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父〇〇儀94歳にて永眠 残念無念です 

連名ハガキが届いた。一瞬、喪中ハガキと思ったがそれにしては早すぎる。「父 〇〇儀 ハ月三日九四歳にて永眠いたしました」。私に取って4代目となる部長ご逝去の通知だった。

初めての部長から数えて5代目までは把握している。それ以後は多すぎて覚えていない。4代目には1974年から2年間お世話になる。会社のマラソン仲間で、いろんな大会に出場した。

部長は編集委員となり一面コラム「ひびき」を担当。1984年4月17日に1500回を数えた。「ひびきばかり書いているとね、普通の記事が書けなくなるんだよ」。名文家として知られた。

電話で「ひびき」の修正を頼まれた。言い回しや句読点に至るまで、何回も何回もチェック。晩年は年賀状の交換だけで、ここ数年はご家族の代筆が多くて心配していた。残念無念だ。

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