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労働の大半はタイミー化する

こんばんなまらステ💛🖤Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ⭐️

人事とか店長的な立場の人と若い人は大抵知ってるけど、そーじゃない人にはほとんど知られていないタイミー

自分が初めてその名を聞いたのは、昨年とあるイヴェントの仕事した時。

2日間のイヴェントだったのだけど、マネージャーの予測が甘過ぎて人がまったく足りず、明日はアルバイトを30人増やそうって話になった。

夜の段階でそんなのできるわけねーだろ、って思ったら、翌朝。

集まってきたスタッフの質は兎も角、人数はものの見事に集まってしまった。

なんでそんなことできたのか、って聞いてみたらタイミーを使ったと。

何だそれは、と思って調べたら、知れば知るほどすごいシステムだった。

勤務の日時、場所、内容、報酬額が明確に提示され、飲食店経験半年以上とか普通運転免許保持といった応募条件さえクリアしていればワーカーと企業がその場でマッチングされてしまう。

出退勤管理はQRコードを読み込めば終わりで、きちんと仕事をして遅刻・早退・残業が発生しない限りは、ワーカーはその場でギャラの振込申請が無料で行なえてしまう。

そしてこの度の銀行決済システム障害のようなことがない限りは即時振込。

残業が発生した場合は現場責任者の内容承認こそ必要になるけれど、1分単位で残業代がつく。

働く側からしてみたら夢のようなシステム‼️

昔からショットワークスとか似たようなものはあったけど、応募から採用決定までに時間がかかる上に落ちることも多く、ギャラもすぐには振り込まれない。

また、採用が決まっても、先にその会社に登録やら何らかが必要だったりとか、即払い申請のようなものをすれば、働いた側が手数料を支払うケースが多かった。

自分の学生の頃や、一度新卒コースを外れてフリーターしながら就活してた頃にタイミーがあったらどんなによかっただろう。

タイミーの創業者自身が既存のアルバイト環境に不満を感じていて、理想を具現化したという。

そして雇う側からしてもメリットが大きい。

シフトが足りていない時間帯だけ募集をかけられる、とか、求人広告や派遣会社とのやり取りと比較すれば手間が遥かに省ける、

といったこともあるけれど、

ことのほか大きいのは、タイミーは派遣業ではなく単なるマッチングサーヴィスなので、働いてもらったワーカーが良ければ直雇用スタッフにスカウトしていいということ。

ってことは一歩進めると、もう求人広告打ったり、派遣会社に人を集めてもらうこと自体やめたらいいんだよ。

タイミーの手数料はぶっちゃけ高い。

ギャラの3割と振込手数料220円が発生する。

例えば時給1,000円の5時間、交通費なしという案件があったとするなら、

タイミー使用企業はワーカーに5,000円、タイミーに1,720円(5,000円✖️30%=1,500円➕220円)、合計6,720円を即座に支払う。  

時給換算してみたら時給1,000円が妥当な仕事に1,344円支払うわけだからまあ高いよね。

昔は派遣会社に頼んでもこれくらいしたけど、今はマージン2割くらいじゃない❓

派遣会社は儲からない商売になってきているし、それと比較したらタイミーは強気。

でも雇う側の手間を考えると、決して高いとは思えない。

派遣会社のピンハネ批判をする人達がまさにそうだけど、採用コストがどんだけするのかまったく理解していないんだわ。

これは自分でスタッフを使ってみないとわからないことだけどね。

その場限りの関係ならまだ求人広告や派遣会社の方が安いかもしれないけど、直雇用のための採用となるとどうだろう。

まず王道といえる求人広告。

もちろん自分の店にポスターを貼るとか、SNS、ハローワークといった方法もあるけれど、

インターネットやフリーペーパーなどの媒体を使えば当然金がかかる。

また、面接や登録会という作業も非常に面倒だし、それすらも集まらなかったり、面接や登録会をすっぽかされるケースが増えている。

ハローワークだと失業手当をもらうためだけに面接に来るケースもあり、企業側はこんなことに時間を空費させられるのはたまったもんじゃない。

求人広告は確度も効率も悪いといっていいんじゃないだろうか。

では派遣会社経由の採用というと、紹介予定派遣か通常の派遣から引き抜くか、といったかたちで細かい話はあるけど、

ひとまず引き抜きは有償ないし派遣会社との調整がめちゃくちゃ面倒。

派遣スタッフは派遣会社の商品なんだから当然。

ちなみに派遣会社に黙って引き抜きを繰り返すような企業はすぐに派遣業界そのものからブラックリストに載ることになる。

仁義を通せない会社は困った時にどこも助けてくれなくなる。

ただ、派遣会社経由だとお金をかけた分だけ必ずスタッフを使えるメリットはとても大きい。

タイミーはまず働いてもらって、欲しいと思ったワーカーに自由に声をかけれるんだから、求人広告や派遣会社よりずーっといい。

一度働いているんだからミスマッチも起こりづらいし。

まともに考えれば、もう求人広告や派遣会社に頼ること自体しないでしょ。

つまりアルバイト向け求人媒体やスポット派遣の会社は滅びるとすら思う。

ただしタイミーからの引き抜きには企業側の覚悟もいる。

それはギャラの支払いをタイミー同様即払いにする必要がある。また、働き方も自由にして、最低30分とかから働けるようにしなければいけない。

そーでないと時給が多少上がっても働く側からするとメリットを感じない。

タイミー的な働き方とはそーゆーことなんだ。

それをしてしまえば、他の従業員も一律そーしなければいけなくなる。

企業にとっては相当な覚悟が必要。

結局、月給を翌月25日に支払う、つまり最大で76日間も労働者からお金を借りるということ自体が、もう前時代的なことなんだよ。

アルバイトがそーなれば正社員もそーなる。

社保とかどーすんのって話にはなるけど。

公務員と大企業、それにアーティストやアスリートのようなスペシャリスト以外、雇われる仕事は全部タイミー化すると言っていい。

はっきり言って今タイミーを知らないのは、人を集められないと言っているようなもの。

そー考えると、さも今世紀初頭のスポット派遣で食い繋ぐネットカフェ難民の構図でタイミーを底辺システムのように描く東洋経済オンラインは、時代についていけていない。

現時点ではタイミーは本業にできないシステムだし。

でも必ずタイミーの未来性は本業をも揺るがすはず。

そこに気がついてる企業が先へ進めるし、企業相手にタイミーコンサルタントとかやったら儲かるかなー、なんて思い始めている。

タイミーコンサルタントの仕事はふたつ。

①タイミーの有効な使い方の助言
②自社の働き方をタイミー化する助言

ご依頼を心からお待ちしてまぁす💕

それじゃあバイバイなまらステ💛🖤厚沢部煮切でしたっ✨

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