見出し画像

なんで日本の教育にがっちりハマると、海外で苦労することがある?ーー海外に来て重要になる「ルールを疑う力」

こんにちは。
中国の華村さんが、「ルールはルール」で思考停止しないということを書いていました。

中国の人々は、目の前にルールが出されたからといって、それを素直に「はい、そうですか」と飲み込むことは多くありません。

さらに松井博さんもこれを受けて「すごく大切なポイントだ」と書かれています。

僕が不思議に感じるのはルールの多さよりも、むしろ、人々がルールに粛々と従うことのほうです。

マレーシアでも同じです。マレーシアで有名なラジオDJのシュクさんに横浜を案内したときに、車が来ていない赤信号を守っている日本人を見て、「なんで車が来ないのが明確なのに、誰も赤信号を渡らないのか?」と聞かれました。

これは一つの例に過ぎませんが、「規則だから守る」を粛々と実行する人が、すごく多いと感じるんですね。
そしてその規則にほぼ、意味がないこともあるのです。

松井さんは原因は日本の教育にあると書いています。

日本の教育って基本的に軍隊と一緒で、ルールに従うことを徹底的に仕込まれます。多くの人が工場勤務だった高度経済成長期にはこれはこれで理にかなっていたのだと思うのですが、でも今は、「知恵の時代」ですよね。堺屋太一が「知価革命」、アルビン・トフラーが「第三の波」を出版して画一的な時代の終焉を予言したのが、もうかれこれ35年前です。ですから、いまだに「ルールはルールだ」なんて教育、やっぱりいくらなんでもヤバいと思うのです。

一方で、日本でガチガチに「ルール厳守」をしてきたタイプの方、特に他人の不品行を見ては、「あ、**くん、色付きの消しゴム持ってきてる。いけないんだー」などと先生に言い付けてます。

こういうタイプのお子さんは、海外に来るとけっこう苦労するんですね。

海外で重要なのは「柔軟性」である

日本のルールに慣れた人から見たら、海外はカオスに見えることでしょう。

ここから先は

698字
この記事のみ ¥ 300

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。