見出し画像

多様性のある社会では各々自分の人生の正解を決めなくてはならない

 家事、育児、お仕事お疲れ様です.菊地です.
   最近考えていることがあるので、つらつら述べさせていただきます.
 話半分に読んでいただければ幸いです.

 育休中の現在、授乳や皿洗いをしながら、YouTubeをラジオみたいに流すことが自分の中で流行っています.その中であるVTuberの切り抜き動画を見ましたが、その内容に結構、納得させられたので、記事にさせてください.

 かなえ先生というVTuberの方(元少年院の教官をされており、YouTubeで犯罪心理学を専門として配信されています)が以下のようにおっしゃられていました.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 完結に言うと「多様性を認める社会とは全員が生きづらい社会である.」
 曰く、「多様性を認めるということは、誰もが多数派になれない、なれないことを自認する社会」とのことでした.

 私はこれにハッとさせられました.
 これまでは「旦那は外に出て働く.奥さんは家を守る」という「これが当然だよね」という価値観があったので、何も考えなくても周りを見ておけば大体多数派になれました.(その反面苦しんだご家庭も多かったと思います)
 「みんな大学に行っているから、自分も大学へ行こう」「よくわからないけど、自分もそろそろ結婚しなきゃ」「とりあえず家庭を持ったから家を買わなくちゃ」こういったことも周りを見ながら決めれていました(結婚できる、家を持てるという余裕があったこともあるとは思います).

 これらのことは、多様な価値観・制度・生き方を認める社会になった結果、誰もが過半数になれない社会になりました.(言い換えると過半数であることが是とされない社会になったとも言える?)
 もちろん上記のような人生を進む人が比較的多いのかもしれませんが、過半数ではなくなったということがさまざまなところで出てきたと思っています.(「転職はメリットしかない」「起業が一番コスパいい」「車っていらないよね」「貯金より投資じゃない?」「ものを持たない者(ミニマリスト)が最も満たされている」「不動産って負動産でしょ」云々)

 一方で現在は多様性が認められた社会(になろうとしている)ため、人生の道標がはっきりしません.また、SNS等により様々な生き方が示されるため、心理的な安心感を持ちにくい社会となっています.「自分の生き方は正解なの?」「いましていることは将来を保証してくれるんだろうか」
 多様な生き方のせいで将来の安心は保証されません.みんな生き方が地に足ついておらずふわふわしているとのこと.(ここまで私見交えながらかなえ先生の動画の内容を抜粋させていただきました)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 私はこれは結婚・出産・育児等についても言えるのではないかと思っています.
 各家庭の都合も様々だと思います.男性より稼ぐ女性、女性よりも家事育児に前向きな男性、仕事より家庭を大事にしたい男性も増えてきていると思います.

 時間は全員平等なので、何に限られた時間を注ぎ込むか、そして何を成し遂げたいのか自分で考えて優先順位をつけた上で時間を配分するという判断する必要があると思います.

 多様性のある社会では、過去のように、男性は仕事を中心に、女性は家庭を中心にといった形以外の選択が認められてきています.
 そのような社会では各自が「どのような人生にしたいのか」「そのために何に時間と労力をどれくらい配分して日々を送る必要があるのか」判断する必要があると感じています.

 私の会社でも男性の長期育休(半年〜1年程度)が少しずつ増えてきました.育休取得者としては、そのような先輩がいることは自分の取得判断にプラスの影響を与えてくれました.

 最近は仕事復帰後のことをよく考えるようになりました.
 育児をしていて思うことは17時以降が非常に忙しいということです.
 保育園に行っていたらお迎えからご飯、お風呂、寝かしつけまで休みなくこなす必要があるでしょう.それを毎日です.
 それをワンオペで妻に投げたくないなぁと思う一方で、仕事は子供の出産前までは20時〜23時ごろまで残業することが通常で、そのような働き方ができなそうと感じています.

 家族の時間と自分のキャリアについて、優先順位をつけて考えていく時期になったことを実感しています.(育休復帰前に上司と復帰後のプランについて打ち合わせる必要があるので、それまでに何らかの回答を準備したいと思います)
 いずれにしろ、最も大事なのは妻、次に娘と考えているので、2人を泣かせるような判断はしたくないです.
 でも、時間がなくなる中で喧嘩も増えるんだろうなぁと思うこの頃でした笑
 
 つらつら思うところを書くだけとなってしまいましたが、ここまでお読みいただき誠にありがとうございました.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?