最近の記事

三十過ぎたよ、モテ始めてよ

    • 掌は丸くなって

      買ったばかりの白いコートを目印にキミは私に話しかけてきた。 「ユカさんですか?初めましてリョウです。」 ゆっくりと笑うように話すキミだなと思った。 マッチングアプリというモノが普及した現代では 「初対面の人と待ち合わせをする」という少しだけ不思議な言葉が違和感なく色々な人に咀嚼されている気がする。 「そうです〜はじめまして〜」 これから食事をするためにする初対面の挨拶だから、少しだけ柔らかくそしてほのかに緊張を伝えるように挨拶する。 「メッセージで教えてくれた通り

      • 夜が襲ってくるから、まるで朝が救世主みたいじゃないか

        最近は夜のヤツが深夜の2時3時頃に襲ってくるんですよ。 「仕方なく目を覚ますと」とか言えたら受け入れる器が大きい大人なようで少しだけカッコイイ気もするのですが、実際は逆で、深夜に目を覚ました事できっと襲われていたんだと発覚するような恨みようのない気持ちで身体だけさっぱりとしている(そういえば昔、現国の先生がカラダと身体と書く奴はエロいなんて事を言っていたから「身体」と書いてカラダと読ませたくはないのだけれどもこの場合は身体が起こされたから仕方ない) 夜のヤツに起こされても

        • 【ネタバレ注意】世界から漫画が全て無くなっても3月のライオンだけは残っていてほしい

          3月のライオン最新16巻が発売になりました。 特典ペーパーがほしくて3駅先の本屋さんへ昼寝明けの身体を起こして電車で向かう。 休日の昼寝なんていう贅沢なものよりも、地元を出て駅前に向かうなんて選択を取らせたのは 今日発売の3月のライオンが僕の好きな漫画ランキング第一位の作品だから 駅前のビルに入っている書店はもはや漫画屋さんと言っても過言では無いような本屋さんで、平積みにされた3月のライオン達が特典のペーパー入りでお出迎えしている。 「特典入りじゃんラッキー」よりも確

        三十過ぎたよ、モテ始めてよ

        • 掌は丸くなって

        • 夜が襲ってくるから、まるで朝が救世主みたいじゃないか

        • 【ネタバレ注意】世界から漫画が全て無くなっても3月のライオンだけは残っていてほしい

          良い通訳と良いっつう奴

          【「惰眠を貪る」と世間では言うと思うんだけど、もうすこしサラっとした眠りを取りに行って、取られに行ってる】 下書きに残っていた謎の文章。 でも実は僕が書いた文章は僕の共感を掻っ攫っていってるんですよ。 そうして意味不明な文章と捉えられる事も、もはや理解していて。 僕は自分の共感と、意味不明の間を行ったり来たりして必死に通訳をしなければならないので文章を書くのは苦手です。 自分の想いを伝えるために言葉を尽くすことなんてみんなやっていることだよと言われてしまえばそれまでな

          良い通訳と良いっつう奴

          感情もキャラクターが支配してくればいいと

          虫歯って言葉やキャラクターを付けた人は天才だと思った。 虫歯という言葉が先行しているのか、バイ菌マンみたいなキャラクターが先行しているのか、 歯磨きをしないと虫歯が攻撃してくる様なイメージが未だに僕の中で確かな存在感を放っている。 赤ちゃんにチューすると虫歯がうつるなんて話を子供が出来たばかりの芸人さんがテレビの向こうで話している。 風邪がうつるとかの感染るが正しいのだろうけど、虫歯は移動するような、移る感覚をもってしまう。 だからなんだという訳ではないのだ。 言葉だ

          感情もキャラクターが支配してくればいいと

          オチつきました。大人になりました?

          言葉で伝える事がとても苦手なのです。 それは僕の特性にも関係するような話で訓練したら得意になるという訳ではない事を学んだ気がします。 僕は自分が特性も障害も何もない一般的な一人だと信じて疑わなかった高校時代には言葉で伝える事を克服したくて大学を小説家やライターを養成するような芸術大学に入学しました。 学生の頃に書いていた文章では暗い暗い根暗な文章で最後に空を見上げたり、窓の光に目をやったりと自然や天気に万事解決を求めて締めくくっていた。 僕は結婚してから文章やエッセイ

          オチつきました。大人になりました?

          順当に休職して、復職して。落ち着いて浮く方へ。

          僕は現在会社を休職中の28歳。 この度、6月1日から会社への復職が決まり、 2ヶ月半程度の休職期間に終止符を打たれる事となる。 ドトールをハシゴしたり、ミニクルーザーを買って遊んだりたり、カラオケにいったり、バスケの練習をしたり。鬼滅の刃や、呪術廻戦を読んだりと、大学生の様にしっかりとダラダラして過ごした。 僕は、今年に管理職になって。三日目に上司に教育の無い体制の変更、または段階を踏んでのやれる事をひとつずつ増やして 管理職を全うしないとパンクしてしまう旨を伝えたのだ

          順当に休職して、復職して。落ち着いて浮く方へ。

          免許を可視化してみたい

          免許や資格を履歴書などではなく、社員証みたいに首から下げて仕事をしたら、怒鳴ることも怒鳴られることをなくなるんじゃないかと考える今日。 まずは考えに至ったのには理由があって、僕は大学4年生の時に免許を取得し、妻は免許を持っていない夫婦です。 二人で知らないところでドライブへ行く時にはカーナビなんて入っていないもんだから妻に案内をお願いする。 最近わかったこととして、車線の概念が僕と嫁に差があるから、曲がって、曲がるようなクネクネとした道では車線変更できない黄色い車線境界

          免許を可視化してみたい

          未来の僕へ宛てたプレゼントが、1番嬉しい。

          今までもらったプレゼントの中で1番嬉しかったものは何ですか? 誰かにプレゼントを選ぶ時や、相手の人柄を探る際に使われる質問の1つだと思う。 ちなみに僕は、会社に入社するために辞めたバイト先で貰った衣類スチーマーと厚手のハンカチのセットが1番嬉しかった。 僕は大学を卒業する間際に父親がプチ失踪をしてバタバタとしていた。 就活の相談や卒業後の進路の相談、留年も視野に入れての卒業するかどうかの僕の相談希望なんてもちろん二の次になったし、見つかった父親を問い詰めたらなんかの事業

          未来の僕へ宛てたプレゼントが、1番嬉しい。

          選んだ道をたどっていくしか無い事は知っているんです。

          僕は会社を休職中の28歳社会人。 金銭的にも苦しくなってきたので6月での復帰を目指して本日、復職のための診断書を通院しているクリニックの先生にお願いして作成してもらった。 先生からは、一度お試し感覚でもいいから復職して、ダメならその時に考えたらいいとポンと背中を押してもらうような言葉をかけられて診断書をもらった。 会社に診断書を託したら夕方に今回の発端となった上司から 元気になったようで何よりだとの淡々とした電話が来た。 淡々とした電話を淡々をこなしていたら電話が終

          選んだ道をたどっていくしか無い事は知っているんです。

          困ったから溺れないほうへ

          「仕事をしている人はみんな少なからず溺れているよ」といったセリフを漫画の「サプリ」の中のひとコマで読んだ記憶がある。 仕事してる人はみんな自分以外の人の渦の中で自分を保とうとしているのかも知れない。 僕は大学を卒業してから引きこもりやニートといった時期を繰り返しながら今の歳まで過ごしてきた。 僕は軽度の発達の気があり、それをはっきりと自覚していない時にははっきりと溺れていた。 言わなくても空気を読めばわかるでしょが圧倒的に苦手なのである。 言っていない事。空気を読む

          困ったから溺れないほうへ

          第7世代は伊達じゃない。

          昨日バスケ用の靴が新しく欲しくなって、近くのアウトレットでカイリーのバッシュを手にとってみると、内側には1992の数字が刺繍してある 調べてみると1992年の3月にカイリーが生まれているらしい。 僕は1992年の12月生まれのためほぼ同世代。 20代後半ってあぶらが乗ってる人は本当に乗るんだなって思います。 全く同じ学年で言うと、タレントの指原莉乃、白石麻衣、本田翼、滝沢カレン、吉岡里帆、有村架純。男性だと、ローランド、霜降り明星、菅田将暉、King Gnu常田 大希

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          幸せをもう一つ欲しい日に

          僕は鬱で休職中の28歳。 出社することも難しいのに、引き篭もる元気もない。 空元気で外出していないと、 考えがぐるぐるとめぐる典型的な 数年前の僕に戻ってしまう。 平成の僕は自分のADHDという性質もわからずにただ生きづらさだけを感じて、それを言葉にして分かってるもらうことも難しくて半年ごとに社会人と引き篭もりを繰り返しているような状態であった。 僕はひきこもりと社会人を繰り返してなんとかこの年まで生活してきた。 そしたら令和になったら夫婦にもなれまして。 今

          幸せをもう一つ欲しい日に

          今後、恋人にフラれる事があるかもしれない人生。

          「彼氏と別れた笑」 ある朝起きて、LINEの通知が20件程溜まっていたため気になって見たら 彼氏と別れた報告から始まったグループLINEが盛り上がっていたらしい。 高校の3年間所属していた陸上部でのグループLINEは日付を跨ぐかどうかという時間まで報告と慰めが続いていた。 僕が家から一番近いという理由で選んだ高校の陸上部は、日本記録を樹立した事もある顧問の先生が指導し、全国大会にも出場する様な「普通」の強豪校だった。 陸上部は運動部の中でも特殊だと思うのは男子部、女

          今後、恋人にフラれる事があるかもしれない人生。

          1万5千円の頭に「たった」がついた日

          僕は子供の頃は老害でした。 そんな悪意に満ちあふれている言葉でまとめたくなるくらいに、僕は子供の頃には性格が捻じ曲がっていた。 裕福では無い自分の家庭が疎ましかったし、 誰かの努力不足とさえ思っていた。 僕は視力が悪くなり初めて眼鏡を買いに行った小学2年生の時には初めて1万円以上の買い物をする事におそれて眼鏡を選ぶのに1〜2時間は要して何の変哲もない青い子供用の眼鏡を買ってもらった。 問題なのは、家族の誰もが眼鏡を買う事を疎ましく思っていないのだ。 ぼくは申し訳なさそ

          1万5千円の頭に「たった」がついた日