見出し画像

完璧じゃなくていい、誠実で一生懸命な人こそ応援される @HNK_715

あの人みたいになれたら。あんな風に仕事ができたら…。

仕事もプライベートも、全部上手くやりたい。
できることなら「完璧な人間」になりたい。

2023年が終わろうとするころ、私の心には、そんな想いがよぎっていました。

周りの誰かが見せる完璧な姿に憧れを抱き、自分のできないことばかりに焦点を合わせてしまう。
失敗や弱さをなかなか認めることができず、些細なことでも他人に知られることを避けていました。

しかし、数ヶ月が経った今、私の心境は変わり、完璧な人間を目指すことはほとんどなくなりました。特別な修行を積んだわけでも、何か専門知識を得たわけでもありません。

きっかけの一つになったのは、2023年末に配信されていた、公開オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」に出会ったことです。

PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSとは
通称「日プ」。視聴者参加型の公開オーディション番組。番組開始までに選ばれた101人の練習生はデビューに向け、歌やダンスなど専門的なテスト・トレーニングを受ける。その様子から、「国民プロデューサー」と呼ばれる視聴者が投票をし、最終的に11人が選ばれる。選ばれた11人は、グローバルに活動するガールズグループとしてデビューする。

公式サイトより

SNSでも何度もトレンド入りしていたこともあり、番組の存在は知っていましたが、私はオーディション番組に特別興味はありませんでした…。

しかし、あまりにも世間で話題になっているので、一度配信を見てみることに。

人に応援してもらうために、完璧でなくていい

PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSに参加する練習生の経歴は、多様でした。
元K-POPアイドルの経験を持つ者もいれば、全く未経験の高校生もいます。

いやいや、そんなの不利だろ! 厳しいK-POP界で活躍していた子に、ダンスも歌も未経験の高校生が勝てるわけない!

正直、私は彼女たちを侮っていたのかもしれません。

PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSから選ばれた11人は、4月にデビューを果たしました。
その中には、歌やダンスも未経験という子が何人かいます。

この番組でデビューが決まるのは、視聴者投票だけ。つまり、練習の姿や、テストでのトレーナーとのやりとりから誰かの目にとまり、応援してもらわなければなりません。
では、誰かに応援してもらうためには、何が必要なのでしょうか?

もちろん、歌やダンスのスキルは重要です。でも、それ以上に人の心を動かし「この子をデビューさせたい」と思わせる。そのためにはただ一つ、夢に向かって本気で努力し、ひたむきに向き合う姿だけだと思わされました。

これまで、ラブソルでも「未経験だけど、クリエイティブの仕事をやってみたい」という人を何人か見てきました。未経験なので、専門的な知識やスキルはありません。それでも、ひたむきに、一生懸命やろう、できるようになりたいと動いている姿から、何度も刺激を受けたことを思い出しました。

夢に破れてもいい、何度だって追いかけていい

PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSの練習生の一人に、加藤心さんがいます。

公式サイトより

数年前まで韓国の人気アイドルグループのメンバーとして活動していましたが、突然、脱退を発表。健康上の理由やいろいろなことが重なり、夢を諦めざるをえない状況に陥ってしまいます。

しかし心さんは、再び夢を追いかける決意を固め、オーディション番組に参加しました。デビュー経験者が0からオーディションに参加するのには、相当な勇気が必要だったでしょう。

練習中にはトレーナーから厳しい指導を受けたり、立ち止まったり、悩んだり、仲間に弱音を吐いたりする姿もありました。元K-POPアイドルの彼女でも、パフォーマンスに悩むことがあることを知り、みんな決して完璧なんてことはないんだと、ほっとする自分がいました。

番組の中で、心さんは「もうアイドルなんて絶対にやらないと思っていた。でも、夢を諦めたくなかった。」と胸の内を打ち明けていました。一度破れても、また立ち上がり、夢を叶えようとする彼女を、私は応援しました。

そして、心さんも11人のメンバーの一人としてデビューしました!


これまで私は、何でもできる、完璧な人間に憧れてきました。
でも、それでは誰にも応援されない。誰にも応援されない人生を想像したら、孤独で寂しいし、むなしいものです。

代表のゆかさんをはじめ、ラブソルメンバーは、私の弱さやダメなところも受け入れてくれます。これまでも、失敗したり、気持ちが落ちたりしてしまうことがあっても、そっと手を差し伸べて迎えてくれました。

ダメな自分をありのままさらけだせる場所は、そう多くはありません。
でもラブソルには、そんな自分のことも認め、まるで家族のように応援してくれる仲間がいます。

完璧になりたいと思っていた自分が、PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSを観て一番共感したのは、人の完璧ではない、弱さや不完全なところでした

完璧であるよりも、夢に向き合い誠実に努力をし、応援される人生をつくりたいです。

野元 萌乃佳 ▷SNS…X(Twitter)

<ラブソルへのお仕事依頼についてはこちら>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?