幣立神宮① 熊本県上益城郡山都町

由緒
社伝によれば、
神武天皇の孫である健磐龍命が、阿蘇に下向した際この地で休憩し、
眺めがとても良い場所であると、幣帛を立て天神地祇を祀ったという。

その後、延喜年間(901年 - 923年)、
阿蘇大宮司友成が神殿を造営し伊勢両宮を祀り幣立社と号した。
天養元年(1144年)には、
阿蘇大宮司友孝が阿蘇十二神を合祀し大野郷の総鎮守とした。

【熊本縣神社誌】には、
神代に民族の宗廟として創建せられた云われる。
延喜元年阿蘇友成は本社を造替して健磐龍命を配祀奉り、
天養元年には阿蘇友隆が本社を造営して阿蘇両宮を配祀した。

その後文安二年、天文十四年、天正十年阿蘇氏の造営があり、
今日の社殿は享保十四年細川宣紀の改修したものである。
御祭神:天照大神外二神

【神社内で配布されていた資料 「幣立神宮の由緒」】によれば
高天原神話の発祥の神宮である。
悠久の太古、地球上で人類が生物の王者に着いたとき、
この人類が仲良くならないと宇宙にヒビが入る。

これを天の神様が心配になって、幣立神宮へ火の玉に移ってご降臨になり、
その所に芽生えた万世一系のヒノキ(日の木霊の木)に神霊がお留まりになった。

これがカムロギ・カムロミの命という神様で、
この二柱を祀ったのが日の宮 幣立神宮である。

旧社格は郷社

御祭神
神漏岐命(かむろぎのみこと)
神漏美命(かむろみのみこと)
大宇宙大和神(おおとのちおおかみ)
天御中主神
天照大神
阿蘇十二神

【熊本縣神社誌】には、
御祭神:天照大神 外二神

【五色神祭】
太古の神々(人類の大先祖)は、大自然の生命と調和する聖地としてここに集い、
天地・万物の和合をなす生命の源として、祈りの基を定められた。
この歴史を物語る伝統が「五色神祭」である。

この祭りは、
地球全人類の各々祖神(大先祖)(赤、白、黄、黒、青(緑)人)がここに集い、
御霊の和合をはかる儀式を行ったという伝承に基づく、魂の目覚めの聖なる儀式である。

これは、五大人種が互いに認め合い助け合う和合の世界、
世界平和のユートピア建設の宇宙的宿願の啓司である。

幣立神宮の古代的真実、宇宙的理想の実現こそ、今日の全地球的願望である。
この願いを実現する古代的真実の復元が、こらからの人類文明への厳粛なるメッセージである。
五色神祭は、八月二十三日・五年毎に大祭、その間四年は、小祭が行われる。

鎮座地
熊本県上益城郡山都町大野712

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?