞くのが楽しすぎる!!
ラエコの第二の人生、旅人ライターも良いけどインタビューアーの仕事も考えるかな〜笑
仕事くださいね、待ってます。
ははは。
これにて、東京滞在日記終了〜
七日間お読みいただきありがとうございました!
またねん
ラエコ
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
こちら龍光さんのブログです。
ミャンマー僧院体験記が興味深かったので
ご興味ある方はお読みください↓↓↓
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