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Digi田甲子園に輝いた九州のシェアリングシティにおける事例をまとめてみました!

魅力あふれる全国の地域を持続可能なものとしていくために今、事例の横展開、つまりこれまで全国各地で生まれてきた面白い事例をその実現プロセスにある失敗も含めて「シェアする(共有する)」ことが求められています。

全国津々浦々で「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けた取組を力強く進めていくためには、地方の創意工夫がなされた独自の取組を積極的に横展開していくことが必要であることに加え、地方公共団体や民間企業の意欲や、広く国民全体の関心を高め、様々な主体が積極的に参画いただける環境を整えることが重要です。

『夏のDigi田甲子園』の概要

2023年4月現在、シェアリングシティ推進協議会には114の全国各地の自治他に加盟いただき、また全国の地方自治体の首長と協会メンバーをボードメンバーに、さらに政府サポーターや外部有識者をアドバイザリーボードに迎え、各地が共通して持つ課題をテーマにした勉強会の開催全国各地の事例データベース化などを通した「事例のシェア」を進め、地域課題に対するソリューションを検討してまいりました。

そこで今回は、内閣官房が進める全国におけるデジタルを活用した地域課題解決事例をシェアする取り組み「Digi田甲子園」で各賞を受賞された優良事例のうち、九州7県を主な実施地域とする取り組みをご紹介します。

【主な実施地域:福岡県北九州市】

福岡県北九州市
北九州市DX推進プラットフォーム創設、北九州市ロボット・DX推進センター開所等による市内中小企業のDX支援の加速化

DXを推進したい企業とサポートする企業によるプラットフォームやDX推進センターが連携して、専門家による無料相談、現場派遣や人材育成、補助金等の支援を行い、中小企業の生産性を向上。

夏のDigi田甲子園

【主な実施地域:熊本県熊本市】

熊本県熊本市
新たな日常におけるデジタル市役所推進事業

タブレット端末、暗号化機能付QRコード、RPA等のICT ソリューションを活用し、窓口申請の負担を減らして業務を自動化する「届出ナビシステム」を構築し、手続きや案内のわかりやすさ・正確性の向上と、職員の省力化を実現。

夏のDigi田甲子園

【主な実施地域:佐賀県佐賀市】

佐賀県佐賀市
SAGAスマート街なかプロジェクト
AIカメラを搭載したデジタルサイネージや、データ連携基盤(都市OS)の活用に加えて、SNS等を活用した情報発信や市民参加型ワークショップの開催などによって、市民が中心になって居心地が良く歩きたくなる空間づくりを目指した取組。

夏のDigi田甲子園

【主な実施地域:鹿児島県鹿児島市】

鹿児島県鹿児島市
ICTを活用したスマートで快適な図書館サービス
鹿児島市がオープンした天文館図書館において、ICTを活用した図書館サービスや管理システムの導入により、スムーズな図書の貸出や座席予約が可能となり、新たな読書スタイルの浸透を推進。

夏のDigi田甲子園

【主な実施地域:熊本県荒尾市】

熊本県荒尾市
AIオンデマンドタクシー「おもやいタクシー」運行事業
路線バスとタクシーを補完する公共交通機関として「おもやいタクシー」を導入し、AI配車システムを活用し、相乗りを前提としつつ、複数の予約をリアルタイムかつ効率的に配車するとともに、路線バスやタクシーとの相互利用を推進することで公共交通全体を活性化。

夏のDigi田甲子園

【主な実施地域:福岡県粕屋町】

福岡県粕屋町
IoTを活用した子ども見守り事業

子どもの安全を確保し、安全で安心なまちづくりを推進するため、町内の小学校、企業、店舗、電柱等に基地局を設置して、IoTを活用して地域全体で実施する見守りネットワークを町内全域に構築。

夏のDigi田甲子園

【主な実施地域:佐賀県白石町】

佐賀県白石町
ドローンを活用した作付け確認の取り組み

多くの人や時間を必要としていた農地の作付確認の作業を、ドローンを用いて農地を空撮し、農地の画像をパソコン内で比較することで、現地に出向くことなく作付の実態を確認できるよう変革。

夏のDigi田甲子園

【シェアリングシティ推進協議会とは】

シェアリングエコノミーを、社会を支える真のインフラとして社会実装すべく次のステージへ向けて、2020年7月14日に一般社団法人シェアリングエコノミー協会内に任意団体としてシェアリングシティ推進協議会を設立しました。地域課題に応じた勉強会を立ち上げ、課題に応じたソリューションの検討及び実装を行っております。2022年12月時点で100を超える全国の自治体会員に加盟いただいております。
https://sharing-economy.jp/ja/city/council

[問い合わせ]

シェアリングエコノミー協会 九州支部
メール:kyushu@sharing-economy.jp
電話:03-5759-0306(代表)

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