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『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』をクリアした感想

 どうもこんにちは。

 2月9日は木曜朝7時に配信された↓ニンテンドーダイレクト↓を、皆様ご覧になられましたでしょうか。

 毎度毎度、テンションの上がる配信番組ですよねえ。

 今回は朝早くから40分以上に渡るボリュームでしたが、その内容はどこを取っても目玉になり得るものばかり。

 その中でも特に注目度が高かったのはやはり、ティアキンこと『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』の最新PV映像。

 あの『ブレスオブザワイルド』の続編ですからね、注目されて然るべきとも言えます。

 そして、この認識は個人的なものかもしれませんが、話題を二分するに足るタイトルがもう一つあったのではないでしょうか。

 そうです。ゲームボーイおよびゲームボーイアドバンスのSwitchオンライン対応ですね。

 ゲームボーイアドバンスで遊ぶには追加料金の必要なプランに加入する必要があるものの、ゲームボーイはSwitchオンラインに加入していれば無料で遊べてしまいます。こりゃあやるっきゃないでしょう!ねえ!

 現時点でも複数タイトルが遊べるのですが、ゲームボーイではとくに遊びごたえのありそうなタイトルをひとつ、がっつりと遊んでいました。

 『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』です。

 今このタイミングで『ブレワイ』ではなく『夢島』

 いやいや、ゲームボーイの古株と侮っちゃいけないタイトルです。クリアまでかじりつきで遊んでしまいましたよ。

 せっかくなので簡単に感想を、下記につらつらとやっていきます。よろしければどうぞ。


1. 『夢をみる島DX』をクリアした感想

 まずもって面白いゲームだった!ということは大前提としまして、大別して二つの要素を挙げます。

〇良かったところ その1

 まず、操作性が素直なところ。これは何を差し置いてもまず挙げるべきってくらい、かなり重要です。

 なにせ『夢をみる島』は謎解き要素の強いアクションRPGです。解けない謎に直面した場合や解くべき謎が見つからない場合、箱庭のように閉じた島をあっちらこっちら走り回る必要に駆られます。

 少なくとも自分は走り回りました。ちょっとしたことに気が付かないで、意味もなく島中をうろうろうろうろ……。既プレイの方であればそんな経験、ありますよね? あると言ってください。

 その道中にはもちろん、有象無象の雑魚敵がうろついています。いますよね?

 『夢をみる島』の画面はスクロール式。一度に表示される領域はそれほど広くありません。が、島ではこちらの攻撃を躱しながら爆弾を投げる不届きな輩狭い通路に配置された高速移動する雑魚敵に毎度毎度遭遇します。

 …………邪魔~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!

 レベルや経験値の概念がない本作、いちいちその辺の雑魚を相手してらんないじゃん!ということもありスムーズに島を探索したいが故、というのがまず一つ。

 さらにもう一つ、先ほども挙げた謎解きアクションのジャンルに大きく関わってきます。

 これも単純な話でして、謎解きの解法自体は単純なアクションによって成立していることが多いのです。それを直感やひらめきで導き出すには、アクションの要素がそれらを阻害しては本末転倒。謎解きとは、大げさな言い方をすれば発想を実現させるってことですからね。

 島やダンジョンでの謎解きを楽しむためにこそ、その手法であるアクションが快適であることは大前提なのです。

 『夢をみる島』はここが非常に良かった。特に移動、十字キー/スティックの操作への応答性は非常に高いように感じました。

 おかげで探索も謎解きもストレスフリー。分かんねえ~!!と唸ることはあれど、ここの微調整が妙に難しくて変に手間取る……、みたいなことはありませんでした。アクションとしての難易度を要求してくることはありますが、そこはそういうゲームですので。

〇良かったところ その2

 そしてもうひとつの良かったところ。これは外せないでしょう。

 物語、世界観の設定ですね。いちいち説明してしまうと冗長なのでしませんが……。

 不意に迷い込んだ小さな島という舞台、直後に活発化した魔物が襲い掛かってくる、という「そういうゲームだから」で済ませられてしまいそうな部分に理由を付加させることで物語を構築している印象です。

 壮大な歴史があり、語り込まれるようなストーリーがあり、というような話ではありませんが……そのスケールの小ささこそが『夢をみる島』の物語の醍醐味と言えるでしょう。

 自分は久方ぶりにじ~んとさせられてしまいました。箱庭の切なさってそうですよね、そういう……。

〇もうちょい親切でもいいなと思ったところ

 でも、もうちょいな~というところもありました。元がゲームボーイだし仕方ないかな……というところもありつつ、でももうちょい! と言いたくなってしまうのはプレイヤーの性。

 これも二つ。アイテムの管理図書館です。

 前者は言わずもがな、プレイヤーの大半は分かってくれることでしょう。いかに操作性が優れていようとも、いちいちメニューを開いてアイテムを持ち帰るのはさすがにちょっと面倒だと……。

 ゲームボーイのボタン数の関係で短縮コマンドの実装は難しかったことだろうと思いますが、それでも何か……何か欲しかった! 『聖剣伝説2』のリングコマンドみたいなやつが!

『聖剣伝説2』のリングコマンド
https://www.nintendo.co.jp/wii/vc/vc_sd2/vc_sd2_05.html

 そして後者に関しましては、もしかすると自分の言いがかりかもしれませんが、ちょっと気になったので言わせていただきます。

 自分、爆弾の投げ方が分からず、とある謎が解けませんでした。爆弾を投げればいいことは分かるのに、どう投げればいいのか分からない。壁を掴んだ瞬間のパワフルブレスレットの虚しさ。

 インターネットに身を委ねた瞬間の「そんなんゲームのどこで習った?」という疑問。

 そしてゲームは最終盤、ラストダンジョンの謎が解けずうるりら爺さんに聞けば「図書館に行け」と言う。そして図書館に行けばラストダンジョンの謎も解くことができる……。

 せっかく最後で雰囲気もいい感じだし、ダンジョンだけで謎解きさせてくれない?

 あとなんでこんなところに爆弾の投げ方があるんだ。いや、図書館なんだしあること自体はいいんだけど爆弾拾った瞬間にも教えてほしかったな。……もしかしたら何か見落としてたのかなあ? だとしたらすいません。

 ……とまあ、困ったら情報は図書館に集約してしまおう、みたいな意向があったんかなと邪推してしまった次第。

 ゲームをやらなくなる理由になるほどでもない、些末なこと。でも、こういうことってなんにでもありますよね、という話。

〇えっ、Switchでリメイクされてるんですか?

 あるんですね〜。

 プレイしたワケではないので何とも言えないところですが、画面がシームレスになってるだけでかなりいい気がします。

 特徴的なグラフィックの作りも合ってて違和感がない。むしろ今からやるならこっち?

 いやしかし、Switchオンラインなら無料で遊べるのも魅力的。

 環境に合わせて選ぶが吉ですね。

2. おつかれさまでした

 そんな感じです。

 未プレイの方がいらっしゃいましたら、箸休め程度にでも遊んでみてはいかがでしょうか。

 いつでもどこでもセーブできますからね。元が携帯機ゆえ。

 それでは失礼いたします。

ず~っとどろぼーだと思わないじゃない!?

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