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スキルを活かし、陰の立役者​に!3期研究員haraLABさんのインタビュー

『新しい働き方LAB』は、新しい働き方に挑戦するメンバー(研究員)が集まるコミュニティ。

『新しい働き方アワード』は、新しい働き方LAB3期の研究員の中から特に活躍された方にスポットを当てるインタビュー企画です。

指定企画『地方観光DX』に参加されていたharaLABさん。

今回はharaLABさんに、新しい働き方LABに応募したきっかけや研究を通して感じたこと、4期に応募しようか迷っている方に向けてのメッセージなどを伺いました。

haraLABさんのnotehttps://note.com/haralab/
haraLABさんが代表のBranding Works LLC公式サイト

『地方観光DX』をテーマにあたらぼに応募したきっかけ

ーー『地方観光DX』をテーマにあたらぼに応募したきっかけは?

応募したきっかけは3つです。

  • 1.地方自治体全体が観光戦略によって関係性人口を増やすことに注力しており、テーマとして興味がありました。

  • 2.クリエイティブ・スキルは極めて属人的な資源であり、しかもフリーランスという特定のつながりのない集団が、その資源を活かしてどのようなものを生み出せるかに興味を持ちました。

  • 3.さらに、上記2点の組み合わせに対する興味(好奇心)です。

実際に取り組まれての変化や気付き、エピソード

ーー3期研究制度のテーマは「人生の運転席に座ろう。」でした。
実際に取り組まれて、どんな変化や気付きがありましたか?

長年の業務から生まれたネットワークとは違うつながりの中で、自分の役割を試してみたいと思いました。

ーー自分の役割を試してみたいとおっしゃっていましたが、実際にはどうでしたか?

目の前に課題を提示されると、ほとんど条件反射的に考えてしまいます。ワーカホリックではありませんが、完全な職業病ですね。

地方観光DXではPMとの役割分担で、自分は「出すぎない」ように心がけながら複数の案件のプランニングとディレクションを担いました。

ーー案件の提案書の作成にあたって情報からデータを分析し、わかりやすく可視化されていました。また、複数の案件でディレクションの立場でご活躍されていたそうですね。

私は全然そういう意識はないですし、そうおっしゃっていただける方がいるだけで嬉しいですね。

ーー日常業務と研究活動の両方をスムーズにこなす大変さはありましたか?

通常業務と指定企画ですることに、ほぼ差がないのでスムーズにできました。
地方観光DXの案件で、ある企画書を作ったときは私が担当する部分は2~3時間でキャッチコピーやコンセプトを作りました。

ピックアップした段階で「こっちの方向じゃないか」っていうのはなんとなく感じるんです。これは長年の経験もあるんでしょうね。

むしろ、逆に検証にかける時間の方が長いかもしれないです。


「没企画」コンセプトワーク見本
→haraLABさんがデータ分析からわかりやすく作成

常に頭の隅にあって、無意識のうちに企画のことを考えているんですよね。何か引っかかってくるネタが出た時に、ぱっと頭が反応するんです。

それを繋ぎ合わせていって、仮説であったり、提案であったりっていうのを作るので、これだけ机に座ってたから忙しかったとか、これだけ調べ物したから大変だったとかっていう感覚は全くないですね。

ーー研究活動においてペースが落ちてしまったり、うまくいかなかった体験やエピソードなどはありますか?

個々の課題への取り組みにおいて困ることはなかったのですが、プロジェクト全体の目的(上位目的)を理解できていない点があり、そうした面で自分のやっていることに対する迷いは感じました。

ーー研究を終えて、メンバーとのやり取りに不完全燃焼な部分があったそうですが、各メンバーの温度差によりそのように感じたのでしょうか?

若い方が多いせいもあるでしょうが、ちょっと「様子見」な感じがあり、積極的に関わるメンバーが少ない印象でした。

そうした雰囲気があったので、私が意図的に「出しゃばった」ところもあります。でも、私がいろいろと言ってしまうことで、若い方が発言しにくくなったっていう反省点はあるのかもしれないですね。

短い研究期間の中では難しいのかもしれませんが、もう少しお互いのことを理解できるようになると、こうした不用な遠慮もなくなっていくだろうとは思っています。

オンラインでも、直接顔を見て話すといった交流があると相手のことを少しずつ理解していきますし。この人にはここまで言っちゃっていいんだみたいな安心感みたいなものがないと、なかなか突っ込んだことができないですよね。

これから挑戦したいことはどんなことですか?

ーーこれから挑戦したいことはどんなことですか?

キャリア的には総仕上げの時期なので、自分が伝えていくべきスキルと、まだ向上させることが可能なスキルの整理に取り組むべきではないかと考えています。

誰かの課題を解決することと、自分で課題を見つけることは全く別なので、コレが一番難しい問題かもしれませんね。

自分が伝えていくべきスキルといえるかわかりませんが、あるルールや枠組みが敷かれている中でのメンター的な役割はできるのかも。

でも、私がどうこうよりも、いわゆる60歳前後のシニア全体がそのような役割を担うべきとの思いもあります。

デザインを例にすると、この年代はアナログな手作業でデザインをやってきた。手で覚えた感覚をデータ化してきた世代なんです。それがデザインの本質だなんていう気は無いですけども、デジタルからしか入り口がない若い方たちにその感覚を伝えていくべきだと思うんですよね。

デジタルによってデザインは「大衆化」しましたけど、プロである以上、そこから抜け出る必要があるわけですから。

4期を検討している人に向けてのメッセージをお願いします!

一言で言うならば、「やった方がいい」です。

みんなが手探りで参加しているわけですから、恥ずかしいとかそういうことは考えずに参加してみるといいですよ。

少なくとも何某かの思いや志を持って参加している方ばかりなので、その「熱量」は貴重なものです。さらに「知らない人」ばかりなので、「出会い」も貴重です。

ネットワークの時代ならではの魅力ですよね。「単位時間当たりの経験」が大きいネット環境でこれからの仕事を楽しめる皆さんが羨ましいかぎりです。

あとは、やはりシニアに参加してもらいたいんですよね。シニアにもっとランサーズを周知する必要があるとは思いますがね。

たくさんの方が参加している『新しい働き方LAB』は1つの大きな頭脳なんです。いわゆる集合知ですよね。そのありがたみを活用しない手はないじゃないですか。

ーーharaLABさん、ありがとうございました!

《ライター:えな


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