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大人の学び(非売品になりました)

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記事一覧

教育における「カリキュラム」とは、教育目的によって変わるもの

大学院で「カリキュラム」について学んでいます。 先日は、皆さんにカリキュラムの「定義」に…

アメリカの子どもの成績は世界の最低水準。なのに、経済が好調なのはなぜか

以前、そろそろ私たちも「誰かに雇われないと死ぬ」という考えを変換する時期かもと書きました…

大学院のコアコースがあと残り2科目になりました

ようやく大学院のコアコースの終わりが見えてきました。 相変わらず亀のような歩みですが、今…

「正しいか間違っているか」思考から脱出する方法を大学院の文章から学んでみるよ

自分の常識範囲とは異なる物事に対し、「こんなのあり得ない」「間違っている」と反射的に思っ…

日本と韓国の教育システムは国連から勧告されるほどに「過度に競争的」らしい

NHKの「教育虐待」のニュースを見ていて、あれっと思ったところ。 それは、日本の教育の「過度…

「あれ、学校ってこんなに厳しかったっけ?」今の子どもが受けている教育は「昔よりず…

最近子どもを学校(公立・私立問わず)に入れた方が異口同音に言われること。 それは「今の学…

日本で言うところの「自由な教育」とは何なのか?

本日は調べたことの途中経過。 よく「子どもには伸び伸び好きを追求させたい。自由な学校に行かせたいです」という方がいらっしゃいます。 果たして日本にそんな学校は存在するのでしょうか。 日本の教育の特徴は2つあると思います。 1つが中央集権的であること。全国津々浦々、どこに行っても同じ教育が同じペースで行われます。 もう1つが、カリキュラム中心主義ということ。時間割と内容は、文科省が決めた学習指導要領に縛られます。学校教育法第34条に教科書の使用義務があり、教師は決められた

「マダガスカルを再建するための経済政策を立案し、国民にスピーチしてください」ーー…

私がマレーシアに来て一番驚いたのは、インターで行われるテストや課題がまるで大人に対するも…

ニュージーランドの子供たちはどうやって英語を学ぶのか、と日本人の英語学習の方向性…

こんにちは。 ニュージーランドの公立小学校で、ネイティブの子供たちがどうやって英語を学ぶ…

日本の教育を外から分析してみると中国やベトナムによく似ていた件

こんにちは。よく他人と話さないと自分を理解できないといいます。 国も同じで、他の国から見…

ニュージーランドで見た、宿題も、時間割も、教科書もない公立学校について

こんにちは。ニュージーランドで実際に、公立小学校、中学校を訪問しました。 「カリキュラム…

今週の大学院では心理学をやってます

今回の教育理論はほぼ心理学。 グッと内容が理系に近くなっています。 人はなぜ学ぶのか。学…

ドリルや穴埋め問題、選択式問題は不公平ーーならば、学習者中心の教育ではどう生徒を…

前回は、教育の国際的な傾向に、伝統的な教師中心のアプローチから生徒中心のアプローチへの移…

ドリルや穴埋め問題、選択式問題がなぜ問題なのか?

「うちの子がドリルをやらなくて困ります」 多くの方がおっしゃることです。 私はやらないのならやらないで良いと思っています。そしてその場合は、親が別の教育方法を模索する時期かもしれません。 現在、大学院で「評価方法」について学んでいますが、世界的に見ると、「ドリルや標準化テストはもう古い」とする考えがあるからです。 本日は、いくつかの論文を読んでみます。まずは、 Schreurs, J., & Dumbraveanu, R. (2014). A shift from te