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第3期関西帝王戦 統率者

 4-2で予選5位抜けからの一没。

参加経緯

関東勢で飲んでいる時に「みんなで次の関西帝王戦行こうぜ」という話が挙がり、気づいた時には8人の大所帯に。「関東からやってきた外来種8人組」という意味合いで「アメザリ8」を名乗って帝王戦に乗り込んだ。いやまあ結局9人いたんだけどアメザリ8。アメザリ8って何なんだ……?

デッキ選択

いつものギランラ木霊。

コピーで脱獄される《ケンリスの変身》の不採用、木霊から出せば介入するタイミングがほぼ皆無の《落葉の道三》の採用などが特徴。

直近ではギラ木とティムクラ or 指輪7ドローログサイを交互に回していた。両極端なデッキを交互に回すことで、それぞれの知見を反映させていくのが狙い。どちらの勝率も悪くなかったが、せっかく関西に乗り込むのであれば名刺がわりのデッキを使おうということでギラ木を選択。

各ラウンドレポート

R1 タリオン→ローアン→◯ギラ木→変身ログトラ

ローアンが除去・打ち消しを吸ってくれることを期待する卓。

木霊にも一度精神壊しが飛んできたが、ローアンやログトラの《潮吹きの暴君》に除去・打ち消しを吐ききったところで再走して勝ち。

R2 ティヴィット→ケリク→◯ギラ木→ラクドス

ティヴィットがケリクを止められるかどうかに全てがかかっている卓。止まりさえすればこちらの仕掛けはフリーになるので、《自然の秩序》からの《ニクス咲きの古きもの》を目指すガメついハンドでキープ。

ティヴィットがセットランドのみで1Tを終えた直後にケリクが走るが、これにはきっちりと妨害。2ターンほど経っての再走にも妨害。

流石に妨害がつきたと判断して、予定通りオーダーからニクス咲き。そのまま完走して勝ち。

R3 サウロン→◯ギラ木→タリオン→プローシュ

比較的ゆったりとしたゲーム展開が期待できるので、悪目立ちしない程度に展開しつつ一気に差し込みたい卓。サウロンが2回目のマッチで、こちらの動きを知っているのだけが気がかり。

序盤にサウロンのラガバンがタリオンからオークを奪うが、これにはタリオンから潮縛り。サウロンから自前のオーク、タリオンは指定1でやや雲行きが怪しくなる。

結局木霊経由で道三と《雲石の工芸品》を着地させた後、コグラでどちらも処理して勝ち。

R4 ◯ティヴィット→ティムクラ→ギラ木

2人のやり合いをボーっと眺めながら準備して勝ちたい卓。

5枚までマリガンしたところで無色土地とクリプトでやむを得ずキープ。そのまましばらく緑マナを引かず、バリスタで殴り続けるだけの人になる。

他の2人も事故っていたが、最初に復帰したティヴィットが猫テフェリーを決めて勝ち。

事故り具合を見るに緑マナさえあれば勝っていたので、4枚にしてでも緑マナを探すべきだった。

R5 ギラ木→◯ティムクラ→エドリック→ネヘブ

ネヘブの目指すゲーム展開が不明だが、エドリックにほどほどに2人の面倒を見させたい卓。

エドリックが1Tにエドリック+マナクリを展開。2Tのダブルパンチでエドリックのマナクリとネヘブのラガバンが相打ちし、ティムクラ一強に。

その後ティムクラが黒幕+徴税をそろえて、ハンドとマナをじゃぶじゃぶにして勝ち。

R6 ファルコ→◯ギラ木→グウィン卿→トラテヴェ

大体R3と同様の想定。ファルコがスタックス系を展開してくれればラッキーくらいの差。

グウィン卿の指輪とトラテヴェの変形者で2人のハンドがパンパンに。トラテヴェは種子生まれも追加しようとするが、これにはファルコから打ち消し。

とはいえこれ以上ターンを回しても勝ち目がないと判断し、《エント最後の進軍》をぶっぱ。ここから繋がって勝利。


4-2で予選ラウンドを終了。僅差で5位。4位以内であれば準決勝を起家で始められたので、ちょっと悔しい……

SF ◯ティヴィットA→ギラ木→トラティム→ティヴィットB

相手がやたらと強いことを除けば、相性自体は悪くない卓。まあ決勝ラウンドだから強いのは当然か。全員リス研黒幕のような盤面にならなければいける……はず。

早期に着地したティヴィットAがガンガンこちらを殴ってくる。「コンボ止められないので、とっとと落としたい」とのこと。残念でもないし当然。

一度は《サイクロンの裂け目》で展開をリセットされたが、《大地の知識》と《楽園の拡散》で即復帰。

3回殴られて後がなくなったターンに、《エント最後の進軍》で6ドロー。通った時点で勝ちを確信していたが、出せるクリーチャーがマナクリ1枚のみ。弱すぎる。そのまま4回目も殴られて脱落。

その後は激しい攻防の末に引き分け、ライフの多かったティヴィットBが決勝進出……と思いきや、ジャッジから「ライフが多かったプレイヤーが決勝進出するというアナウンスは誤りで、予選の順位が高かったプレイヤーが決勝進出する」との告知が。確かに大会詳細ページにもそう書いてある。結局予選4位抜けだったティヴィットの勝利。

とはいえ各プレイヤーライフ差を念頭においてプレイしていたため、お通夜のような空気に。勝敗が入れ替わってしまう類のミスはもうちょいどうにかして欲しいところ。予選と決勝ラウンドで条件違うと、こういうミスが起きやすい。神決同様に、決勝ラウンドを別日にして時間無制限にするのが良いんだろうか……。

総評

関西勢にデッキの動きが知られていないというアドバンテージもあったが、デッキ・プレイともに悪くない内容だったように思う。

デッキに関しては唯一《夏の帳》がノイズだった気がする。せっかくクリーチャーを中心に妨害の当たりづらい動きをしているのに、帳でインスタント・ソーサリーの土俵に降りてしまう。これによって飛んでくる妨害が3倍くらいになるので、基本的には通らないと考えるべき。使い方で工夫する余地はあるが、ひとまずは抜いてしまって良さそう。

アメザリ8からは5/9人が決勝ラウンドへ。決勝に進出した同じく緑単の《ペレグリン・トゥック》に関してはコーラ登場前から意見交換していたので、感無量。直近で種族王も優勝した非常に脂の乗っているプレイヤーなので、次回神決あたりで大きな結果を出してほしい。

前日・当日の飲み会を主催してくれたたっちーさん、飲み会や対戦を通じて交流させてもらった関西勢各位に感謝します。次はタイトル奪う。

種族王編に続く……かも?

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