男性が「夫婦で一年間育休を取得する」と伝えた際に受けた質問

 こんばんは。
 今日も今日とて育児をしています。菊池です。
 妻が妊娠したことを周りの人々に伝えると、「育休取るの?どんぐらい休むの?」という質問をプライベートな人間から良く聞かれます。
 その際、「夫婦で一年取ります」と伝えると「一年!?」という驚きと共に以下のような質問を良く受けました。
 その際、私の方から伝えれたことは「産後妻は大変なんだ」「子供とも大事な時間を過ごしたい」ということをつらつら反論しましたが、その会話のあと如何とも言い難い悶々とした気持ちになることが多くありました。
 そこで、本日は、良く受けた質問と、今になって私の中で整理された回答・私見について、ストレス発散を兼ねて書いていきたいと思います。 
 なお、職場の管理職の方々は正式に「育休を一年いただきたいです」とご相談した際、(もちろん根回しはしましたが)快く受け入れていただき、非常に感謝しております。その方々から以下のような質問を受けたことはなく、むしろ、友人や先輩、親族などの方がそのような質問を多くされました。
※個人的なプンプンが溜まっているところもあるので、一応閲覧の際は心の持ちようをお気をつけください。
 
Q1 育休中何してるの?
A1 育児に決まっておる。なぜ女性が育休取ってもそのような質問しないのに、男性が育休を取った時にそんな質問をするんだい?(独身男性からではなく、既婚子供2人いる男性の友人からの質問?だったので、よりショックを受けました。。。)

Q2 妻とずっと一緒にいると喧嘩するよ?
A2 喧嘩するに決まっておろう。なぜ喧嘩することを避けようとするのか。喧嘩しっぱなしは悪いが、娘の子育て方針等々について意見の相違があるのは当然である。そういったことを一つ一つ議論する際に喧嘩もするであろう。当方は喧嘩上等である。(妻同意見。妻には大体勝てない。)
 大事なのは喧嘩後のリカバリーや議論の落とし所をしっかり作ることであり、翌日に喧嘩を引っ張らないことだと考えている。
 それとも君はあれかい?妻と喧嘩したくないのかい?それでは家庭内で発言が減りそうな気がする。また、ずっと一緒にいることになる老後が不安ではないのかい?

Q3 一年も休んでたらもう戻って来れないよ?
A3 女性も正社員の場合、女性はほぼ一年かそれ以上休んでいる。それでもしっかり帰ってきて、頑張って働いているよ。
 なんなら、一度仕事から離れ、再度しっかり働けるかの不安などを全て女性に押し付けるのかい?同じ立場になることで寄り添えることもあるんじゃない?
 また、ほんまにそうなんかな?そうならこの職場に未来はないのである。
 昨今、若年層支援をしたとて票田にもならないのに子育て支援に政策が少しずつ拡充されているのには、国家の維持繁栄に若年層が圧倒的に足りていないからだと思う。
 ただでさえ近年は人手不足で有効求人倍率も高く、労働市場は売り手市場となっている。これから団塊ジュニア世代の退職により人手不足がより深刻化することが想定されている中で、労働意欲があり、なおかつ未来の労働人口を生み出そうとしている人々を排除する会社は潰れていくであろう。
※売り手市場では、労働環境の悪い企業から良い企業へ人材が移動することで新たな成長産業が創出される。

Q4 2人も育児に必要なの?
A4 必要である。
 まず、新生児期(0〜3ヶ月)は授乳を3時間おきに行う必要があり、そのほかにグズグズ対応、寝かしつけ、おむつ交換、ワクチン接種のスケジューリング、自分の産後ケアなどしていたらあっという間に1日が終わる。そのほかに洗濯、掃除、買い出し、料理とすべて奥さん1人でやらせるのはあまりに酷である。というか産後の妻にもう少しゆとりを持って欲しい。
 そのような大変な時期であるからこそ、国も夫婦共に育休を取れる制度があると考えている。
 また、その後、首が座りだすとずり這いが始まるため、より目を離せなくなる(と思う)。
 仮に、2人とも育休を一年とる必要がなかったとしても、より短期間の場合、「◯ヶ月間取ることが最も効率的である」という知見を得れなかった。よって、夫の労働力について多少の社会的ロスが出たとしても、想定より大変かもしれない育児に少なくとも1年フルコミットすることが夫婦にとって良いと考えたため取得した。
※育休の期間や取り方について正解はないと感じています。私の周りでも(ずっと一緒だと喧嘩するから)夫婦別で一年ずつ取る、(旦那が稼ぎが多く、それが無くなるのは厳しため)妻だけ取る、旦那も2〜3月のみ取るなどの家庭もあり、各家庭の事情により正解はさまざまだと感じています。
 また、ワンオペで育児をされているお母さんについては、最大限のリスペクトを持っています。

 以上、周りからの質問について、私なりの率直の回答でした。
 実際、その場で質問されたら、こんなこと言えないと思いますが、心のうちをここで吐き出させていただきました。(笑)
 少しラディカルですが、読んでいただいて、「こんな意見もあるんだな」と「ふふっ」と笑って読んでいただければ幸いです。



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