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10年ぶりに海外に行った私が、韓国のタクシードライバーにブチギレされた話 @kobamegu0623

先日、約10年ぶりに海外に行ってきました! 
行き先は、韓国のソウルです。

学生時代の友人は、韓国ドラマにどハマり。何度も韓国を訪れ、その度に誘われましたが、なぜか行こうという決断にまで至りませんでした。

わからないものですね。何年か経った今、急にそのタイミングが訪れたのです。

前回、海外旅行に行ったのは2015年ごろなので、実に10年ぶりの海外。
とうに期限が切れていたパスポートを渡韓直前に申請し、旅がスタートしました。

パスポートの申請がギリギリなのは、私のズボラな性格が原因です。同行者にも、会社のメンバーにも、あまりにギリギリすぎて心配されました。

今思うと、私のこのズボラさが今回の旅の失敗エピソードにもつながっているんだなと、よくわかります。

こちらの記事では、10年ぶりの海外旅行で私がやらかした、2つのタクシーに関するエピソードをご紹介します。

韓国ソウルのタクシードライバーにブチギレされた話

それは、明洞で買い物をした帰りにタクシーに乗り込んだときのこと。

都会で車通りの多い道だったので、早く乗車した方がドライバーさんもいいだろうなと思い、同僚は歩道側から、私はその逆側から、つまり車道側のドアを開けて乗り込みました。

二人とも荷物がたくさんあったので、そのほうが早く車に乗りこめる。ドライバーさんにも迷惑がかからないという「良かれ」の気持ちからです。

そして、タクシーは動き出し、数秒後。
窓の方向を指差して「イルボン(日本人)〇〇〜」と韓国語で話しかけてきました。しかも、車が停止する度に、何回も何回も何回も。

同僚の翻訳によると、彼は「道路側から乗るなんて非常識だ、だから日本人は嫌なんだ」と繰り返し言っているとのこと。

15分ほどの乗車時間の中で、だいたい10分くらいは言われ続けてしまいました。

日本では、カーシェアリングを使うことはなく、タクシー会社の運営するタクシーを使っています。タクシーのドアは自動で開くため、そもそも「逆から乗ろう」という発想になりません。

一般の方がドライバーになるUberだと、使用する車は自家用車ですから、ドアは手動なんですよね。「自分でドアを開ける」という動作が発生し、ドアの選択肢があったことから、逆側を開けるという行動をとってしまったんですね。

今、思えば怒られるのは当たり前。

交通量の多い場所での乗車で車道側から乗り込むなんて、危険でしかないですよね。
自分では良かれと思ってしたことでしたが、もっと優先しなければいけない「安全」のための行動がありました。
見知らぬ外国人に注意してくれた運転手さんには、感謝しています。

日本人の皆さん、ごめんなさい。
私のような人間のせいで、このドライバーさんの日本人に対する評価が下がってしまって。

降車するときには、「ありがとうございました」とカタコトの日本語で挨拶してくれたので少しほっとしたのですが、本当に恥ずかしいエピソードでした。

タクシーを呼べない! 初めての土地で思考が停止してしまった話

もう一つ、タクシーにまつわるエピソードがあります。

ソウル滞在中、いたるところにあるカフェ巡りを楽しんでいた私。宿泊先は江南(カンナム)で、そこから北に上がっていくように街のカフェ巡りを楽しんでいました。

その日は、一緒に行った会社の同僚と途中まで別行動。同僚からは「18時30分にお店を予約したので、15分ごろにホテルに帰ってきてください」と伝えられていました。

カフェに滞在していた私は、韓国の地図アプリを確認し、何分までに出れば間に合うかをチェック。
それまでは原稿を書いたり、カフェのグッズを見学したりと自分の時間を過ごしていました。

時間ギリギリまでここにいようと思い、タクシーが頭をよぎりました。
タクシーであればいつまでに出ればいいかを確認し、その時間までカフェに残ることに。

そして、やってきたタイムリミット。よし出よう! とタクシーを呼ぶためにUberを起動したところ、出発地点が表示されません。

恥ずかしながら、この旅では年下の同僚がささっとUberを使ってタクシーを手配してくれていたため、自分で手配したことがなかったんです

電波のせいなのか、何かの不具合か。全く動いてくれないUber。
ああ、頼れる同僚がいる間に、一度くらい自分でUberを呼んでみればよかった。後悔してもあとの祭りです…。

ここで私は、なぜか「とにかく早く歩いて戻るしかない」という思考一択に。

今思えば、街には無数のタクシーが走っているのだから手を挙げて拾うこと、もしくはそこそこ高級そうなホテルに飛び込んでエントランスにいるタクシーに乗ることなど、いくらでもできたはずなのに…。

結局、予定よりも30分も遅れて歩いてホテルに到着。同僚が楽しみに予約してくれていたお店はキャンセルになってしまい、平謝りで、別のお店で食事をすることになりました。

韓牛焼肉の予定が、カンジャンケジャンに。

本当に情けなくてたまらなくなるエピソードです。

2つのエピソードから学んだこと

2つのエピソードから、学んだことがあります。

ひとつは、知らぬ間に「思い込み」で間違った判断をしてしまっていることがあるということ。

最初の運転手さんにブチ切れされてしまったエピソードでは、「良かれ」と思ってやってしまったことが裏目に出てしまいました。

自分が良かれと思っていることでも、それは相手にとっては全然よくないことである可能性があるということを痛感しました。

ふたつ目は、「準備不足」だったということ。

タクシーを呼べなかったエピソードでは、焦りが焦りを生み、思考が止まってしまいました。

冷静に考えればUberだけがタクシーを呼ぶ手段ではないし、バスや地下鉄など、他にも交通手段はいくらでもあります。

そもそも、知らない土地でギリギリに行動するなんてリスクがまったく想定できていないのです。

事前に一回試す、といったこともせず、パスポートの取得がギリギリになったことも含めて、自分がいかにズボラな人間かということを思い知らされました。反省。

「思い込み」も「準備不足」も、どちらも私のズボラな性格に起因していると思います。
日常でもよくありますが、慣れない、知らない土地だとそれがあからさまに出るんですね

残念な気持ちになりつつも、どこかでそれを面白がる自分がいるのは、年齢を重ねたことで少しだけ自分を客観視できるようになり、まだまだこんな自分いたんだと思えるからかもしれません。

久しぶりに旅に出て、たくさんの失敗をしましたが、懲りずにまた行きたいなと思っています。

それは、旅に出ることで本当の自分に出会えることに気付いたから。自分の良いところも、まだまだ直したほうがいいところにも気がつけるのだとしたら、それは希望でしかありません。

私の旅は、まだまだ始まったばかりです。 

小林 恵美▶︎SNS...X

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