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第5期統率者神挑戦者決定戦

0-5ドロップ。

デッキ選択

前回に引き続きギラ木を使用。リストは以下の通り。

《オークの弓使い》の発表を受けて、緑単の時代は終わったと思った。その所感を記事にしたところ、かなり多くの人に見ていただけた。

端的に言えばこの記事の内容は的外れだった。ティムクラが跋扈するcEDHにおいて緑単のマナクリーチャーを焼いている余裕はない。ティムナや誰かしらのライフを削る方が強い。ティムクラもデッキの性質上弓使いを必死に除却することになる。

唯一フィニッシュ時には矢が飛んでくることを避けられないが、大量ドローで《自然の伝令、イエヴァ》か《夏の帳》にたどり着けば誘発を無視して勝てる。リス研と違って「初手バンチューでサーチ」をしてまで欲しいカードでもなく、ほとんどの場面では影響を無視できる。というかマナクリ数体焼かれてクヨクヨするなら元から緑単は握らない。むしろオークを除去するために採用された《電謀》のようなカードの方が辛い。

《ティタニアの僧侶》のようなMVの割に貧弱なカードは減らしつつ、《世界樹への奉納》のような自然な形で除去耐性を得られるカードをちょっと増やした。後はこれまで以上に自分の動きを優先した。これがオーク環境における緑単の生存戦略だ。

指輪物語によって非緑が強化された結果、緑単は相手にされなくなってむしろ立ち位置が良くなった。断じて1週間前のコマフェスでティヴィットを握り、理不尽なヘイトで負けたのが理由ではない。

各ラウンドレポート

R1 ギラ木→◯ログティム→トラ砕き→マルターナ

かなり上手い人多めの卓。トラ砕きが4Cラシュミの場合は理想のレンジに到達し得るが、ログティムが上家なのが懸念点。

5枚までマリガンしたものの、2Tギランラ→3TPWニッサ+ニッサの勝利があるがめついハンドをキープ。

結局ログティムの2Tボ城が止まらずに負け。

R2 ◯ブリーナ→ギラ木→ダーゴティムナ→ティヴィット

青は1人だが、ブリーナのスタックスはむしろ好都合。ダーゴティムナの初動さえ止まれば目がありそう。

マナもドローも土地サーチもある良好なハンドをキープ。

ブリーナはスタックスで止まりにくいクリーチャーデッキへのガードが高めだった。《熟達の刃の精鋭》や《モノスケリオン》で盤面が壊滅。死んだふりに徹する。

ブリーナは《耳の痛い静寂》や《白羽山の冒険者》、《塔の長官、ボロミア》も並べて盤面が盤石に。ティヴィットが全除去をドローするのに賭けて《エスパーの歩哨》に振り込み続けるが引かず。

ブリーナが地下街を踏破する寸前にティヴィットがフルタップで統率者をキャスト。これにはダーゴティムナから《紅蓮破》。誰も構えられなくなったので、ブリーナがエイドリアンコンボを決めて勝ち。

は???????

ティヴィットへの理不尽なヘイトを嫌って緑単に戻ったはずが、ティヴィットへの理不尽なヘイトで負け。なんなんだマジで……

それはそれとしてブリーナはとても良いデッキだった。きちんとスタックスの弱点を意識した構築になっており、この環境で握る意義を感じられた。見習いたい。

R3 ザカマ→テイサ→◯パーフォロス→ギラ木

不思議な卓。多分徒競走するなら自分が最速?

墳墓、ソルリン、アシャヤ、睡蓮、終焉、イエヴァの6枚でキープ。1Tギランラから2Tまでに森を引いて木霊、3Tにアシャヤ+レインジャーという卓の性質にあったハンド。緑マナ引けないリスクを考慮しても魅力的。

ザカマが開幕にタップインデュアルランドを設置し、やや雲行きが怪しくなる。自分は予定通りにギランラを唱えたところ「あなたが最初に統率者を出したので」との理由でギランラに《木化》。負けでいいです。

パーフォロスがマクサスからクレンコと戦長をめくり、そのまま勝ち。

神決で「最初に統率者を出したので」という理由で除去を喰らうのは想定外だった。「T1緑マナ出ないのにキープしてるのはかなり怪しい」なら正しい。タップインデュアルランドを見た時点でそういったプレイングをしてくることも視野に入れるべきだったか……?

R4 ギラ木→トラテヴェ→◯逆クラ→ディハーダ

逆クラのハンド次第では身動きが取れないが、概ねやりたいレンジになりそうな卓。

ドローとマナのある5枚キープ。先手のときやたらマリガンするね。

逆クラが1Tクリプト→リス研。その後ディハーダがノーケアでギャンブル→アンバー→睡蓮。ディハーダが出るでもなくエンド。トラテヴェと一緒に「引かせてまでやるプレイか?」と言うが時すでに遅し。

トラテヴェの決死の打ち消しやこちらの《進歩の災い》で誤魔化すが、ハンドパンパンの逆クラは止めきれずに負け。

R5 ◯ジャイルーダ→ディハーダ→アシー→ギラ木

アシー、あなただけが頼りだ……!

ジャイルーダが1Tからマナファクト大量展開+《闇市の人脈》。かろうじて1Tジャイルーダではなかったが……

2Tジャイルーダはめくれが芳しくなくストップ。返しのアシーがアウフを出して一息つけそう。

そのままジャイルーダが大量の儀式とサーチからガチャガチャして勝ち。見事な構築とキープ。

ここでドロップ。

総評

EDHなんも分からん。

緑単はティムクラのような強デッキに甘えるデッキなので、参加者が増えるとローグに当たる確率も上がって辛い。

参加者が増えること自体は望ましいので、そうした環境でも押し通せるデッキ選択・構築が求められるとは思った。

構築の方向性自体は気に入っているが、ちょっと心は折れかけ。新機軸のデッキを検討しても良いかも。《旗印》ナジーラとか。









フルタップのティヴィット打ち消す人、ちゃんと自分でケツを拭いてくれよな!!!!

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