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日本で働くのはしんどい? 東南アジアの学生の感想から考えた

今や「空前の世界移民」の時代です。グローバル化とはモノとカネだけではありません。

世界では、「国を跨ぐ人々」が急増中。マレーシアでは留学はもはや当たり前ですが、私のいる大学院でも、「ケニア出身だが今は中国で働いている」「アメリカ出身だが今はタイで教えている」みたいな人が普通です。

「グローバル教育の教科書」とも言える米国アジアソサエティーの書籍では、「移民を1つの国とみなすと、世界第四位の国に等しい」と書いています。

国際的な移民がかつてないほど大規模に発生し、教室や近隣地域の人口動 態 を 変 え て い る 。国際連合人口部のデータによると、1991年の夏までに、国際的な人口移動 は、世界人口の3分の1を占めたという。
2010年、世界の移民総数は約2億1,400 万人となった。 
すべて の移民を1つの国とみなした場合、 中国(14億人)、インド(12億人)、 米国(3億1700万人)に次ぐ世界第4位 の人口となる。

Boix Mansilla, V. & Jackson, A. (2011). Educating for global competence: Preparing our youth to engage the world. New York: Asia Society. Retrieved from https://asiasociety.org/files/book-globalcompetence.pdf DeepLでの翻訳

2010年でこれなので、今はもっと増えているでしょう。 

しかしそんな中で、日本に住むのはどうなのか。

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