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自分は誰?

最近、自分は躁鬱と診断された。

 自分は壊れたのだ。

 今までの僕は、自分と向き合うことを恐れていた。人の機嫌を伺ったり、自分が本当にやりたい事と周囲との間で温度差を感じたら、周りからの干渉を恐れて、その考え方を一旦捨てるか、自分の考え方を周囲にも理解されるように無理やり捻るというのがザラであった。

 しかし、その方向性は自分にとって良くなかったことを自分の身をもって体験した。

そう

自分が壊れていく瞬間であった。

 自分の性格上、己の考え方を捨てたり、他人の考え方を素直に受け入れて、自分の頭の中にダウンロードすると脳が異物と認識してアレルギーを起こす感覚に陥るのだ。初めのうちは、それでも我慢はできた。

 しかし、大学3年のある日、いろいろな悩みを抱え込みすぎたのを境にそのアレルギー反応はアナフィラキシーショックへと変わったのだ。そのアナフィラキシーショックこそ躁鬱だったのである。

 周りを気にして、人の前では気丈に振る舞っていたツケがここできた。ここまできてしまっては、もはや元に戻ることはできないだろう。この時に、今まで自分のことをしっかり向き合ってあげられなくて本当に悔しくて泣いた。

なんでも受け入れようとして、全てに頑張りすぎてしまったのだ。
結果的に自分をここまで苦しめていたことに自分ですら気づけなかった。

本当に悔しかった。

 発症してから気づいても遅いことには変わりやしないが少しずつ元に戻るための練習はできる。

まずは、自分を大事にしようと決めた。

心療内科や心理学の本、自分を元に戻すためにはなんでもやった。

そんな中で、自分の状況を言語化してくれる本に出会った。

その本には、心が壊れて、うつ病になりやすいのは、メンタルが強くて粘り強そうに見える人と書いてあった。

確かに大学1年,2年の時は、いろいろなことに挑戦して、周りから色々がんばってて偉いねと言ってもらい余計に周りからの期待や今の自分をさらに超えたいというエネルギッシュな気持ちで突っ走っていた感はあった。

 では、本当の意味でメンタルが強い人はどんな人か。
そこの著書には、こう書いてあった。

自分のメンタルや体が弱っている時にしっかりとそれを汲み取って、残業をせずに帰ったり、休んだり、生産性0のグダグダした一日を過ごす人と書いてあった。

その事実に一度疑問が湧いたが同時にすごく納得した自分もいた。

当たり前だよな

そりゃそうだわ

スマブラで例えるなら、蓄積ダメージ250%の状態で相手とまともに戦えるわけねぇもんな

そこから、自分をもっと大事にしよう。
もっと、自分の気持ちを聞いてあげよう

そのために今回自分は1年という期間を使って、自分と向き合う時間を作った。

もちろん、元気な時はやりたいことをやればいい。

自分が将来何をしたいか勿論決まってはないが、自分のペースでいろいろなことに挑戦して、じっくり決めていけばいいと思っている。

焦る必要はないんだ。

じっくり自分を理解すればいい。


あなたは、まわりを気にして生きてないだろうか。
自分を大事にできているだろうか。

いつか人には限界がくる。

そのまえに

”あなた”なりに自分を守る術を持っておいてほしい。







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