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お店のお仕事!「売場変更」について

こんにちは!
レデイ薬局3年目社員のかつせです!
お店のお仕事紹介の記事を担当しています。

この記事では
お店でどんなお仕事があるのか気になる」、
ドラッグストア業界に興味がある
方にとってその答えになるような情報をお伝えしていきます!

第二回のテーマは「売場変更」。
ボリュームたっぷりになったので、
興味のあるところだけでも
目を通していただけると嬉しいです☺
今回は作業時のあるあるも載せています😳

お店の売場は夏の前には熱中症対策グッズや花火、
冬の前にはあったかグッズやお餅が
季節に合わせて並べられています。
陳列された商品の変化で季節の移り変わりや
イベント事を感じる方も多いのではないでしょうか。

では、いつ、どのように商品が変わっているか、みなさんご存じですか?

季節の変わり目などのタイミングで
店舗スタッフが売場変更を行っています

売場変更は、季節に合わせた商品を増やしたり、
話題の商品を取り入れたり・・・
お客様にとってお買い物しやすいお店にするための
大切な仕事のひとつです♫


作業手順

お店の売場は大きく分けて2つあります。
取り扱う商品のほとんどが陳列されていて、
春と秋の半年に1回入れ替えがある「定番」売場と、
目玉の商品を大きく展開して
数か月単位で入れ替える「プロモーション」売場です。

この2種類の売場を生かすことで、
メリハリのある買い物しやすい売場とお店を作っています。
それでは、実際の作業手順をご紹介!

①バイヤー指示を確認

バイヤーから全店にこの通りに商品を並べてください
という見本がカテゴリごとに送られてきます。

カテゴリ:商品のジャンル分けのこと。例えば医薬品の中には、鎮痛薬、胃腸薬、総合感冒薬(風邪薬)など、細かな分類がある。

この見本のことを「棚割り」(たなわり)と言います。
前回からの変更点やバイヤーの意図などが書かれており、
1つの棚割りにも多くの情報が載っています。

たとえば、メイクアイテムのプロモーション売場では、
秋からの注目の新商品や、人気商品を陳列し、
多くの方の目を惹くような構成に✨
中でも注目の大型商品は,
資生堂「マキアージュ ドラマティックエッセンスルージュ」💄
うるおい感のあるなめらかな感触と、
つややかな発色が特徴の口紅です!

この注目の商品がアピールできるように、
売場の上段という「場所」と
専用の陳列台の使用という「方法」の指示がされています。

②事前準備

①の指示確認で専用の陳列台を使用するなどの指示がある場合は、
商品入荷後すぐに陳列できるよう入荷前に準備が必要です。

その陳列台や商品特徴が書かれたPOP
(売場にある商品特徴が書かれた広告物)
のことを販促物と言うのですが、
組み立てをしたり破れないように
ラミネート加工したりするのも作業のひとつ。

細かい作業が得意だと、
楽しく感じられるんじゃないかなと思います!

③陳列作業

商品が入荷されると陳列を行っていきます。

私が一番好きなのがこの陳列のときです!
特に化粧品やお菓子の新商品が入るときは
パッケージが新鮮なものも多く、
いつも興味津々で陳列しています✨
この気持ちはお店の従業員ならではかもしれません(*^^*)

最後に準備したPOPや値札などを設置して、作業完了です!

陳列作業を終えたメイクプロモーション売場!
新商品がわかりやすく並べられています!

ポイント解説

ざっくりと売場変更の手順をお伝えしましたが、
これだけではまだまだよくわからないですよね。
ここからは、作業中の大変なことも含めて
いくつかポイントをお伝えしていきます。
これであなたも売場変更マスターに💪

①スケジュール管理のポイント

売場変更はお店の衣替え的なお仕事にあたります。
欲しい時にはすでにある」ことがとっても大事!
特に季節で需要が変化する商品では、
早すぎず遅すぎないように作業予定をたてます⏲

スケジュール管理が繊細なお仕事なんです…!

②陳列作業時のポイント

売場変更をするうえでおそらく一番の腕の見せ所が、
陳列時にいかに空白の棚やスペースを無くして、
ボリューム感ある売場にできるか。

実際にどのように行っているかというと、
ひとつセオリーがあるのでご紹介!
一番下の段から順番に一段ずつ棚の高さを決めて
入れ替えることで、
効率的に空白スペースが最小限になり、
ボリューム感ある売場が実現できます👏

さらに、一日の作業時間は決まっており、
ほかの業務の時間も必要なので
1日中売場変更だけをするわけにはいきません。
作業にとれる時間はどのくらいか、
どこまでならその日中に完了できるか、
優先的に作業しなければならないところはどこか、
などを考えながら実施して、
棚空きの状態は極力無いようにしています🤔

③仕上げのポイント

実は値札やPOPを付けるときにも
気をつけることがあるんです。
商品を並べるだけでは値段もわからないし、
どんな商品かもわからないですよね。

商品をわかりやすく、アピールするために値札やPOPをつけますが、
何でもつければ良いというわけではありません!
適切なサイズの設定、ラミネート加工など、
お客様が見やすくかつ、
お子様が少し触っても崩れにくいように設置します。

棚割りを最大限に生かして
商品が魅力的に見えるように並べるのも、
実際にお店で作業する私たちの大切な役目なのです!(*^-^*)

完成した売場!

先輩から聞きました!あるあるエピソード

失敗例をメインに
売場変更作業あるあるをご紹介します(~_~;)
1つ目はスケジュールのミスから。

季節ものの商品の入れ替え時期が遅くなったことがあります。
カイロの配荷があり、「まだ暖かいし、他の売場変更もあるから」
と後回しにしてしまってました。
そのまま倉庫に置いていたら、急に寒くなって、
お客様からお問い合わせも増えてきてから、
出さないと!と気づき・・・
気づいたら最初の売り時に展開が間に合ってなかったので、
冬と夏の境目のタイミングって難しいなと思いました。

とってもあるあるエピソードですね~。
このミスを防ぐには、数週間先の情報や自分の予定から
作業計画を立てる必要があります。
もちろん最初は店長や先輩の助けが必要。
私も実際にアドバイスを受けながら進めていきました。
特にプロモーション売場における指示は
数週間~数か月先に需要が高まるであろう商品が
配置されていることが多く
その時期に合わせて配荷(バイヤーが各店舗それぞれに決定した商品数を入荷すること)
が行われます。
せっかく商品があっても倉庫に眠らせたままでは
お客様の手に取ってもらえません。
お客様のご要望にお応えするためにも
バイヤーの意図をくんで
売場作りを実施することが大切です!

2つ目は陳列時のミスから

棚落ち品の処理と、新商品の導入とどちらも中途半端になって、
結果、両方の商品が混ざって倉庫がぐしゃぐしゃになり、
売場がすかすかになってしまいました。

こちらもとってもあるあるですね。
私もほぼ同じ状態になったことが・・・
新商品が入ってくると、その商品と入れ替わりの
商品(以下、カット品)がでてきます。
その商品は店舗で特別価格で販売したり、
メーカー様にお返しする作業をしたりします。
基本的には新商品の入荷後に売場変更を実施し、
棚は商品で埋められていないといけません。
しかし、カット品が多いと、
つい先にその作業をしてしまおうとすることが。
今回の失敗例はそのために起こってしまった
棚空きでした。

私自身がやってしまった失敗も
今でも売場変更するときに気をつけることとして
役立っています💪


お店のお仕事「売場変更」についてお話してきました!
少しでも読んでくださった方のお役に立ててたらいいなあと思ってます。

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