【Vol.8】転職エージェントとの付き合い方『 最終面接終了~意思決定 』編
いくらでも情報がとれる時代。だけどあまりにも間違った情報・偏った情報が多い。正しく偏りがない情報は面白みがない、けどそんな面白みない情報を伝えていきたいと思います。転職エージェントとの付き合い方Vol.8の今回は『最終面接終了~意思決定』編をお届けします。
これまでお読みいただいた方は、心構え、予備知識、面接対応、そして意思決定までも完璧だとは思います。
なのでここまで完璧に対応してくれた方はおさらいするパートになります。
もしここまでのフェーズで十分でない方は是非参考にいただき、早急に準備をしてください。
転職活動の情報収集段階で、もし過去の記事を読んでない方は、読んだうえで戻ってきてください。
【Vol.3】転職エージェントとの付き合い方『 事前準備』編
でもお伝えしたのですが、
最終面接終了後は、ようやく終えた安堵感や達成感を感じることになると思います。
そして内定という連絡をもらえると、喜びはMaxになります。
ただ、内定を承諾するのか・しないのかの意思決定フェーズでは
・本当に正しい決断なのか
・本当に辞めてもいいのか
・今までお世話になったのに
などなどこれまでのプラスの感情とは打って変わって、「不安」が押し寄せてきます。
こういった感情のジェットコースターがやってこないように、Vol.1~Vol.7までの記事を書いていますが、やはり100%正しい意思決定はないということや、これまでお世話になった企業への義理などは、やはり湧き出てくるとは思います。
ただしVol.7でも記載しましたように、内定から意思決定までの期間は
「1週間」しかありません。悩んでいる時間はないのです。
意思決定タイミングで「覚悟感」を持てるのかどうかは、入社後以降の定着や活躍にも影響します。
是非「覚悟感」もった意思決定が出来るよう今回の記事を参考にしてください。
自己紹介
約10年のエージェント歴があります。詳細は以下の通りですので是非ご確認ください。
入社意思決定に関わる不明点を明らかにする
Vol.7で「入社条件を考える」で具体的な確認方法について書いています。
最終面接で確認すべきこと、最終面接後に転職エージェントに確認してもらうことを分けていただきましたが、仮に最終面接で聞くべき、入社の意思決定に関わる質問が聞けていないのであれば、これは早急に転職エージェントへ問い合わせてください。
多くの場合、転職エージェントから窓口人事を経由して最終面接官へ確認しますので時間を要す場合が多いです。
その他人事が回答できる内容についても、出来る限り早急に確認をしてください。
ここでの注意点は何から何まで聞くということではありません。
あくまで入社意思決定に関わる情報になります。
とは言え入社意思決定に関わらない不明点について確認してはいけないということはありません。
その場合は後々確認をするのか、入社意思決定とは関係ないがという前提条件をつけて、出来れば教えてほしいと内容で問い合わすことが良いかとは思います。
「後々確認をする」、「前提条件をつける」の理由ですが、これは相手(企業)に不必要な不安を与えないことが理由です。
仕事でも同じかとは思いますが、質問については相手の状況を鑑みながら厳選しながら行うと思います。
相手の状況も考えず、あなたの意図は伝えず、ただただ質問を送った場合あなたの仕事での評価は決して高くなることはないと思います。
転職活動でも同様で、ただただ質問を行ってくる人は企業から見ると
「本当に大丈夫か?」という不安になりますので、推奨をしております。
入社意思決定に関わる自分以外の人に早急に相談する
多くの場合は家族やパートナーかとは思います。中にはご両親という方もおられるかとは思います。
あなたの転職をするという決断に対して影響を与える方には早急に相談をしてください。
実は、この相談が出来ていないことが原因で、泣く泣く内定を辞退する方というのは少なからずおられます。
多くの方は配偶者やパートナーですが、配偶者のご両親の反対が理由で泣く泣く辞退をされた方もおられました。
そして反対をされる方の多くの場合は、内定条件に納得がいかないことが理由ではなく、「事前に相談がなかった」という感情的な問題が多いです。
よって内定条件が出る前、最終面接が終わったタイミングで
・何故入社したいのか
・何故転職なのか
・あなたが入社決定する条件はどう考えているのか
等の内容については、早急に話をしてみてください。
両親や、配偶者の両親に関しては、ここまでの細かい内容は必要ないことが多く、「転職をする」という筋を出来る限り早く通すことが重要です。
内定が出るまでは連絡するのは落ちた時、恥ずかしいという気持ちは分かるのですが、転職はあなただけの問題ではないので是非早めに行ってください。
もし、それでも恥ずかしいということであれば、内定が出たタイミングで内定が出たことは伝えずに、相談をすることが望ましいです。
客観的判断で決定する
意思決定する上での不明点がなくなり、そして周囲の理解を得られれば後は客観的に判断をするだけです。
重要なのは「客観的」です。
当たり前ですが、何一つ不満もない職場なんて存在はしません。
仮に超大手に入社ができて年収が100万円UPしても、そんなものは1年も経てば人間は慣れてしまいます。
良い面だけに目を向けて、すべてがハッピーという根拠のない期待は非常に危険です。
とは言え、無駄に不安になる必要もありません。
意思決定のタイミングでは多くの方は企業の口コミサイトなどを見るでしょう。
もちろん参考になることもあるとは思います、ただし口コミサイトを書く方ってどういう方でしょうか?
口コミサイトは、あなたが在籍企業情報を書けば他の企業の情報を見れる仕組みになっています。
つまり口コミサイトを書いている人は他の情報を見たい方になります。
つまり転職活動中の方や、現職に不満を持っている方が圧倒的に多いです。
つまりネット上に落ちている企業情報はマイナスのバイアスが大きくかかっている情報になります。
また仮に正しい情報であったとしても、その情報はあくまで「点」です。あなたが在籍する部門では大きく異なることも多いです。
こういった信憑性ない情報に驚させる必要もないです。
楽観的でもなく悲観的でもない、企業や転職エージェントから集めた事実をもとに客観的に判断をすることがとても重要です。
※転職エージェントへ、入社検討中企業でやめられた方の転職理由を聞くのは、口コミサイトの情報よりは参考になるのではと個人的には思います。もちろん、転職エージェントが正しい情報を出さない可能性もあるので、あくまで参考程度ではありますが。
最後に元エージェントから一言
(是非読んでください、良いこと書いてます)
最終的な意思決定で最も重要なのは「覚悟感」です。
先ほども書きましたが、何一つ不満もない企業なんて残念ながら存在をしません。
なので、見えない不確定な未来に期待することはとても危険です。
今見ているキラキラしている未来なんてすぐに慣れてしまいます。
なので、想定していない環境や困難に出くわす可能性もあるけど、
現職と比較をして客観的に優れていることがある、だから転職をするというスタンスがとても重要です。
こういった客観的判断は、困難にぶち当たっても想定の範囲内ですし、想定を超えるだけのメリットを感じて転職をしたという明確な理由があるので、転職先でも長続きすることが多いです。
一方で過剰な期待の転職は早期離職に繋がることも多いのも事実です。
是非参考にしてください。
もし現在転職準備中で読んでいただける方で、自身のありたい姿(ゴール)を鮮明に描けていない方がいれば、元転職エージェント兼コーチ兼キャリアコンサルタントとして、ライフプランも含めたありたい姿の言語化支援もしております。
現状受付もしていますので興味ある人は以下リンクより問い合わせください。(タイミングによりお断りさせていただくこともあること、事前にご了承お願いいたします。)
ではまた。
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