恐怖太郎

あなたは、霊の存在を信じますか? 昔からある幽霊の話。今ではテレビやネットで、多くの報…

恐怖太郎

あなたは、霊の存在を信じますか? 昔からある幽霊の話。今ではテレビやネットで、多くの報告がある心霊現象。勘違いや創作もあると思いますが、すべてがそうだと言い切れるでしょうか。霊子さん(仮名)の話を通して、霊の存在を証明できるといいなと思っています。

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お守り[霊子さんの心霊体験]

初投稿になります。 昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 今から20年ほど前、高校生の霊子は田舎のイオンにあるアイスクリームのサーティーワンでバイトをしていました。 1年ほど勤め続けると、霊子はストック用の冷凍庫の在庫チェックを行うことになりました。 チェックリストを持ち冷凍庫に入りました。始めの3回くらいは何事もなくチェックを行いました。 しかし、次のチェックで見えてしまったのです。 冷凍庫に入ると、霊がいました。50代くらいに見えるおじさんで、座

    • タクシーに乗る幽霊[霊子さんの心霊体験]

      昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 ------------------------------------- 地方のタクシーに乗った時、運転手さんが話し出した。 「ちょっとお嬢ちゃん、聞いてよ。この前、おじちゃん、幽霊乗せたんよ。」 私はその手の話は好きだし、お酒も入っていたので、「どんな人乗せたのー?」と話に乗ってみた。 公衆電話から「N駅に一人、お願いします。」と電話が入ったそうだ。N駅と言うのはこのタクシーの営業地域にある無人の小さな駅で、

      • 代車で事故回避[霊子さんの心霊体験]

        昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 ----------------------------------------------- あるとき、代車としてスズキのジムニーを借りて乗っていた。 走っていると後輪からガタガタ音がして振動を感じた。何だろうと思い、車を止めて見てみるが異常はない。 また走り出すと、やっぱりガタガタ音がする。気になるので、コンビニに寄って、もう一度見たが、やはり問題は見つからない。なので、車屋に電話して、「代車で借りている車の後

        • モノマネ幽霊の山女(やまんじょ)[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 -------------------------------- 私が小学校3-4年くらいの頃、どこにでもある野池のひとつ、その野池の近くでおじいちゃんが畑をしていた。 びわの木も植わっていた。それを収穫に行くことになったので、私も手伝いに行った。 野池が近いので、おじいちゃんには、「池に近づいては絶対だめだ。」と言われていた。 私はいい子だったので、言い付けはちゃんと守っていた。 おじいちゃんが収穫を始めたが、前

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        お守り[霊子さんの心霊体験]

          カウントダウン[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 -------------------------------- 小学4年の時、バス遠足があった。ボランティアで説明係のおばさんが同行していた。 私はマイクロバスの左側一番前の席に座った。生徒の数は少ないので、各自、横の席はリュックを置いたりして ゆったり座っていた。 短いトンネルに差し掛かった。中に入るといきなりフロントガラスに上からでかい手がばちっと張り付いた。 フロントガラスいっぱいになるほどの指を大きく広げ

          カウントダウン[霊子さんの心霊体験]

          初宴日(初盆)[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 -------------------------------- 小学2年のころ、おじいちゃんがなくなった。 私の田舎では、初盆の時、外に仏壇を持ち出して、仏壇を上座にして親戚みんなで会食する風習がある。 庭にシートを敷いてテーブルを置き、料理を並べおじいちゃんを忍んでお酒を飲んだり食事をするのだ。 外は暑いので扇風機を周りに何台も置いていた。 私と母の間にも扇風機があった。 仏壇の前には、おじいちゃんが好きだった

          初宴日(初盆)[霊子さんの心霊体験]

          女郎屋[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 私が子供のころ引っ越してきた町には、中心部に飲み屋街がある。どこの町にもあるだろう、居酒屋やスナックやバーなどが集まっている場所だ。その場所には、昔、道沿いに格子があるような女郎屋が集まっていたそうだ。ほとんどの店は、改築されて昔の面影はないと思うのだが、その飲み屋街の近くに親戚のおばさんがいてバーをやっている。そこから少し離れたおばさんの家には時々泊まりに行くことがあった。 私は子供だったが、そこのおばさんの知

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          回る首[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 -------------------------------- 子供のころから、おじいさんと住んでいたが、その家に日本人形が飾ってあった。 横にはフランス人形と羽子板もあった。 古い民家なので部屋はふすまのみで仕切られていて、それを開けると広い和室になる作りだった。 自分の部屋が欲しくなった私は、8畳の和室をもうことができた。 その部屋の隣はふすま越しに仏間につながっており、そこの床の間には日本人形があった。 そ

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          芸能人に憑く生霊[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 -------------------------------- 友達4人で東京へライブに出かけた。ホテルは別々の部屋を取っていた。 2デイズのライブだったので、3泊4日の予定だった。1日目と2日目はライブ、3日目は観光と言うスケジュールだった。 1日目はレイトライブで夜遅く、2日目はモーニングライブで朝早く見て、昼過ぎには終わっていた。 なのでホテルで着替えを済ませ、ご飯を食べに横浜の中華街へ繰り出した。 途中の

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          姫路城[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 ----------------------------------- お城が好きな私は、女友達5人で姫路城に観光に行った。 世界遺産の姫路城には、播州皿屋敷という伝説があり、お菊の井戸が見物コースになっている。これは江戸の番町皿屋敷の100年ほど前の話だそうだ。 姫路城について壮大なお城を見上げると、私には、うっすら昔の風情が見える。土の通路や痛んだ壁など。 イヤホンにガイダンスが流れるのだが、おどろおどろしい井

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          おじいちゃんちの座敷童[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 ----------------------------------- 私がまだ4歳くらいの頃、おじいちゃんちで暮らしていた。 とても古い、今で言えば古民家のような建物で、トイレやお風呂が離れになっており、納屋もあった。そこにはヤギがつながれていた。 夜、遅い時間になると、どこからともなく白い服を着た男の子と女の子がポンと現れ、キャキャキャと笑う。 その声は、私には、エコーをガンガンにかけたように響いて聞こえていた

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          韓国旅行[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 -------------------------------- 息子が小学2年生の時、韓国旅行に出かけた。 船で3時間ほどで到着の予定だが、出港して1時間ほどで娘二人が甲板に出たいと言い出した。 私は息子が膝で寝ていたので、パパが娘二人を連れて甲板に出た。 長女、次女、パパ、と連なって出て行ったが、最後に行ったパパの背中から煙が出ているように見えた。 下から上に出てまた下に戻っていた。一瞬だった。光の反射かと思っ

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          戻れない生霊[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 -------------------------------- 私と友達が、町のテラス席でビールを飲んでいたら、ふわーっと歩いていく若い男性の霊が見えた。 友達に話すと、お酒を飲んでいるから見えるんよね、と笑っていた。 その会話を聞いたのか、その霊がこちらに近づいてきた。 テラス席の柵を通り抜けてきて、私たちのテーブルに座った。4人掛けだったので、2席空いていたのだ。 私が「えっ」と言うと、友達が「どうしたの」と

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          家族に憑いた霊(その5)[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 このお話はシリーズ全5話です。最初のお話はこちら。 -------------------------------- 落ち着いたかと思っていたが、しばらくすると、もう一度家に来てほしいと連絡があった。「えー」と思ったが、N先輩が迎えに来てくれて一緒に行った。 すると、家には何も憑いていなかったが、唯一、お父さんに女の子がおんぶされている状態で憑いていた。 話を聞くと、お父さんが車に追突されたり、おばあちゃんが腰の

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          家族に憑いた霊(その4)[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 ----------------------------------- 私はお父さんの隣に乗り生霊を見ていた。他の人はもう一台に乗った。 その子の家の近くのコンビニに行き、どうしようかと話をしていると、その子がやってきて、店に入って行った。お父さんが「あの人、あの人。」と言うので、「とりあえずお父さんと私は恋人のふりをしましょう。」と言った。その子に新しい恋人ができたと思わせ、諦めさせようと思ったのだ。「お父さんは

          家族に憑いた霊(その4)[霊子さんの心霊体験]

          家族に憑いた霊(その3)[霊子さんの心霊体験]

          昔から霊が見えるという霊子さん(仮名)の心霊体験のお話です。 -------------------------------- さらに霊視をすると、2階のR子さんの部屋は隣が弟の部屋で納戸を挟んでいるようだった。 私の頭に、その納戸の絵が浮かんだ。なので、その納戸に何か居ると思った。 「2階の納戸に、」と言ったら弟さんが「え、なんでわかるの?」と言ったが、「黙って聞いて」と諭して、「2階の納戸にモップやほうきを立てていますよね。その中に長いものが落ちているんですよ。それが苦し

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